ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ビミョーだEragon

2006-11-24 10:36:00 | エラゴン・Paolini
HDトレーラーはこちら。最近テレビでも一生懸命宣伝していますが,観ようかどうか,またまたビミョーです。

1つには,CGです。監督は,ずっとビジュアル・エフェクト畑で,特にマスター・アンド・コマンダーを担当していたというので,すごい期待していたんですよ。でもあのドラゴンはないな~~(^^;)と思ってしまいました。原作の表紙にあるような「ちょっと憂いを含んだ恐ろしい顔」を期待していたんですよ。あの顔でやきもちを妬くからかわいいんですよね。(笑) 生まれたての時でさえ「威厳のある姿」だったと思ったのですが,映画のはお子様漫画チック過ぎ。

2つ目は,主人公Eragonのイメージも,思っていたのと全然違う事です。なんか演歌歌手みたい(え",我ながら何つうことを!(^o^;))なんだもの。

3つ目は,Eragon製作陣のせいではなく全く申し訳ないのですが,Eragonには先輩にあたるアメリカ出身ファンタジーの,ええ,そちらのファンタジーの作家にも全然責任はないので本当に申し訳ないのですが,ドラマ,アニメと度重なる失敗が,どうも私の中で引き摺られているんですよ。トレーラーの中に,そのドラマやアニメをちょっと思い出すようなシーンとかキャラクタとか小道具とかが出てくるので,何か気分が盛り下がってしまうんですよ。(滝汗)

4つ目は,ヒロイン? Saphiraの発音の仕方。原書の原作にはsur-FEAR-uhとはっきり書いてあり,サフィアラと読めます。でも翻訳版ではサフィラなんですよね。細かいと言えば細かいですが,主役級キャラですよ。もうちょっと気を付けて頂きたかったですね。もし映画が定着すれば日本ではこう呼ばれる事が定着してしまう事は確実。しかもアクセントの位置,英語読みは「フィア」ですが,この日本語表記では「サ」に来る事は確実。あ~あ。(もっとも日本語表記が間違いでなくてもアクセントが違って違和感を感じるキャラ名は多いですけどね。「フ」ロド,ア「ラゴ」ルン,「ハーマイ」オニーとかね。(正解はフ「ロ」ド,「ア」ラゴルン,ハー「マイ」オニー)

テレビでの執拗な(汗)宣伝も心配のタネです。と言いますのも,この頃ファンタジーは酷評続きですからね。ポタや指輪を越えるって宣伝されているのが超心配です。皆さんもうそろそろ学習して頂けないでしょうかね? そんな簡単にそんな事あり得ないって。だいたい,ポタや指輪を越える本が出たら,まず本がバカスカ売れるでしょ。アメリカですごく売れたのは事実みたいですが,だってそれは,アメリカ人が書いたから,ですもの。そこら辺はちゃんと引き算しなくちゃ。

ただ,私は「観ない」とは言っておりません。あくまでも「ビミョー」。その理由がまたまた個人的。(笑) この映画,ロケ地はどこなのでしょうね? NZではなさそうに見えるのですが。実は,その山の景色,アメリカ北西部(シアトルの近く)の山岳地帯に酷似。もう5年位前になりますが,行った事あるんですよ。(実は密かにNZの山より美しいと思っています。国はもちろん圧倒的にNZひいきにもかかわらず,です。) これが唯一,観てもいいかなと思える理由です。

追記:そーだもう1つ,観てもいいかなな理由がありました。音楽がハリポタ第4作と同じパトリック・ドイル。トレーラーの音楽もそれっぽいですが,何かこの人の曲は私の体に合うみたいです。


Eragon trailer

2006-09-16 02:53:06 | エラゴン・Paolini
は~い,ホントにホントにホントに,長い事お待たせしました~。ついに,Eragon,予告編登場です。え~と,あんまり長い時間経ったので,登場人物の名前忘れちゃいましたよ。(汗) 

