ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (8)

2006-07-25 01:02:04 | ハリポタ1巻
Chapter 6: The Journey from Platform Nine and Three-quarters (2)
ここでいよいよハリーの親友達の登場です。
まずはロン,モリー母さんからキツク言われたにも関わらず,彼はハリーのおでこの傷について質問しちゃうんですねぇ。(笑) でもハリーもお返しに,魔法使いの家族に興味津々。へぇ~,ロンて最初チャーリーのお古の杖を持ってたんだ。オリバンダーさんが「杖が魔法使いを選ぶ」って言っていたのに,彼はちゃんと正しい杖を与えられてなかったのね。でも芯はユニコーンでした。彼が後で自分のを買ってもらった時も結局ユニコーンでしたね。

以前はバーティ・ボッツも蛙チョコレートもあまり楽しむ余裕がありませんでしたが,今回はしっかり楽しませて頂きましたよ。(笑)

ここでふと気付いたのですが,ハリーって11才とは思えないほど大人っぽい口のきき方をするんですね。実はここら辺で,ロンはもちろん(笑),ネビルももちろん(笑),何とハーマイオニーよりドラコより,1番大人びた喋り方をしているように思えます。しかも他の誰よりも他人によく気を遣っています。甘える事を全く許されない環境が彼を大人びた少年にしてしまったのでしょうか? ローリングさんもホントよく考えてセリフ付けてますね。

ハーマイオニーは,ハリー達の友達になってからはあんなにいい子なのに,この時は,ホントー鼻持ちならないヤツ,ですね。(笑) でもハーちゃんは,ちゃんと最初からグリフィンドールを狙ってます。そうそう,今にして思えば,ハリーはジニーに対しては何気に印象深げだったのに,ハーマイオニーに対しては,まあ,普通ですね。で,ロンのハーに対する第1印象は,同級生にはなりたくない(爆)。

クラッブとゴイルを引き連れてやってきたドラコ。やっぱしあの時ハリー・ポッターだと気付いてなかったんだ。ドラコ達がなかなか出て行かなかった理由がお菓子だったというのが笑えます。ゴイルに噛み付くスキャバース。そう言えばスキャバースのシーンが何気に多く,なるほどやっぱり重要登場人物なんですね。

‥という事で,ここまでの間に,シリーズ全体の重要登場人物が,スネイプ先生を除き,ほぼ全員揃ったという事ですね。紹介の仕方に全然無駄がないし,その場にいないシリウス・ブラックとピーター・ペティグリュー(いやその場にいますけど(笑))もちゃんと登場させている所もすごいですね。


HoME8 2-VIII:Kirith Ungol (3)

2006-07-25 00:04:16 | Tolkien・HoME
ここで全く異なるバージョンの登場。

「オーク達がゴラムを捕まえる。フロドを蜘蛛が縛り上げるという計画はボツ?」

???(汗)‥とりあえず,追ってみます。

<下書き>
オークの笑い声,ゴラムが彼らをリードしてくる。サムは必死にフロドの首から指輪を取る。彼はそれを鎖からはずす事ができなかったので,自分の首に下げる。まるで重い石がのしかかったかのようにつまずく。そこへオークが。サムは急いで指輪をはめる。

フロド叫ぶ。サムの望みは,フロドを埋めておきたかった。彼はフロドが運び去られるのを見ようとしない。ゴラムに手が届けば,と,思う。
</下書き>

あれ~? サムは鎖を取る事はできなかったから首から下げたって言って直後に「はめた」んですか? それにフロドが叫んだ? フロドの叫びについては,クリストファーさんもよくわからないようです,おそらく,オーク達がフロドが目覚めたのに気付き,続いて驚いた?フロドが叫び声を上げたという事のようです。また,サムの本当の望みは,指輪を隠す事ではなく,愛しい主人をオークや死肉を漁る鳥達の餌食にしたくないので,ずっと傍にいたいという事,及び,ゴラムに復讐する事だと,補足しています。(正式版を読むと,それはわかりますね。)

