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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone おまけ

2006-08-30 23:27:56 | ハリポタ1巻
ハリーが生まれた前後の年表を作ってみました。

1970年代 ヴォ卿校長室を訪問。以降DADAは毎年交代(*1)
1977/6 ジェームズ,リリー,シリウス,リーマス,ピーター,スネイプ,エイブリー等卒
1977-1979頃 スネイプ,エイブリー等同級生で大量にDE加入
1978-1979頃 ジェームズ,リリー結婚
1979/7-8 ホッグス・ヘッドでトレローニーの予言。(*2) スネイプ立ち聞き
1979/9 トレローニー,ホグワーツに赴任(*3)
1979/9 ハーマイオニー,誕生
1980年前後 レグルス卒,DE加入,殺害(*4)
1980年前後 クラウチ Jr.卒,DE加入(*5)
1979-1995 洞窟の分霊箱盗まれる(*6)
1980/3 ロン誕生
1980/6 ドラコ誕生
1980/7 ネビル,ハリー誕生
1980-1981 ベラトリックス,クラウチ Jr.他,ロングボトム家襲撃
1981/9 スネイプ,ホグワーツに赴任(前任者はナメちゃん?)(*7)
1981/10 シリウス,秘密の守人をピーターへ
1981/10 ヴォ卿,ポッター夫妻殺害,ヴォ卿瀕死
1981/10 ハリー,ダーズリー家へ
1981/11 シリウス,アズカバンへ
1981暮頃? ベラトリックス,クラウチ Jr.他,アズカバンへ (*8)
1982以降 クラウチ Sr.魔法大臣候補No.1から没落

卒はホグワーツ卒業,DEはデス・イーターです。

(*1) ヴォ卿は既に昔のハンサムな面影を失っていた(6巻ハリーの証言)という事から「自分の顔に責任を持て」の40歳以降,また,第1次ヴォ卿恐怖時代が10数年続いていた(1巻1章),「君が何と呼ばれようとわしにはトムじゃよ」発言(ダンブルドア)等から,彼が校長室を訪れたのは1970年代ですね。またこの会見がヴォ卿に1つの転機を与え,スネイプ達の大量加入を招いたような気がするんですね。という事で,1970年代後半の可能性がより高いかなと思います。

(*2) イギリスでは先生のリクルートの時期は7月~8月。

(*3) 5巻の蛙アンケートで彼女の勤続年数→ホグワーツに赴任した年がわかります。

(*4) レグルスの生没年,知ってるんですけど,正式な資料でないんで。(笑)

(*5) 4巻で裁判を見たハリーの証言から,当時ホグワーツ卒業間もなさそうという事で。

(*6) 盗んだ人物はヴォ卿が誰かに殺される運命である事を知っています。また5巻でブラック家の掃除中に出てきたロケットがそれである可能性が高いので,盗まれたのはこの間。それにしても,レグルスが生きていた時代にやるより,ヴォ卿が消えていた1981年暮から復活する1995年の間の方が,当然全然楽。という事でR.A.B.≠レグルス説も捨てられない。

(*7) 5巻の蛙アンケートで彼の勤続年数がわかります。6巻2章でも当時既にホグワーツにいた事がわかります。またお気に入りのリリー達が卒業してまだ間もない事から,彼が来るまでナメちゃんがいた可能性が高い。

(*8) 4巻でシリウスがクラウチ Jr.が投獄された時の様子を覚えていますので,彼より後に来たという事がわかります。

という事で,物語の始まる頃は,大変な激動の時代だったという事がわかりますね。


これを見ると改めて判った事や,新たな疑問もありますねぇ。ルシウス・マルフォイがヴォ卿が消えた後,さっさといい人のフリをした事については,彼自身の保身もあったのでしょうが,愛息ドラコが生まれたばっかりです。これはやはり,そうせざるを得ないでしょうねぇ。パパは稼がなくてはなりません。(笑) いや笑い事ではありません;これ以降,クリーンな人だったけど,息子の事でだんだんおかしくなってきたクラウチ Sr.氏を蹴落とし,操り易いファッジ氏を擁立する為に頑張っていたんだなあと推測が付いてきますよね。

スネイプ先生がホグワーツに赴任したのは,ハリーの両親が殺された年です。(5巻での蛙アンケートで答えていた勤続年数と,6巻2章での彼の発言からわかります) この年に何故採用されたかというのも気になりますが,前任者と思われるナメちゃんが何故この年に逃げ出したのか(笑)も,気になります。え,ホグワーツは1番安全な場所のはずですよ。それにしても,ナメちゃんとスネイプ先生では気質が違い過ぎ。他の寮の生徒達は「もちろん」嫌がったでしょうけど,スリザリンの生徒達の反応はどうだったのでしょうか?