以下予告編ネタバレです。
いきなり,原作1巻には直接姿を見せないGalbatorixが登場。しかし,彼と一緒にいるルシウス・マルフォイみたいなおじさんは,‥‥誰だ?(え?ドラゴン・ライダー?) 私は例によってまた原作ちゃんと読めてなかったのでしょうか?
で,Aryaは黒髪かと思っていましたが茶髪なんですね。
SaphiraのCGが少々しょぼいような気がして心配‥‥(汗) この予告編じゃ全くわかりませんが,かわいい面をちゃんと出して欲しいです。Eragonは,声はカッコいいです。が,顔はファンタジーのヒーローにはちょっと不向きかも。。。

何かちょっと辛口気味になってしまいましたが(汗),全般的に,同じアメリカ発のファンタジーを基にした某ドラマや某アニメをちょっと思い出すような場面があって,やや心配です。

ただ,その心配な中で,支えになったのは,BromとMurtugh,及びGalbatorixと,謎のおじさん,です。この4人は,しっかり予告編を締めてました。

実はこの映画のSaphiraの出来が,早ければ来年スタートとも噂されるホビット映画に影響を与えるんですよね。まあもしPJがやるなら,絶対負けないスマウグ作ってくるでしょうが。。(笑)


Eragonフッテージようやく

2006-04-14 12:50:44 | エラゴン・Paolini
今まで映画公式ページを見ても,全然内容がわからなかった映画版Eragonですが,ついにこちらで,メーキング等を含むのちょっとしたフッテージを見る事ができます。Eragonはもとより,Brom,Galbatorix,Ajihad,Arya,Angela,Murtagh(とおぼしき)を見る事ができます。

Brom役ジェレミー・アイアンズがカッコいいです。てっきりガンダルフのようになるのかな?と思っていたのですが,それは違いましたんで,ほっとしました。いやその方が,全然いいですっ。(笑) Arya役のSienna Guilloryは,コンピュータグラフィックス的美女なのでその線を期待していたのですが,ちょっと違って平凡なお姫様風?,Angelaは思ったより若く,エキセントリックな感じです。

多分以前にもちょっと触れましたが,監督のStefen Fangmeierは(写真は映画俳優並みにカッコいい),この作品が監督デビューのようですが,マスター・アンド・コマンダー(2003),パーフェクトストーム (2000) ,ツイスター(1996)等の特殊効果を手がけてきた人ですね。また,音楽は,ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005)で,ジョン・ウィリアムズに代わって音楽を担当し,なかなかよかったと思っているのですが,Patrick Doyleです。

ところで,映画公式ページでも,このフッテージでも,
What was once your life is now your legend.
がキャッチフレーズのように使われているのですが,これ,原作にあったっけ?? ‥でした。


そして,Eragonの感想(ネタバレ)

2006-01-11 01:14:49 | エラゴン・Paolini
奇をてらう事のない,優等生的な正統派ファンタジー,だったと思います。ファンタジーのお約束で,前半はスロー,途中モチベーションを失くしかけた事もありましたが,後半は面白かったです。ただ,起承転結の結の部分で,急にいろいろな新しいキャラ,場所,物,が炸裂し過ぎで,ちょっと目まぐるしかったです。(汗) しかも最後の最後に,The Mouring Sageという,男女もわからない超謎のキャラ登場です。。

よく,書評には指輪物語に似てると言われますが,実は私は全然そうは思いませんでした。ましてハリポタとも全然違うと思いました。確かに,エルフやドワーフはちょっとパクリかなあ?(そこがまだ若い所かも)ですが,むしろ思い出したのは,「起承転」までは(まだ1巻も満足に読んでないくせに(笑))ゲド戦記でした。「結」はちょっとSWだったかもしれません。

アメリカではハリポタを越えたって言われますが,う~ん,それは要するに,アメリカ生まれのファンタジーだからでしょう。でもPaolini君はまだ22才。この先10年20年後には,本当にどえらい作家になる可能性は十分,と思います。

本が進むに従って,キャラクタ達にも愛着が沸いてきました。1番のお気に入りはやはり何と言ってもヒロイン?Saphiraですね! 成長してからもかわいい所満載ですが,特に生まれたての時の彼女はもう最高にかわいいですっ! Eragonは,この頃流行の,なかなか成長しない主人公ですね(笑)という事で,これから物語が進むにつれて,成長が楽しみです。