次のバージョン。

<下書き>
サム,一晩中フロドの傍らに座る。玻璃瓶を掲げ,エルフのような美しい顔を拝む。何をしていいかわからず,フロドの腕とミスリルをたたみ,玻璃瓶とつらぬき丸を持つ。

やるべき事をやろうと思うがなかなか動けない。崖から飛び降りて死ぬか? しかし何かをした方がよいだろう。Cracks of Doom? 指輪をまるで泥棒のように奪った。この先を行くしかない。しかしフロドから離れられない。戻って死ぬまで彼の傍に横たわるか。その時ゴラムが来て「足でちょんちょん(paw(笑))」しているのを見る。サムは急いで戻ろうとするが,オーク達が来る,ゴラムは逃げる。オーク達はフロドを抱えて立ち去る。彼らの後を追う。サムは指輪をはめる。力が沸いて来たような気がする。重い。彼の目には岩の割れ目の蜘蛛達まではっきり見える。オークの言葉もわかる。ただし勇気は沸いて来なかったが。
</下書き>

ここで,この頃の話の筋がまとめてあります。

― 彼らはトンネルに入る。フロド,蜘蛛の巣をつらぬき丸でカットしながら進む。
― トンネルの最後に階段。蜘蛛についての記述。ゴラムは彼らを知っている。
― 頂上で塔を見る。ゴラム消える。
― サム,蜘蛛を発見,フロドに知らせるがその時ゴラムに捕まる。
― サム,フロドが死んだ?と思う。つらぬき丸で蜘蛛を追い払う。
― サムは自分が指輪を取ってフロドの仕事を続けるべきと決心。
― サム,立ち去り難く戻ってみるとゴラム。オークが来てりゴラムは逃げる。
― オークがフロドを連れ去る。
― サム,指輪をはめて彼らを追う。

この時点ではまだ蜘蛛は複数ですね。
最初の頃は,ゴラムがオークを案内する事になっていますが,次第にこのアイディアが変わって参ります。

6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (7)

2006-07-23 22:29:20 | ハリポタ1巻
Chapter 6: The Journey from Platform Nine and Three-quarters (1)
主要登場人物の初登場のさせ方もなかなか面白いですね。とりあえず,今までの分をまとめると,ダーズリー一家,ダンブルドア先生,マクゴナゴル先生,ハグリッド。そしてハグリッドのセリフの中だけですがシリウス・ブラック。そして,ドラコ・マルフォイ。

最初の頃に名前が登場した人の中に,亡くなった人や危機一髪の目に遭った人が集中していますので,7巻で誰かが‥という噂には,この辺りに登場した人の名前が出てくる事が多いんですよね。(汗)

‥さて,いよいよハリーはダーズリーさんの家から,車で送ってもらってキングスクロス駅へ。ここでちょっとあれ?と思ったのは,ペチュニア叔母さん,1度もリリーを見送りに行った事なかったのでしょうか? ホグワーツ特急の来るプラットフォームを知らなそう。それとも意地悪して知らないフリをしていたのでしょうか?

でもハリーは,今度は1番嬉しい主要登場人物の皆さんに出会いますね。親切に目的のプラットフォームへの入り方を教えてくれたのは,ウィーズリーの5人の子供を引き連れたモリー母さん。そしてハリーが荷物を引き上げるのを手伝ってくれるフレッドとジョージ。モリー母さんはホントいい人で,ハリーに興味津々の子供達をうまく抑えてますね。パーシーはここで早くも級長バッジを見せびらかし。彼はきっと成績も性格も級長に相応しい子だから,わざわざ見せびらかさなくても,皆知っているだろうと思いますけどねえ。

1人まだ入学できなくて兄達を見送ってホームを走ってくるジニーの姿を目に焼き付けているハリーが‥‥,今見ると思わずニヤニヤです。やがて列車はカーブを曲がって,母さんとジニーの姿が見えなくなりました。