ハグリッドの,ハリーの両親の同級生達に対する思いがとても複雑で,気になりますね。ジェームズ,リリーとは特別な仲だった事を匂わせていますが,ジェームズの親友シリウスに対しては,元々大して仲がよさそうでもなく,もちろんあの事件後は,激しい嫌悪感を持っております。でも,ホンモノのデス・イーターだったスネイプ先生に対しては,ダンブルドア先生と同様,ていうか,むしろダンブルドア先生の意向とは関係なく,彼独自の判断で信頼しているような所をうかがわせたりとか。。(彼は予言立ち聞きの張本人がスネイプ先生,いや予言自体を知らないとは思いますが。。)

分霊箱を探そうと思っていたのですが,どうもそれらしき特定の品物は見当たりませんでした。(笑) 当時はまだ具体的な品物を決めてなかったのでしょうかね。


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone 感想

2006-08-28 23:59:03 | ハリポタ1巻
原作の1巻を読んだ事自体,5年ぶり位だし,ちゃんと読んだのは初めてです。今更の驚愕の事実や,6巻まで読んだからこそのお楽しみもたくさんあって,楽しかったですねぇ。何より驚いたのは,1巻ってとっても面白いんですよね。

まあだからこそ,世界的に有名な小説になったわけなのですが,でも既にほとんど終わりに近い所まで読んでいるのに,今読んでも,なお新鮮というのは,スゴイです。

それと,物語全体のテーマが,この時既にきちんと盛り込まれているというのにも驚きました。6巻を読んでから読んでも全くぶれる事もなく,それどころか,なおさらはっきりわかるという仕掛けになっております。で,且つ,7巻で主要登場人物がどうなるのか,読めるんだけど,‥読めない(笑)。‥ホントにしっかりした構想の下に描かれた物語なんですね。

偉大な小説家でも新人時代の著書には,全盛期に比べたら読みにくかったり,雑な部分が見える事がありますが,ローリングさんに関しては見当たらないんですね。文章のレベルもバラツキなく揃っているし。5巻,6巻に比べると話は随分コンパクトですが,だからと言って,雑な書き方にはなってないんですよ。いやホントに彼女は,天才です。(笑)


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (27)

2006-08-28 23:35:42 | ハリポタ1巻
Chapter 17: The Man with Two Faces (3)
ハリーは後でロンやハーマイオニーとの会話で不思議な事言ってますね。「まるでダンブルドア先生が,僕にヴォルデモートと戦うチャンスをくれたみたいだ」 え~?まさか,ホントなんですかね? 確かにダンブルドア先生は,ルーピン先生が在職中には言えなかった事を平気で言う位,規則には全然こだわりを持っていませんが,それとこれとは違うでしょう!!

ハグリッドが,ハリーに両親の写真をプレゼント,したのですが,実は両親のお友達から集めた物でした。は~,忘れたというより,知らなかった。でも,いいですねぇ~。(スネイプ先生からのはあったのでしょうか?(^^;))

そして終業式パーティの日,ロンが得点を頂いた理由が,「チェスに勝ったから」? この辺の事情は皆さんどの位知っているのでしょうか? 知らなかったら,「????」ですよね。(笑) ハーマイオニーのもそうですね。(‥ってか,『ロジック破り』じゃますますわかりにくい(爆)) で,ハリーの「邪悪と戦う勇気」。ネビルの「友と戦う勇気」。友と戦う勇気って,10点しか付かなかったですが,これはすごく重いなあと思います。

またすっかり忘れていましたよ。学年末にホグワーツからホグスミード駅に向かうのは,ボート? 1年生だけなのでしょうかね? 1年目からThetral見えちゃったら悲しいから,心配りなのでしょうか?