他に最も気になっているキャラクタと言えば,Murtaghです。どうもこの手のキャラは,私は本能的に気になるようです。(笑) Ajihadには,結局愛着を持てませんでしたが(笑),Bromは何故か時が経つにつれてますます好きになって参りました。またこれからは,Arya,Orik,Angela,Solembumの好感度が増してきそうな予感です。Aryaは,ちゃんと戦うヒロインで,お姫様ではなさそうですが,同じElfのヒロインでも,Arwenよりずっと好きになりそうです。(って,何Arwenと比べるか(笑))で,さらに意外と気になると言えば,「双子」です。ちょっと前まで双子と言えばフレジョと思っていたのですが,短い登場ながら,なかなかインパクトのある人達で,彼らも次の巻の活躍が楽しみ?です。(笑)

そう言えば,Angelaの予言というのも気になりますが,もう既に半分位は実現されちゃっているのですね。Eragonのお相手になるという美しい人とは多分あの人だろうし,裏切る家族というのは‥,ひょっとすると?と目星を付けている人物は既に複数います。

という事で,次の巻もなるべく早いうちに読みたいと思います,が,私が読んだのは,Knopfという出版社のペーパーバックです。同じ本を揃えたいと思っているので,EldestのKnopf版のペーパーバックが出てから(今年の春辺り?)読もうと思っています。

追記:そうそう! 今年末(日本は来年か?)の映画公開,とても楽しみです!


Eragon (25)

2006-01-10 23:49:48 | エラゴン・Paolini
Battle under Farthen Dur
いよいよ戦いが始まりました。VardenとDwarfの方がやや有利に戦いを進めているのですが,EragonはUrgalの多さにうろたえています。彼はOrikの側でMurtaghが戦っているのを確認。その後,彼は双子に会い,頼まれた通り情報交換します。双子はEragonに,「お前はHrothgarを護衛するよう命令されている。」と伝えます。そこで彼はHrothgarの許へ向かいます。HrothgarはVolundという先祖代々伝わるハンマーを持って勇敢に戦っています。この戦いの際,Saphiraが負傷した為,彼らは一旦ねぐらへ。しかしその辺りを守っているはずの双子の姿はありません。EragonはSaphiraの傷の様子を見て驚きます。しかし,Tronjheimまで階段を下りている暇はありません。そこで雨どい(trough)をつたって滑り降りて行きました。

しかし誰を探せばよいのか? 近くには誰もいません。そこへUrgal達がやってきます。逃げるべきか,どうしようか決断する前に,Durzaが現れます。生きていたのです。DurzaはUrgal達にEragonを襲うなと命令すると,自ら戦いを挑みます。そしてSaphiraの隠れ場所を聞き出そうとします。Eragonは,Bromの教え,そしてAjihadから教わったDurzaの急所,心臓を一突き,を思い出します。Durzaは「今回は『友達』のMurtaghはいないぞ」Eragonは何故彼はMurtaghを知っているのかと不思議に思います。彼はDurzaに反撃するうち,Durzaの生い立ちを見ます。Durzaの両親は砂漠で暮らしていましたが仲間に裏切り者と呼ばれ,両親の墓の前で泣いていましたが,やがて灼熱の砂漠で修行して力をつけ,彼の師匠を殺した盗賊に復讐を‥‥‥!,その瞬間DurzaがEragonに襲ってきました。その時Eragonは,上空からSaphiraがAryaを乗せて舞い降りながら,炎を吐き出すのを見ます。Durzaが彼女達を襲おうとしたその瞬間,我に返ったEragonは,Zar'rocを取り,「Brisingr!」(燃えろ!)。そして心臓に突き刺します。Durzaは消滅してしまいます。