今頃ハウル観ました

2006-07-23 11:31:03 | 映画
今頃テレビで初めてハウルの動く城を観ました。いろいろ噂は聞いていたが,結論から言って,

私はとても気に入りましたよ。

ジブリは,ナウシカ,トトロ,魔女の宅急便までは好きでしたが,紅の豚から苦手になり,もののけ姫も,千と千尋も,あんまり好きでなかったんですよね。ハウルは随分賛否両論あったようですが,久しぶりに気に入ったジブリ映画でした。なんか初期の時代に戻ったようで,とても新鮮でした。なんだ,それなら公開当時に映画館に行けばよかったかも。(1年半以上経っていたんですね(笑))

実は原作を原書で2回チャレンジしたのですが,中途半端に放り出したまんま,だったんですよね。原作を放り出していた理由は,実は原作が読みにくくて,あまり好きじゃなかった(汗)からだったりとかするのですが。。。。2回目に止まったのは,ちょうどソフィーがお母さん役をする直前で,原作と映画が同じではないとはいえ,その後は面白い展開が待っていたようで,‥もったいない。(笑)

一応原作を読んでいた部分については,一部,読んだ通りのイメージの所もありましたが,あれ~?こんな時代設定だっけ? 戦争なんかあったっけ?,ハウルの城の描き方も,思っていたのとは違うイメージで,カブも原作のような不気味さが全然ないし,あれれ??な設定もたくさんありましたよね。また,所々,とてもジブリだな~という所(飛行機の描き方がナウシカを思い出す,城のバルコニーがラピュタを思い出す‥など)もたくさんあって,この人達はどんな原作でもジブリにしちゃうんだなあと思って,笑っちゃった所もありました。

でも,カルシファーがとてもかわいいし,マルクル君(原作より随分若い)の変装がドワーフに変装しているように見えて仕方がなくて(笑)なかなかツボでした。ヒンもかわいいですねぇ~。階段を登れなくてうろうろしている所など特に。。ソフィーは,いつものジブリのヒロインとは違って子供ではない,という所がまた新鮮でよかったです。(最後ジブリヒロインっぽい顔になってしまった時にやや違和感を感じてしまいましたが‥(汗))ハウルを思いっきり少女漫画チックに描いた所もよかったですね。

どうして最近のジブリ映画が苦手になっていたのかちょっと考えてみましたが,紅の豚が苦手だったのは,豚でも空を飛べるんだ,カッコいいんだ,というテーマが,どうも私には,受け入れ難かったんですね。(汗) いや「見た目がカッコよくなくてもカッコいい人」はいくらでもいるのですが,‥何もわざわざ豚にしなくたっていいじゃん!と反発してしまいました。それ以降,ジブリ映画はピンと来なくて,あんまり好きではありませんでした。ハウルはそのもやもやを久しぶりに払拭してくれたなあと思います。

‥という所で,次の映画です。これもまた既に試写会を観た人からいろいろ言われていますが,まずこれはお父さんの宮崎駿さんでなくて息子の吾朗さんが描いたもので,そこでまず違うと思っていなくてはならないですが,こういうファンタジー系映画は,いつもYahooレビュー等と私の感覚は完全に食い違っていましたし,逆に期待度が盛り上がって参りましたよ。

6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (6)

2006-07-23 00:16:17 | ハリポタ1巻
いや~,ホントに面白い本ですね~。売り出し当時,あっという間に受け入れられたのがわかりますっ。あんまり面白いんで,あっという間に40ページ近く読んでしまいました。(笑)

Chapter 4: The Keeper of the Keys (2)
当時の優れた魔法使いで,ヴォルデモートに殺された人達の中に,この時既に5巻に名前の出てくるPrewettさんが入っていましたね。
ハリーを何とか引き止めようとするバーノン叔父さん,勇敢です。(笑) ダーズリー家の人達はいい人だと言っていた人がいましたが,確かに,見方をちょっと変えると,いい人達かもしれません。