‥で,皆慌しくロンドンへ戻って行くのですが,ハリーを見て大騒ぎのジニー,Duesleyさん達は,夏休み中魔法を使えない事を知らないんだとほくそ笑むハリー,と,将来巻への伏線もたっぷりに,1巻は終了。


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (26)

2006-08-27 23:01:04 | ハリポタ1巻
Chapter 17: The Man with Two Faces (2)
ところで,この時は既にヴォルデモートの「DADAの呪い=DADAの先生を1年以上は務められない」が効いているはずですから,クィレル先生はハリーが入学した時に新しくDADAの先生になったはずです。でも,新任ではなさそうな雰囲気(もれ鍋でハグリッドと挨拶していましたし)だったので,その前は他の科目を教えていたんでしょうかね? 少なくてもマクゴナゴル先生,トレローニー先生,スネイプ先生はその前からずっと同じ科目を教えてますから,変身術,占い学,魔法薬学ではありませんね。。。

さて,もう1つ映画のせいで誤解され易い所ですが,クィレル先生の死の原因は,ヴォルデモートが去ったから,なんですね。ハリーはクィレル先生を殺してはおりませんので。彼の名誉の為。(汗)

賢者の石が失われ,フラメル夫妻の事を話すダンブルドア先生。6巻を読んでから彼のこのセリフを読むと,またまたとっても意味深いです。
As much money and life as you could want! The two things most human beings would choose above all - the trouble is, humans do have a knack of choosing precicely those things that are worst for them.
これはダンブルドア先生の,お金と死に対する考え方。

そしてダンブルドア先生は,ハリーに正しくヴォルデモートと呼びなさいと忠告。名前への恐れはそのものへの恐れを増す事になる。やがて対峙しなくてはならない相手なのだから,という厳しさが込められているような気がします。ところで,正しく呼びなさいとは言ってますが,ヴォルデモートはもちろん本名ではありません。しかも彼自身は‥‥,6巻に忘れられないセリフが1つございます。覚えている方も多いと思いますが,「君が他人に何と呼ばれようとも,わしにとってはトムじゃよ。」,そう,トムと呼ぶんですね。ヴォルデモートと呼ぶ事以上に,さらに超越しているんですね。

う~む,この2つの事で,6巻のダンブルドア先生への理解度が深まったような気がしてきます。

しかし,その時のダンブルドア先生は,いきなり核心を突こうとしたハリー(何故彼は僕を殺そうとしたの?)の問いには,答える事はできませんでした。ここで言っておいた方がよかったのか,5巻のあの時でよかったのか,本当に難しいですが,でも結果的に5巻でよかったのかなあと私は思います。何故かと言えば,当時のハリーはまだロンやハーマイオニーとの絆がまだそれほど強固ではなかったので。これはやっぱりハリー1人では,幾つになっても荷が重過ぎます。

ところでダンブルドア先生は,ハリーがニコラス・フラメルの事を調べた事を喜んでおりましたね。そして透明マントの「正しい使い方?」までレクチャ。(笑) 他の先生でただ1人,そういう事を喜んだ人がおりました,そうです。ルーピン先生です。ただし彼は先生の職を辞してからそれを言いましたよ。

耳クソってどんな味だかダンブルドア先生は知っているのか!?
まだ後1読み残っております!(汗)


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (25)

2006-08-27 00:31:08 | ハリポタ1巻
Chapter 17: The Man with Two Faces (1)
これで別にスネイプ先生の疑いが晴れるわけではありませんが,彼はクィレル先生にはハリーに手出しをさせたくなかった事は間違いないようです。クィレル先生はスネイプ先生がデス・イーターなのを知らなかったのかもしれませんが,「親分の御前(後ろか(笑))」で結構大胆な事をしますねスネイプ先生。

クィレル先生は,当時のヴォ卿の様子をかなりきちんとお話してくれますね。(笑) 彼は,普通のデス・イーターもまともに呼べないのに,はっきりと「ヴォルデモート卿」と言っております。意外と大物なんですね。また,彼はスネイプ先生とハリーのお父さんが学校にいた時代を覚えているようですので,当時の生徒だったのかな? そしてヴォ卿が「頭に憑いた」のは,グリンゴッツ銀行襲撃(クィレル先生だったのね)に失敗したための「お仕置き」だったんですね。(笑)