The Mouring Sage
EragonはしばらくDurzaの殺戮の夢に悩まされました。自分はどちらのサイドに属するべきか。。やがてOstharo Chetpwa(The Mouring Sage)という人物が現れます。Ostharo Chetpwaは,Eragonに,ここに来ればあなたの全ての質問に答えよう,あなたはあなた自身が思っている以上に賢いのだ,と謎めいた事を言います。Aryaを信用してEllesmeraに来るのだ。ただし、私の事を誰にも言ってはならぬと言います。Eragonが目覚めるとAngelaがいました。やがてAryaとMurtaghがやってきます。Saphiraも首(だけ(笑))を出します。Aryaは何故か悲しそうですが、Murtaghは嬉しそうに戦況を報告します。Eragonの背中には、Durzaと戦った時に右肩から左腰に付けられた刀傷ができていました。Murtaghは「私と同じだな。」と、言います。EragonはOstharo Chetpwaの言葉を思い出しました。ここに来ればあなたの全ての質問に答えよう。彼は「行きます。」とつぶやきます。


Eragon (24)

2006-01-09 17:28:57 | エラゴン・Paolini
The Shadows Lengthen
EragonはSaphiraに突っ付かれて目覚めます。慌てふためいたDwarfの姿が。。下にOrikが待っていました。Ajihadからの呼び出しです。Ajihadの部屋にはたくさんの人達が待っていました。聞けばUrgalがDwarfのかつての都を乗っ取り攻撃を仕掛けてくるという事。AjihadはUrgalの侵入を阻止する為不要なトンネルの破壊を決意。Eragonの役割は外で働くグループの手助けです。

Eragonは外に出ると尖り鼻のDwarfに会います。彼は後に力を残すよう注意して,2つの洞窟を魔法で破壊に成功。その後Orikから軍勢に加わるよう伝えられ,食事を採ります。その後Eragonは不思議な金属の板のようなものが用意されているのを見ます。Dwarfが1人で支えられるような物ではありません。「これは何?」と尋ねます。するとOrikは,これはドラゴンライダーが存在した時代に作られた,ドラゴンの為の甲冑だと言います。これはSaphiraの翼以外を覆うものでした。Saphiraは怖そうに見えると言われて嬉しそう。さらに,Eragonの為の甲冑も用意されていました。これは誰の為の物かわからないが,昔から存在する物だそう。彼は丁寧に礼を言いましたが,Orikは「命を守ってもらってからにしなよ。」と笑います。

Eragon,Saphira,Orikは軍勢の1つに合流。その時SaphiraがEragonをつつきます。Tornacに乗り兜を被ったMurtaghです。悪態を付くOrik。Murtaghは「Ajihadに解放された。」と言います。嘘でないとどうしてわかる?と言うOrik。そこへAjihadが現れ「本当だ。」Eragonは優秀で無慈悲な戦士が側にいることを嬉しく思います。彼はさらにAryaが近くにいる事にも気付きます。「危ないですよ」と言うEragonに「私を甘やかしてはいけません。Elfは男も女も戦うのです。私はSaphiraの卵を運び失敗し,私の名誉は傷付きました。これ以上恥をさらさない為に私はあなたとSaphiraを守らなくてはならないのです。」

その夜膠着状態が続き,Eragonは暫く睡眠を取ります。


Eragon (23)

2006-01-06 00:28:51 | エラゴン・Paolini
ハリポタ6巻とほぼ同じ長さの原作ですが,章ごとに番号がついてないので,約20ページずつに25に区切りました。その区切りも,これを含めてあと3つです。

Hall of the Mountain King
SaphiraはEragonにZar'rocを持つようにと言います。EragonとSaphiraは,Dwarfの王Hrothgarに会う事になりました。Tronjheimの地下にその居城はありました。Hrothgarは大変威厳のある人物でしたが,Eragonにはドラゴンライダーは私に畏まる必要はない,と言います。彼は元Morzanの持ち物だった剣を忌みつつも,それを持って戦うようにと言います。そして彼らは長い記憶を持ち,早急な決断はしない,言葉でなく行いを信じる,と告げます。Orikは彼の甥なのだそうです。

Hrothgarの部屋を出た後,Saphiraは会いたい人がいると言って洞穴に上がりました。EragonはOrikと一緒に図書館に行きます。彼はTeirm以来書物を読んでなく,また読めるかどうか心配でしたが,歴史書を楽しむ事ができました。ところが彼はそこで招かざる人物に会います。。双子でした。彼らは,自分達がEragonのパワーのテストを行うと言います。SaphiraがAngelaに会いなさいという声がします。Eragonはその場を去り,Saphiraの洞窟に戻り,Angelaを捜しますがSolembumもいなくて見つかりません。洞窟に帰ってくると,17才位の女性が。彼女はNasuadaと言い,Ajihadの娘だそうです。彼女はAjihadが早くテストを受けるよう言っているという事と,Murtaghに会ってよいという事を伝えに来たのでした。