Chapter 5: Diagon Alley
ハグリッドに新聞を届けに来た梟がかわいいです。でも,自分の口ばしで新聞を持ち,足についた集金袋にそんなにたくさんお金は入りそうにありません。1羽につき1人に配達するのかな? 意外と効率悪いかも。

ハグリッドは自分でもドラゴンが欲しいって言ってますね。1巻はあまり伏線を見た事がないっていうか,読んだ当時そんな英語力ありませんでしたが,全然気付きませんでした。

もれ鍋にはハリーに驚き握手を求める魔法使いがびっしり。数年後にハリーが魔法省に疎んじられ,皆に避けられる時代がありますが,その時この人達はどうしたのでしょうね?  ヴォルデモートは本当はリリーやジェームズを仲間に入れたかったんでないの?という話がありましたね。今それを読むと,ふ~んなるほど,です。

ダイアゴン横丁にはいろいろな物があったし,ここで重要登場人物との出会いもありますが,まず先立つもの,グリンゴッツ銀行。ゴブリンの動作(長い指で魔法を使う)が,ドビーにそっくり。どこかにドビー達屋敷しもべ妖精は,ゴブリンの仲間だと書いてありましたが,グリンゴッツ銀行を経営する誇り高い種族の仲間なのに,どうして人の僕として働く事に生きがいを感じてしまう事になったのやら。。。。

この後ハリーは,生涯の敵になるのか,それとも最後は友になるのか,ドラコ・マルフォイとご対面。ドラコは,魔法使いでハリーに出会った人の中では珍しく,ハリーを認識しませんね。いや,よく考えてみると,ホントに珍しいですね。ハリーを見てなかったのでしょうか? それとも気付いたけどプライドが高過ぎて気付かないフリ?

オリバンダーさんは,確認もなしにいきなりハリーを認識。杖を勧めるのにいろいろな所を測るんですね。腕の長さ,肘から先の長さはもちろん,脇の下から地面まで。。? そんな所測ったって,子供だから身長伸びると思いますが‥‥。ダンブルドア先生やスネイプ先生並みの洞察力を誇るオリバンダーさんて,Occlumencyマスターなのでしょうか?

最後ハグリッドはあっという間に消えたそうですが,3年で退学になった彼に姿くらましできるとは思えません。本当はどうやって消えたのでしょうか?


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (5)

2006-07-21 00:39:22 | ハリポタ1巻
Chapter 3: The Letters from No One (2)
ハリーに手紙を受け取らせない為に家族全員を連れて車で逃げ回るバーノン叔父さん,もしホグワーツからの手紙をハリーに届く前に先生方が諦めてしまったら,この後彼はどういう風に育ったのでしょうね? 象さんの皮のような制服を着てずっとStonewall Highに通っていたのでしょうか?(汗)
世の中にはハリーのこの年の誕生日が何曜日だからこれはいつの出来事なのかと計算しようと試みた人がいたようですが,私は以前読んだ時はそこまで味わう余裕はありませんでしたよ。(汗)

Chapter 4: The Keeper of the Keys (1)
いよいよハグリッドとのご対面。初めてこの本を読んだのは5年位前ですが,当時私はこの辺りもまだちゃんと読めてなかったので,細かい事をよく覚えていませんでした。映画ではハグリッドは最初一瞬ダドリーをハリーと見間違えていましたが,原作ではお父さんにそっくりで目がお母さんにそっくりなハリーを見間違える事はありませんでした。(そりゃそーだね)

ここでまたまた1つ,(私にとっては)お宝情報をゲット。「ハリーに何も教えなかったのか?!」とダーズリー一家を怒鳴るハグリッドに,ハリー密かに,学校の成績は悪くなかったよ,と思ってます。あ~,なるほど,どうりで。彼は5年後,W.O.M.B.A.T.じゃなかった,O.W.L.で,DADAは別としても,他の科目もかなりいい成績を取れたってわけですね。