ヴォ卿の入っていたターバンは「臭かった」ようですね。(笑)

みぞの鏡の中のハリーが,賢者の石をハリーの実際のポケットに入れてくれますが(余計な事しやがって(笑)),ヴォ卿はちゃんとそれを見ている,スゴイ。で,またまたすっかり忘れておりましたが,1巻のここでも,お父さんは彼に戦いを挑み,お母さんは殺す必要はなかった,と,発言。

ヴォ卿はクィレル先生に石を奪うよう命令するのですが,幸い?,彼はハリーに触ると皮膚が崩れてしまうし(それってヴォ卿を頭に収めたせいなんですかね),そこへロンドンに行ったはずのダンブルドア先生が舞い戻ってきたので,セーフ! ‥という事でした。

医務室で目覚めたハリーは,ダンブルドア先生と,2度目の「サシ」。ハーマイオニーはちゃんとふくろう便を送ったようですが,「空中で会ったかな」 あれ?‥‥て事は,この時ダンブルドア先生は,姿現わし,姿くらましではなく,セストラルに乗っていたのでしょうか?


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (24)

2006-08-25 00:15:13 | ハリポタ1巻
Chapter 16: Through the Trapdoor (3)
チェス部屋です。(笑)
ハリーに続いてロンの名セリフ。チェスなんだよ!何か犠牲は必要さ。僕は女王に取られる。そうすれば君が王手を取れる。。でも‥とためらうハリーに,スネイプを止めたくないのか? 急がなきゃ,石を取られるぞ。行くぞ! 勝ったらぐずぐずするんじゃないぞ!
最初読んだ時,Ronまさか死んだんじゃないでしょね~と本気で心配しました;

そのまんま7巻ラストの伏線じゃない事を祈ります。。。

映画で観た時より,チェスの駒は「人間ぽい」。ハリーとハーマイオニーの為に場所を空けたり,取った駒を端っこまで引っ張っていくとか。最後に取られた王様は王冠をハリーの足元に投げ,皆お行儀よく,お辞儀をしてゲーム終了。

悪魔の罠はスプラウト先生,鍵の部屋はフリットウィック先生,チェスはマクゴナゴル先生だそうです。

次の部屋はトロールでした。(忘れてた!) これがクィレル先生作か?

そして次は,映画ではスルーされた薬部屋。
スネイプ先生作?のパズル問題。ハー「これはマジックじゃなくてロジックよ。偉大な魔法使いでもロジックに弱い人がいるのよ。」

あっ,このセリフを見て,スネイプ先生は両親の少なくても一方がマグルと気付くべきでしたっ!

このスネイプ先生のメモ,何だか7巻の展開を解き明かすヒントのような気がしてなりません。「2人は君達の助けになる。1人は先に進め,1人は後ろに戻してくれる。2人はただのワイン,3人は殺し屋だ。」‥それにしても,薬は「7つ」なんですね~!

ハーちゃんどうやらもう1回箒に乗って助けを求めに行きそうです。(笑)

‥ここまで来て,この章も,6巻を読んだ甲斐を感じました。


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (23)

2006-08-24 08:10:32 | ハリポタ1巻
Chapter 16: Through the Trapdoor (2)
6巻既読とは関係ありませんが,この章は面白いですねぇ。ハリポタ中の数あるシーンの中でも名シーンの1つではないでしょうか。

いよいよハリー達は「三頭犬」の下に行くわけですが,途中で出会ったピーブスを,血みどろ男爵の声色で追っ払うハリーがナイスです。でも,こんな知恵があるのに,2巻ではピーブスにイジメられてますねハリー。(笑)

フラッフィーって頭3つあるけど,パーソナリティは「1匹」なんですかね?