Arya's Test
EragonはOrikから,Nasuadaの母親は誰だかわからないという話を聞きます。EragonはOrikの案内で訓練場にやってきました。Fredricという男が「私が君の訓練をする事になっている。剣と弓矢以外の武器の使い方を知っているか?」と問いかけた所,ふいに双子が邪魔に入ります。双子はEragonの魔法の能力をテストすると言って,石を持ち上げさせたり,回させたり,意味もない事を長々とやらせた挙句,銀の指輪を出し「エッセンスを呼び出せ」Eragonはこれは全然わからないと困っていると,突然,「止めなさい!」その声の主はAryaでした。彼女は双子を追い払うと,Eragonに「剣を抜きなさい」

Aryaは驚異的なスピードで襲ってきます。Eragonは「Elfには勝てない」というBromの言葉を思い出しました。いろいろな手を試しますが,Aryaは全て止めてしまいます。どの位長く戦ったか覚えてないほど戦いましたが,Eragonは喉元を突かれます。するとAryaは「あなたは合格だわ。」と言います。OrikとFredricは彼とElfの剣を誉めちぎりますが,Aryaはさっと立ち去ります。EragonはSaphiraと一緒に洞窟に向かいますが,Aryaが走っているのを見て,Saphira「嬉しかったでしょ。」「うん」「でも顔長いわよ。馬みたい。それにカッコよくないわよ。」EragonはびっくりしてSaphiraを見ます。「お前妬いてるな!」「バカな!あり得ないわ!」「ほーら認めたじゃん」Eragon大笑い。

SaphiraはAryaの傍に降ります。Aryaは古代語で「私はドラゴンライダーを傷付けるつもりはない。友達になりましょう。」と話しかけます。Eragonはよくわかりませんでしたが,Saphiraは納得したようでした。そこでしばらくEragonとAryaは話をします。彼女はもう少しEragonの助けが遅れたら,Galnatorixの前に送られる所でした。彼女は「助けてくれた恩は忘れない」と言います。ここで,Eragonは,気になっていた彼女の肩のタトゥーとBromの指輪と同じという事を訊いてみました。Aryaは,それはElfの友人である事を意味する印でBromが女王から特別に授かったもの,と言います。Eragonは「それでは僕が持っていてはいけない」と言いますが,Aryaは持ってなさいと言います。そして「私の肩の事は誰にも言ってはいけません。」EragonはAryaと別れた後,Saphiraに彼女は最初に何を言ったかを訊きましたが,Saphiraは教えてくれませんでした。(笑)

その後EragonはMurtaghに会いに行きます。意外にもMurtaghは心地のよい部屋にいて,食べ物や本もたくさん供給されているようでした。気をつけないと太った学者になってしまうよと言いながらも,彼はこの状況を気に入っているようです。何故なら,ここでは恐れるものがないからと言います。しかし彼はNasuadaを「Galbatorixの宮殿の,高貴さよりブタと言った方がいいような貴婦人達と同じ人間だと思った」と言うのを聞いてちょっと心配になります。「いつまで囚人でいる気だい?いつまでも隠れているわけにはいかないだろう?」と訊くと,Murtaghは「そのうち飽きるだろうが,今は‥満足している」

で,あと2つで今にも終わりそう?なのですが,実は明日の夜からお出かけするので,次は来週の月曜か火曜になります。


Eragon (22)