ハグリッドの,リリーやジェームズに対する思い入れの深さはかなり印象的ですね。相当仲がよかった感じ。まるで後のハリー,ロン,ハーマイオニーと彼との仲のよう。一方それに対して,彼はジェームズの親友だったはずのシリウスとは,1章では「Young Sirius Black」ほれ,あの若いシリウス・ブラックがって感じの言い方をしたり,それほど仲がよくなさそう。ハグリッドにとって,リリーとジェームズがそんなに特別だったのって,何か理由があるのでしょうか? 7巻で語られるのでしょうか?


HoME8 2-VIII:Kirith Ungol (2)

2006-07-21 00:12:53 | Tolkien・HoME
お父さんはここでまた新しいスケッチを書きます。
<下書き>
ゴラムはまた先頭に立ちます。あの道じゃない,しかしその声は涙か口笛のように聞こえました。彼らはゴラムについて道を離れ,谷の北側の暗がりに向かって登っていきます。下の町からは目をそらし,しかし振り返りながら進みます。

登るうちに少し楽になってきました。しかしやがて彼らは山の肩の狭い場所でそれ以上勧めなくなります。

燐光のような光を発する物が突然飛び上がり,雷鳴が。(その後,解読不能)。。。何やら甲高い叫び声,そしてモルグルの兵士達の進軍。
</下書き>

ここから全く新しいキリス・ウンゴルの物語が始まるそうです。(すごい勢いで書かれているそーな)

<下書き>
長い黒の列。黒の乗り手が先頭に。フロドは指輪をはめたい衝動にかられるが,彼らは行ってしまう。嵐が起きる。オスギリアスへ向かい川を渡るだろう。ファラミアは? 彼らをやっつけるのか?
(長い登り,フロド,玻璃瓶を使う)
トンネルへ。半分ほどで蜘蛛の巣。ゴラムはこれについて説明しない。フロド,つらぬき丸で道を切り開く。サムも協力。反対側に出て,苦労の末階段を見つける。谷はもう見えない。階段はどんどん登る。
ゴラム,尻込み。彼らは疑い始める。蜘蛛について書く? べレンがドリアスで戦っていた頃から,蜘蛛形の巨大生物が生きていた。彼らは巣を張って,待ち伏せしていた。闇の森の黒い生物より怖い生物だ。ゴラムは彼らを知っていて自分の為に使おうとしていた。
彼らはようやく上に着く。まだ怖い者に睨まれている幹事。広大な暗がりに続く道が見える,上方に小さな塔。(キリス・ウンゴルの塔)
何の塔かと思うフロド。ゴラム,抜け駆け。フロドは恐怖で一杯になる。しかしサムは,思ったより遠くに参りましただ,早く行って終わらせましょう,と言う。

彼らが進みだすと,サムが何かに捕まる。彼は怒って振り切り,フロドに向かって叫ぶ。しかし彼は彼を捕まえた大きな蜘蛛を見る。急いで向かうと蜘蛛は逃げる。割れ目からたくさん-が出てくるが,皆急いでいて彼に気付かない。
</下書き>

ここで,蜘蛛が襲ったのはフロドなのかサムなのか。(どちらとも取れるように書いてあります)フロドのように見えますが,クリストファーさんは最初のこの原稿に限っては,あえてサムではないかと言います。

