ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 2-VIII:Kirith Ungol (3)

2006-07-25 00:04:16 | Tolkien・HoME
ここで全く異なるバージョンの登場。

「オーク達がゴラムを捕まえる。フロドを蜘蛛が縛り上げるという計画はボツ?」

???(汗)‥とりあえず,追ってみます。

<下書き>
オークの笑い声,ゴラムが彼らをリードしてくる。サムは必死にフロドの首から指輪を取る。彼はそれを鎖からはずす事ができなかったので,自分の首に下げる。まるで重い石がのしかかったかのようにつまずく。そこへオークが。サムは急いで指輪をはめる。

フロド叫ぶ。サムの望みは,フロドを埋めておきたかった。彼はフロドが運び去られるのを見ようとしない。ゴラムに手が届けば,と,思う。
</下書き>

あれ~? サムは鎖を取る事はできなかったから首から下げたって言って直後に「はめた」んですか? それにフロドが叫んだ? フロドの叫びについては,クリストファーさんもよくわからないようです,おそらく,オーク達がフロドが目覚めたのに気付き,続いて驚いた?フロドが叫び声を上げたという事のようです。また,サムの本当の望みは,指輪を隠す事ではなく,愛しい主人をオークや死肉を漁る鳥達の餌食にしたくないので,ずっと傍にいたいという事,及び,ゴラムに復讐する事だと,補足しています。(正式版を読むと,それはわかりますね。)

次のバージョン。

<下書き>
サム,一晩中フロドの傍らに座る。玻璃瓶を掲げ,エルフのような美しい顔を拝む。何をしていいかわからず,フロドの腕とミスリルをたたみ,玻璃瓶とつらぬき丸を持つ。

やるべき事をやろうと思うがなかなか動けない。崖から飛び降りて死ぬか? しかし何かをした方がよいだろう。Cracks of Doom? 指輪をまるで泥棒のように奪った。この先を行くしかない。しかしフロドから離れられない。戻って死ぬまで彼の傍に横たわるか。その時ゴラムが来て「足でちょんちょん(paw(笑))」しているのを見る。サムは急いで戻ろうとするが,オーク達が来る,ゴラムは逃げる。オーク達はフロドを抱えて立ち去る。彼らの後を追う。サムは指輪をはめる。力が沸いて来たような気がする。重い。彼の目には岩の割れ目の蜘蛛達まではっきり見える。オークの言葉もわかる。ただし勇気は沸いて来なかったが。
</下書き>

ここで,この頃の話の筋がまとめてあります。

― 彼らはトンネルに入る。フロド,蜘蛛の巣をつらぬき丸でカットしながら進む。
― トンネルの最後に階段。蜘蛛についての記述。ゴラムは彼らを知っている。
― 頂上で塔を見る。ゴラム消える。
― サム,蜘蛛を発見,フロドに知らせるがその時ゴラムに捕まる。
― サム,フロドが死んだ?と思う。つらぬき丸で蜘蛛を追い払う。
― サムは自分が指輪を取ってフロドの仕事を続けるべきと決心。
― サム,立ち去り難く戻ってみるとゴラム。オークが来てりゴラムは逃げる。
― オークがフロドを連れ去る。
― サム,指輪をはめて彼らを追う。

この時点ではまだ蜘蛛は複数ですね。
最初の頃は,ゴラムがオークを案内する事になっていますが,次第にこのアイディアが変わって参ります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