2006-01-04 18:06:13 | エラゴン・Paolini
Bless the Child, Argetlam
EragonとSaphiraは,Orikと一緒に退室し,Saphiraはドラゴン用の洞穴へ,Eragonは食事を摂りに行きます。食事をしながら,EragonはOrikからEmpireに抵抗する人々の事や,彼の一族についての話を聞きます。食後,Eragonは風呂に入ります。その間にOrikが新しい衣服を用意してくれました。Saphiraと一緒に洞穴へ,と思った瞬間,1人の老婆が彼を遮ります。老婆は赤ん坊を差し出し,この子には両親がない,私以外に面倒を見る者がいない,彼女を祝福してくれ!と懇願します。困惑したEragonは仕方なく古代語で彼女に「未来」を願います。するとSaphiraが自分の顔でさっと赤ん坊を撫でます。人々はびっくり。Saphiraは,「彼女に希望を与えた」と言います。その夜,EragonはSaphiraの洞窟のベッドで休む事に。Saphiraは,「双子は我々を嫌っている。Dwarfの多くは我々を信用しない。Elfは人間のドラゴンライダーは好きではない。彼らとなるべく親しくするようにしないといけない,と言います。」

Mandrake Root and Newt Toungue
翌朝目覚めると,Eragonは何故かSolembumを見ます。彼に誘われるまま上がっていくと,そこに部屋があり,何と‥Angelaが中にいました。彼女は,Eragonにあって以来,ドラゴンライダーを追っている者がいると聞いて,はるばるTronjheimまで来たと言います。EragonはBromが亡くなった事,その後の自分の冒険について話しますが,何故かMurtaghの名を聞くと,彼女は「気をおつけ!」と言います。Angelaは,「時間がある時遊びに来なさい。ただし,私がいる事を誰にも知らせないように。」と言います。


Eragon (21)

2006-01-04 16:10:57 | エラゴン・Paolini
Ajihad
そこは大きなエレガントな部屋でした。本棚で囲まれ,どこでも本が読めるように灯りがたくさん灯っていました。奥のテーブルで,Ajihadが彼らを出迎えます。Eragonは禿男が2人いるのでびっくり。彼らは双子でした。AjihadはEragonとSaphiraを暖かく出迎えますが,彼はMurtaghの声を聞いただけで正体を察知。「どっちみちあなた方は私を信用しないでしょう」と言うMurtaghに,「心を開かない限り信用しない。」と,彼を隔離します。

(「心を開かない限り信用しない」というのは,どうも好かんなあ。。BromがEragonをすぐにVardenに連れて行く事をためらったのは,こういう事もあるのかも。Murtaghは将来裏切りそうな予感? 魅力的な人物ではありますが。。)

Ajihadは,Saphiraの卵について意外な話をします。ドラゴンライダーという者は絶滅したと思われていましたが,BromがVardenに卵を持って来た時,次に誰がドラゴンライダーになるかという事で,Elf,人間それぞれ凌ぎを削っていました。ElfはGalbatorixのような裏切り者が出た為,人間を疑っていましたが,彼らは卵をそれぞれElf,人間の住む場所に代わりばんこに起き,卵が孵るのを待っていました。またライダーが人間でもElfでも,最後のトレーニングはElfが行うという計画を立てていました。しかしある時Aryaが卵を運ぶ途中でShadeに囚われました。そして彼女は魔法の力で卵をどこかへ移動しました。

「あなた方は私に何をして欲しいのですか? 私は必要なら戦います。機会があれば楽しむ事もします。悲しい時は嘆きます。その時が来たら死にます。。。しかし,私の意図に反する事には従いかねます。。(略)。。しかし私はパワーを持っています。私をどう使いたいのですか。それを聞いたら,同意するかどうか決めます。」これを聞いてAjihadは「そんな生意気な口をきいたら殺されるかもしれんぞ。」(しかしここはEragonに1票(笑))そして「人々はお前を頼るようになる。気をつけて口をきくのだ」そして彼は,Eragonはこれからテストを受けて何の役に立つか調べると言います。ここでMurtaghを心配するEragonに「我々は彼が双子に心を開くまで自由にはしない。彼は父親と同様の危険性を持っているのだ。」

Saphiraは,TronjheimとAjihadに敬意を表するが,Eragonを殺そうとしたら,お前とTronjheimは破壊するわよと,妙に毒を含んだ言葉で言います。

(ugh!Ajihad期待していたのだけど,イヤなヤツだ。やっぱ嫌いだコイツは(笑))