また次の下書きへ。

<下書き>
サムは蜘蛛達が割れ目から出てくるのを見る。フロドに言おうとしたが,彼はいない。その時後ろから捕まる。ゴラムだ。ゴラムはサムの剣を取ろうとする。サムは棒を取り出し,ゴラムを殴る。ゴラムは逃げる。サム逃げ際にもう一打ち。フロドを捜す。しかし,遅かった。大きな蜘蛛達が取り巻いている。サムは剣を振りかざすが無視される。(わ,笑ってもいいですか‥)すると,彼はフロドの手元につらぬき丸を見る。(傍で2~3匹死んでいる) サムは,蜘蛛達をつらぬき丸で追い払う。フロドは死んだようだ。蜘蛛達に刺されたのだ。サム,玻璃瓶を使う。ガラドリエルの鏡を思い出す。しかし,何をしてもだめ。ゴラムへの怒り爆発のサム。長い間,座り尽くす。
サムは,以前,やる事がごぜえますだ,と言ったのを思い出す。玻璃瓶とつらぬき丸を持ってベルトを締め,「2本刃のサムだ。(Sam the two-sworded)」と宣言。強くなる事,復讐する事を誓う。彼は死に向かって突き進み,バラド=ドゥアの目に突っ込む事を決意する。
</下書き>

以前の下書きでもそうだったのですが,蜘蛛は複数なんですね。ビルボが闇の森で複数の蜘蛛を相手にしたので,まあ,それが自然な流れだったのでしょうね。

6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (4)

2006-07-19 23:50:22 | ハリポタ1巻
‥と言っても,今日はあまり,6巻までは範囲が広がりませんでしたが。。

Chapter 3: The Letters from No One (1)
ダドリーの行く学校Smeltingsには,「溶解する、精練する」という意味があります。ハリーが最初に行く予定だった学校は,Stonewall High。「妨害する,遅延工作をする,返答をしない」。。。すごい名前の学校を揃えたもんだ。(爆)

ハリーは運動神経は言うまでもなく,この頃から既に口先でもダドリーに勝っておりますね。性格悪いって言うか,イギリスではそれ位が普通なのかな。(笑)

Smeltingsの制服は,日本人のセンスからはどう考えてもかっちょ悪い,いやかっちょ悪いは通り越して恥かしい(爆)。イギリス人から見るとどうなんでしょ? 栗色の燕尾ジャケットにオレンジのニッカズボンにかんかん帽? ‥もっとも,イギリス人は金髪や赤毛の人が多いから,これでもダドリー以外の子が着たら結構かっちょいいのかもしれません。さらに,人を叩く為の杖。じじ臭!

‥しかし,いよいよハリーに運命の手紙がやってきます。「ダドリーに取りに行かせてよ。」ハリーはバーノン叔父さんに堂々と口答えするんですね。3巻5巻辺りで爆発したのかなあと思っていたら,1巻からもうこんな事言ってます。ひどい扱いは受けていても,彼は全然負けてなく,自分の意思はしっかり持っていて,卑屈になってないんですね。

「a coat of arms」?(何かヘンな物を想像した私(爆))辞書を引いたら,紋章の事でした。この辺りの細かい描写に感心。「手紙爆弾でも来たか?」と自分で自分の冗談にウケる叔父さん,とか。

ダドリー,手紙が見たくて,親父の頭を杖でコツコツ。(笑)
これ以降,驚異の手紙争奪戦が繰り広げられるわけです。

それにしても,ネイティブの人はどう感じているかわかりませんが,私にとっては誰よりも読み易い文章です。(って,比べてる相手はトールキン親子,C.S.ルイス,ル・グインじゃん(笑))テンポもいいし,読みながらメモを取るのも億劫になる位(笑),癖になる文章ですねっ。ローリングさんは,年齢的には,作家としてこれからピークを迎える所ですから,ポタ以降の小説もますます楽しみです。


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (3)

2006-07-19 02:12:59 | ハリポタ1巻
Chapter 2: The Vanishing Glass
ここは今まで真面目に読んだ事のない章です。

あれから10年後,暖炉の写真がいろいろな色のボンネットを被ったピンクのビーチボールから,パパと一緒にパソコンをしているダドリー,自転車に乗っているダドリー等に代わった以外は何も変ってないプリベット通りです。

‥ピンクのビーチボールね~。(^o^)(^o^)(^o^)
さらに,ズラ被ったブタ(A pig in a Wig. by Harry)日本語でも語呂がよいようで。(爆)

