ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (4)

2006-07-19 23:50:22 | ハリポタ1巻
‥と言っても,今日はあまり,6巻までは範囲が広がりませんでしたが。。

Chapter 3: The Letters from No One (1)
ダドリーの行く学校Smeltingsには,「溶解する、精練する」という意味があります。ハリーが最初に行く予定だった学校は,Stonewall High。「妨害する,遅延工作をする,返答をしない」。。。すごい名前の学校を揃えたもんだ。(爆)

ハリーは運動神経は言うまでもなく,この頃から既に口先でもダドリーに勝っておりますね。性格悪いって言うか,イギリスではそれ位が普通なのかな。(笑)

Smeltingsの制服は,日本人のセンスからはどう考えてもかっちょ悪い,いやかっちょ悪いは通り越して恥かしい(爆)。イギリス人から見るとどうなんでしょ? 栗色の燕尾ジャケットにオレンジのニッカズボンにかんかん帽? ‥もっとも,イギリス人は金髪や赤毛の人が多いから,これでもダドリー以外の子が着たら結構かっちょいいのかもしれません。さらに,人を叩く為の杖。じじ臭!

‥しかし,いよいよハリーに運命の手紙がやってきます。「ダドリーに取りに行かせてよ。」ハリーはバーノン叔父さんに堂々と口答えするんですね。3巻5巻辺りで爆発したのかなあと思っていたら,1巻からもうこんな事言ってます。ひどい扱いは受けていても,彼は全然負けてなく,自分の意思はしっかり持っていて,卑屈になってないんですね。

「a coat of arms」?(何かヘンな物を想像した私(爆))辞書を引いたら,紋章の事でした。この辺りの細かい描写に感心。「手紙爆弾でも来たか?」と自分で自分の冗談にウケる叔父さん,とか。

ダドリー,手紙が見たくて,親父の頭を杖でコツコツ。(笑)
これ以降,驚異の手紙争奪戦が繰り広げられるわけです。

それにしても,ネイティブの人はどう感じているかわかりませんが,私にとっては誰よりも読み易い文章です。(って,比べてる相手はトールキン親子,C.S.ルイス,ル・グインじゃん(笑))テンポもいいし,読みながらメモを取るのも億劫になる位(笑),癖になる文章ですねっ。ローリングさんは,年齢的には,作家としてこれからピークを迎える所ですから,ポタ以降の小説もますます楽しみです。


6巻既読前提の Harry Potter and the Sorcerer's Stone (3)

2006-07-19 02:12:59 | ハリポタ1巻
Chapter 2: The Vanishing Glass
ここは今まで真面目に読んだ事のない章です。

あれから10年後,暖炉の写真がいろいろな色のボンネットを被ったピンクのビーチボールから,パパと一緒にパソコンをしているダドリー,自転車に乗っているダドリー等に代わった以外は何も変ってないプリベット通りです。

‥ピンクのビーチボールね~。(^o^)(^o^)(^o^)
さらに,ズラ被ったブタ(A pig in a Wig. by Harry)日本語でも語呂がよいようで。(爆)

ミセス・フィッグの家はキャベツ臭くて,ハリーが訪ねた時はいつもネコの写真ばかり見せられていたんですね。Mr. Tibblesはこの頃からいるんですね。もう相当なおじいさんネコだな。(笑)

この辺りは特筆する事はないのかなあと,一瞬思いかけましたが,6巻既読としては,忘れてはいけない,非常に重要な事がありました。ハリーと,例のあの人の,幼少時代の違いです。同じように生みの親に育ててもらえなかった2人ですが,ハリーはいじめられるからと言って人を恨んだりしません。自分が不思議な力を持っているのはうすうすわかっていても,それを利用して人を陥れよう等とは思いません。一方,「彼」はダンブルドア先生が会いに来た時,既に自分の力を利用して人を陥れる事を覚えていましたね。

ハリーはほんの1年だけ本当の両親に育てられました。ダーズリー家の人達からはヒドイ扱いを受けてはいますが,ペチュニア叔母さんはごくたまにほんの僅かだけ愛情を見せてくれます。ここら辺りが「彼」との違いでしょうか。ダンブルドア先生も,ハリーに「彼」と同じ轍を踏ませないよう,血の繋がった肉親に育てさせたような気配もあります。ただ,それだからハリーはまともになった,と結論付けては「彼」もかわいそう。なんとかしてあげたいですね。

動物園で蛇を話をするハリー。パーセルタングは重要なアイテムですが,2巻と6巻では役立ちましたね。ナギニが分霊箱の1つである事から,7巻でも役立つかもしれません。


HoME8 2-VIII:Kirith Ungol (1)

2006-07-19 00:20:04 | Tolkien・HoME
クリストファーさんは,この章は,TTTの最後の3つの章,The Stairs of Kirith Ungol,Shelob's Lair,The Choices of Master Samwiseをいっしょにまとめて書くそうです。

えーと,次の分は解釈に苦労しましたが,どうやら,お父さんはキリス・ウンゴルの塔にサムが入った所で,またしばらく筆を休めてしまい,またクリストファーさんが1945年にイギリスに帰還(よかったですねぇ,戦争で怪我しなくて。。)して,コンスタントな文通もそこで途絶えてしまったとの事。

しかしまあとりあえず,まだ1944年,お父さんの執筆活動は続いております。

1944年5月12日,ミナス・モルグルが見える所まで来た(げっ,ついこの間ファラミアを登場させたばっかりで。。早い),
5月21日,ようやくフロドがモルドールの端で捕まる所にきた。Shelob(She(彼女)+lob(蜘蛛))は,いい名前だと思うか?
(この名前の由来だと,シーロブと発音しなくてはならなそうです。英語はそうなっていますが,翻訳版はシェロブですね)
5月22日,昨日はめちゃめちゃ寒かった。一生懸命書いた。とても疲れるがね。特にクライマックスが近づくにつれ,ピッチを上げなくてはならないが,いろいろ小さな問題が出てきて難しい。何度も書いたり破いたりを繰り返したが,ようやく報いが来た。C.S.L.とC.W.がいい出来だと言ってくれたよ。ゴラムはますます興味をそそるキャラクタだ。

5月31日,残りは指輪をどのように適切に落ち着かせるか。最後の2つの章をC.S.L.とC.W.に読み聞かせた。

クリストファーさんによると,確かに要素はたくさんあり,ここのまとめは相当大変だっただろうとの事。高い山を登る事,蜘蛛の住処,トンネルの蜘蛛の巣,ガラドリエルの玻璃瓶,ゴラムの不可解な行動と裏切り,蜘蛛の攻撃,塔のガード,オーク達。。。しかし,トールキンさんは既に詳細な下書きを書いています。7巻VII章,The Story Foreseen From Lorienの文,本では再登場ですが,こちらではここここを復習してみましょう。

Run!Run!Run!