そこでAjihadは,双子の命令に従わなかった事で,Orikを呼び出します。Orikは,双子はEragonが溺れそうになっているのを見て何もしなかったので自分が助けたのだと言います。しかしAjihadは,命令違反は死に値すると言います。Eragonは慌てて止めようとしますが,Ajihadは,Orikを軍のサービスから解き,EragonとSaphiraの世話をするように言いつけます。


Eragon (20)

2006-01-04 00:46:50 | エラゴン・Paolini
Hunting for Answers
禿頭の男,Egraz Carnは,Eragon,MurtaghとSaphiraを洞窟の奥に連れて行きます。Egraz CarnはMurtaghとEragonから武器を取り上げ,EragonがGalbatorix側の人間でないかどうかテストすると言います。EragonはAryaが死にそうだと抵抗。Eragonを助けたDwarf,Orikは,Elfを傷つけてはAjihadに怒られると言います。彼らの仲間は,彼女を見て,ドラゴンの卵の運び屋のAryaだ!と言います。Egraz CarnはAryaを治療する事を許可。しかし,Eragonの記憶を調べ始めます。それはEragonに取ってとても痛い物でした。Saphiraは隠すべき物は隠しなさいと警告。EragonはBromに習った古代語やTeirmでの出来事,Murtaghの秘密等を隠す事にします。

禿男は次にMurtaghを調べ始めます。Murtaghは精一杯抵抗します。EragonはSaphiraに助けを請いますが,Saphiraは何故か「彼は誰にも心を開かない」と。するとOrikが,Aryaを連れてきた者を傷付けるべきでないとEgraz Carnを妨害。Egraz Carnは激怒しますがそれ以上調べるのを止め,ここを出ようとしたら殺せと言い残して部屋を去ります。

3人きりになった所で,Eragonは,何故MurtaghがRaz'acを捜してさすらっていたのか尋ねます。Murtaghの両親は小さな村で出会いました。彼の母は,父と一緒に仕事をするうちに恋に落ち,やがて,Murtaghを身篭ります。父はGalbatorixの13人のドラゴンライダー=Forswornから母子を隠しました。ただしそれは母への愛からではなく,自らの策略の為です。母はMurtaghと一緒に過ごす事はあまりありませんでした。Murtaghが生まれた時,Forswornは既に5人に減っていました。しかしその生き残りのライダーも,Vardenからの攻撃等で,最後に残ったのはMorzanでした。Morzanの死後,しばらくして母はMurtaghの所へ帰ってきますが,健康を害していて,2週間後に亡くなりました。すると今度はGalbatorix御自らMurtaghを育てます。彼はGalbatorixに,自分に仕えないかと誘われます。しかし,彼はGalbatorixの無慈悲な心に気付き,逃げ出す事を決意します。ところが,彼と,一緒に逃げようとした忠実な部下Tornacは,Galbatorixの兵士に捕まり,殺されます。そして悲しみにくれていた時,GalbatorixがRaz'acを放したと聞き,彼らを追う事にしました。そしてEragonに出会ったのでした。何故Vardenに入らないのかと尋ねるEragonに,Murtaghは「私はGalbatorixに所在を知られたくない。またEmpireそのものまで破壊したいとは思わない。」と答えます。

The Glory of Tronjheim
翌朝,彼らはEgraz Carnの案内でAjihadというVardenの首領に会いに行く事になります。武器はまだ預けたままでした。彼らは洞窟の中を進みます。洞窟はとても正確に彫られていました。EragonはSaphiraに乗るようにと言われます。突然彼らの前の扉が開きます。そこは巨大な火山の火口のような場所でした。数十マイル向こうに,反対側の壁が見えます。しかし壁はあまりに高過ぎ,Saphiraには越えられそうにありません。OrikはここはKorganという偉大な祖先が建設したTronjheimという町だと言います。よく見ると,たくさんの人々が彼らに注目しています。「何をしたらいい?」と慌てるEragonにSaphiraは「笑って!手を振って!何でもいいから!」(笑)Eragonは仕方なくちょっと笑って,ぎこちなく手を振ります。少し遅れて反応する住民。彼らは町の中心部に進みます。そして見事な技術によって建てられた建造物に入ります。そして,ヒマラヤ杉のドアの部屋に通されました。


Run!Run!Run!