ミセス・フィッグの家はキャベツ臭くて,ハリーが訪ねた時はいつもネコの写真ばかり見せられていたんですね。Mr. Tibblesはこの頃からいるんですね。もう相当なおじいさんネコだな。(笑)

この辺りは特筆する事はないのかなあと,一瞬思いかけましたが,6巻既読としては,忘れてはいけない,非常に重要な事がありました。ハリーと,例のあの人の,幼少時代の違いです。同じように生みの親に育ててもらえなかった2人ですが,ハリーはいじめられるからと言って人を恨んだりしません。自分が不思議な力を持っているのはうすうすわかっていても,それを利用して人を陥れよう等とは思いません。一方,「彼」はダンブルドア先生が会いに来た時,既に自分の力を利用して人を陥れる事を覚えていましたね。

ハリーはほんの1年だけ本当の両親に育てられました。ダーズリー家の人達からはヒドイ扱いを受けてはいますが,ペチュニア叔母さんはごくたまにほんの僅かだけ愛情を見せてくれます。ここら辺りが「彼」との違いでしょうか。ダンブルドア先生も,ハリーに「彼」と同じ轍を踏ませないよう,血の繋がった肉親に育てさせたような気配もあります。ただ,それだからハリーはまともになった,と結論付けては「彼」もかわいそう。なんとかしてあげたいですね。

動物園で蛇を話をするハリー。パーセルタングは重要なアイテムですが,2巻と6巻では役立ちましたね。ナギニが分霊箱の1つである事から,7巻でも役立つかもしれません。


HoME8 2-VIII:Kirith Ungol (1)

2006-07-19 00:20:04 | Tolkien・HoME
クリストファーさんは,この章は,TTTの最後の3つの章,The Stairs of Kirith Ungol,Shelob's Lair,The Choices of Master Samwiseをいっしょにまとめて書くそうです。

えーと,次の分は解釈に苦労しましたが,どうやら,お父さんはキリス・ウンゴルの塔にサムが入った所で,またしばらく筆を休めてしまい,またクリストファーさんが1945年にイギリスに帰還(よかったですねぇ,戦争で怪我しなくて。。)して,コンスタントな文通もそこで途絶えてしまったとの事。

しかしまあとりあえず,まだ1944年,お父さんの執筆活動は続いております。

1944年5月12日,ミナス・モルグルが見える所まで来た(げっ,ついこの間ファラミアを登場させたばっかりで。。早い),
5月21日,ようやくフロドがモルドールの端で捕まる所にきた。Shelob(She(彼女)+lob(蜘蛛))は,いい名前だと思うか?
(この名前の由来だと,シーロブと発音しなくてはならなそうです。英語はそうなっていますが,翻訳版はシェロブですね)
5月22日,昨日はめちゃめちゃ寒かった。一生懸命書いた。とても疲れるがね。特にクライマックスが近づくにつれ,ピッチを上げなくてはならないが,いろいろ小さな問題が出てきて難しい。何度も書いたり破いたりを繰り返したが,ようやく報いが来た。C.S.L.とC.W.がいい出来だと言ってくれたよ。ゴラムはますます興味をそそるキャラクタだ。

5月31日,残りは指輪をどのように適切に落ち着かせるか。最後の2つの章をC.S.L.とC.W.に読み聞かせた。

クリストファーさんによると,確かに要素はたくさんあり,ここのまとめは相当大変だっただろうとの事。高い山を登る事,蜘蛛の住処,トンネルの蜘蛛の巣,ガラドリエルの玻璃瓶,ゴラムの不可解な行動と裏切り,蜘蛛の攻撃,塔のガード,オーク達。。。しかし,トールキンさんは既に詳細な下書きを書いています。7巻VII章,The Story Foreseen From Lorienの文,本では再登場ですが,こちらではここここを復習してみましょう。

Run!Run!Run!