ここから,映画は微妙に違っているのでついつい原作で正確に何が起きたか忘れる所です。ハリーはまずちょっとだけハグリッドにもらった笛を吹いてフラッフィーを眠らせますが,ロンもハーも行くのをためらったので,ハーに笛吹いてもらってハリーが最初に。(ハーちゃんなら笛を捨てずに持って帰ったかな)ハリーとロンは悪魔の罠(Devil's Snare)(→5巻でボードさんを殺してしまったヤツですね)に捕まってしまいますが,ハーマイオニーはするりと抜けて,ここから映画と違うんですが‥‥,ハリーが授業で火を使えばよいと習ったのを思い出し,ハーマイオニーに指示。でもハーマイオニーは「木(wood)」がないから火を点けられないと大ボケ。「おめぇ~,魔女かよ!」とロンの声に慌ててスネイプ先生へのイタズラ(って言うかその時はハリーの命を救うんで必死だったんですよね(笑))に使った「火」を。後で「ウッド(Wood)」いなくてよかったねとハリーに冗談を言う余裕のロン‥‥と,いかにもイギリスっぽい,ヘンなドタバタがあったんですね。(笑)

次の部屋は「鍵」。映画ではハリー1人で飛びますが,原作は3人共箒で飛びます。(ハーちゃん飛べたのね,ここが物語中唯一の彼女の飛行シーンじゃないですか(笑))で,ハリーが「正しい鍵」を捕まえた様子も生き生きと描かれていますね。クィデッチのようにカッコよく掴んだのではなく,壁に「ペチッ」と押し付けたんですね。(笑)

次はいよいよチェスルーム,ですが,ここで時間。この章,結構長いです。(汗)


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (22)

2006-08-23 00:09:23 | ハリポタ1巻
Chapter 16: Through the Trapdoor (1)

原作ではハリー達はどうやって「決行」の日を知ったのかと思ったら,ダンブルドア先生のお出かけを狙ったと見たんですね。天気がいいのに外で遊ばない3人組を怪しむスネイプ先生は,ここで初めて「退学(expel)」という言葉を口にします。2巻では大流行しましたね。(笑) 本当に今日決行するのかと,ちょっと尻込み気味のロンとハーマイオニーですが,ハリーの演説が素晴らしい。もしヴォルデモートが復活すればホグワーツなんかなくなる,減点なんか何の意味もなくなる,僕は絶対に悪には堕ちない,僕の両親はヴォルデモートに殺されたんだ。実は,え~,6巻既読前提ですよ,いいですか? ‥6巻で,彼がダンブルドア先生に決意表明する時と,変わりないんですよね。

「フリットウィック先生は私はテストで112%出来たと言っていたわ,だから退学なんかにはならないわよ。」と鼻息荒いハーマイオニー。いいですね~,この頃の彼女は勢いがあってよかった。(笑)

「立ち向かえ,と言ったのは君だ,だから僕は立ち向かうぞ!」というネビルもよいですねぇ~。

透明マントが象徴的に使われたり,ハーマイオニーがスネイプ先生を見張ったり(で,フリットウィック先生が出てきたり(笑)),Petrificus Totalusが使われたり,妙に6巻の話と符号します。今読むと,6巻のクライマックスを少し思い出しますね。


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (21)

2006-08-21 22:54:07 | ハリポタ1巻
Chapter 15: The Forbidden Forest (2)
この章の残りは少ないですが,難しいのでゆっくり読みました。

何かフードを被った物体(汗)がユニコーンの血をすすっています。大きさが書いてなかったので,イマイチ正体がわかりにくいのですが。。ソイツがハリーを見た瞬間,ハリーの額の傷に激しい痛みが。。‥という事で多分,アイツでしょう。。しかし当時は,ハリーを殺すほどの力は多分なかったはず,杖も持ってそうにないし。

ハリーを助けたのは,フィレンツェ。後に仲間中からチョキ?(あれ?ケンタウロスは偶蹄類?奇蹄類?)を受けてもホグワーツの教壇に立った,勇敢というか無謀というか,唯一優しいケンタウロスですね。しかしフィレンツェは何故人間に優しいのでしょう? ダンブルドア先生と何か関係があるようですが。。

最初に1巻を読んだ時,フィレンツェが「Potter boy」と言ったので,私は,フィレンツェはハリーの親を知っているのか?(うましかつながり?)と思っていましたが,どうも別にそういうわけではなく,「ああ予言のポッター君ね」というようなノリでそう言ったのかなという風に見えてきました。まあおそらくそれも,5巻以降を読んだからそういう解釈に変るのかなと思いますが。。

フィレンツェはさらにハリーを乗せて避難しようとしますが,そこへ慌てて出てくるロナンとベイン。激怒するベイン,ロナンは何故か気を遣っております。。

フィレンツェは仲間に背を向け,さらにハリーを乗せて進みますが‥‥,フィレンツェのここでの発言は,今読むと,超~ドッキリですね。

1つは,以前にも書いた事がありますが,無垢なユニコーンを殺す事は"at a terrible price"だという事。その血に口をつけた途端,永遠に呪われた人生になると恐ろしい事を言っております。これはもちろん,1巻のそのシーンで起きている現象を指しておりますが,後にユニコーンの杖を持ったセドリックを殺し,ハリーの血をかっさらったあの行為をも指しているようにも見えます。ユニコーンの呪いとはどんな物なのか,私達は(多分)まだ見ておりませんが,7巻では,ユニコーンが頭突きを喰らわす事になるのか(笑),もしくはユニコーンの杖を持った人には注目ですね。

それともう1つ,ハリーの「永遠に呪われる位なら死んだ方がいいじゃん。」に対するフィレンツェのセリフ
"... unless all you need is to stay alive long enough to drink something else - something that will bring you back to full strength and power - something that will mean you can never die."
う~~ん今読むと,フィレンツェは分霊箱の存在を知っていたのでしょうか? とにかく,ここは,物語全体のテーマを語る,非常に重要なシーンだったのですね。1番,6巻既読の甲斐があった章かもしれません。

そして,‥‥Just in case.


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (20)

2006-08-17 23:01:12 | ハリポタ1巻
Chapter 15: The Forbidden Forest (1)
ここもまた将来の伏線があるのでは?と楽しみにしていた章です。

ハリーとハーマイオニーは,フィルチに捕まってしまいました。(ちなみにこれも忘れていたのですが,ロンはノーバートに噛まれた為,今回はお休み(笑)) 幸い,マクゴナゴル先生は,ドラゴンの事は本気では信じてないようですが,ドラコ含め全員処罰喰らった上に,グリフィンドール側は1人につき50点減点。しかもドラコの悪だくみを知らせようと後を付いてきたネビルまでも同じ減点。

この時,各寮の得点を示す,得点砂時計という物が出てきますが,5巻まで(またまた)す~っかり忘れてました。

お陰でハリーはクィデッチの最年少スタープレーヤーから一気に最悪の嫌われ者へ大転落。ハーもネビルも影なし。もちろんロンだけは味方ですが。

しばらくしてから処罰です。禁じられた森探索? 不思議な処罰と思ったら,ハグリッドが殺されたユニコーンを探すのをお手伝いするんですね。処罰って,‥またまた今頃気付いたのですが,そうか,実は,原則は先生方のお手伝いなんですね。きっと昔は恐ろしい体罰だったのを,変更したんですね。(フィルチは体罰復活を願っていますが(汗)) トロフィー磨きにファンレターの返事の代筆(笑)魔法薬学用教材の仕分けとか,不良生徒記録整理(爆)もありましたねぇ。しかし蛙の処罰だけは,例の「血のペン」。。。お婆は学校のルールを知らないって事なんですね。(汗)

で,話は逸れましたが,ドラコは当然「僕は行かないよ」 パパに言いつける事を匂わせますがハグリッドは強気。「親父が退学になった方がいいと考えるなら,荷物まとめるんだな。」

まずは,ハグリッド-ハー-ハリー,ファング-ドラコ-ネビルという組み合わせで出発。この時の組み合わせ,誰が何を見たか,は,後々(5巻)まで響くんですよね。何か問題が起きたら赤い光を出す→4巻で迷路で使われましたね。

誰かがユニコーンを追っているようですが,HHHトリオはまず,ロナンとベイン(あ~私のニガテなケンタウロス達だっ)に会います。彼らは2人とも「火星が赤い」と言いますが何の説明もしてくれないのね。ついでに,ハグリッドに対しては礼儀正しい事!(ごめん,まだ5巻の怒り収まらず(汗)敵意むき出しで。。) ここでもう1つのトリオがギブアップで,組替え。ファング-ドラコ-ハリーになります。

ちょっと中途半端ですが,ここで時間となりました。。


Run!Run!Run!