ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

7巻発売に備える Harry Potter and the Half-Blood Prince (11)

2007-06-29 23:40:54 | ハリポタ6巻
Chapter 21: The Unknowable Room
前回の記事はこちら

クラッブとゴイルは,以前ポリジュース薬で化かされる側だったのが,今度は化ける側,というのがおかしいですね。(自分で飲まないドラコは。。。。)

章の最後のハーのセリフ,3回目にしてようやく理解。
トンクスの守護霊が変ったという話を聞いて,女はすぐに動揺する,とか言っているロンに,Hagとかクィデッチの冗談を聞いても,マダム・ロスメルタが笑ってなかったというのは,ロスメルタさんのような大人の女性に,そんな冗談通用しないわよ!って言ってやったという事ですね。

Chapter 22: After the Burial
前回の記事はこちら

ドラコよりナメちゃんが大事というハーの忠告を聞かないハリー。ハリーの思っていた事は確かに正しかったのですが,結局,ハリーがドラコの企みを暴こうとしていた事はムダ骨に終わってしまったのが,何ともこの話の残酷な所。
ハリーは,薬の力を借りはしましたが,結局全て真実で押し通して,正攻法でナメちゃんから記憶をゲットしましたね。こういう所がハリーの強みなのでしょう。この力を使い,7巻で,ヴォルデモートに対してどう戦いを挑むか,が見所ですね。

ところで,この章に出てくる,オドという魔法使いの歌ですが,どうも伏線のような感じがして仕方がなかったのですが,‥ダンブルドア先生ですね?
And Odd the hero, they bore him back home
To the place that he'd known as a lad, ..

まさに最後の章の光景でございますよ。帽子を裏返しにしたかどうかはわかりませんが

この巻は,飲み物が本当によく出てくるし,キーにもなっていますが,またまた,飲み物が大事な役割を果たします。(笑)


HoME9 X : The Grey Havens

2007-06-29 22:12:53 | Tolkien・HoME
XLOTR正式版を締めくくる章ですが,最初の下書きは,6行ほどで,ごろつきもいなくなったし,トゥック家は昔の威厳を取り戻したし,バギンス家はホビット史上最も有名な家系になった,という程度のものです。(^^;)

そこから発展していくわけですが,サムの結婚などはすぐに追加されましたが,フロドの病気について書かれるようになったのは,後のようです。

ラストは,ほとんど迷わずに作られたとの事で,灰色港でのお別れの様子を描いた下書きがありましたが,正式版とあまり違わないようなので,パス。

フロドの病気についての最初の記述が,
<下書き>
サムは森で仕事中で留守,フロドは喜びました。何故なら,気分がすぐれず,サムに隠し通せない程度だったのです。彼は暗闇に押し潰され,アルウェン王妃の宝石を掴み,歩く以上の事はできませんでした。しかししばらくして,発作はおさまりました。
<下書き>

ここで,突如,HoME呼んだ甲斐があった~,な下書きが。。(笑)
<下書き>
夏至に,突然ガンダルフがシャイアを訪れます。この夏至の前夜の花火は長く記憶に残りました。シャイア全地域が,朝までいろいろな色の光で明るく,草は宝石のように輝き,木には赤や金色の花が咲きました。シャイアは朝まで光と歌で満ち溢れました。
</下書き>

いい話だねぇ~,何故正式版に入らなかったか。。

最後に,赤本のタイトルの下書き。正式版ではカットされましたが,前半の,ビルボがの書いた部分が面白いので,
Memoirs of An Amateur Burglar
My Unexpected Journey
There and Back Again and What Happened After
Adventures of Five Hobbits
The Case of the Great Ring (compiled from the records
and notes of B. Baggins and others)
What the Baggins Did in the War of the Ring

。。。あと1章あります。

7巻発売に備える Harry Potter and the Half-Blood Prince (10)

2007-06-27 23:16:10 | ハリポタ6巻
CD : Chapter 19: Elf Tails
前回の記事はこちら

フライさん演じる鼻声のハーマイオニー,ロンのうわ言,かわいいですねぇ♪
今聞くと少しドキッとするウィーズリー母さんのハリーへのセリフ,最初はジニー,アーサー,そしてロン。思えば(前にも書きましたが)ウィーズリー家の時計,「Lost」だけがまだ使われてないのがすごく心配です。(通常「迷子」「行方不明」という意味ですが。。)しかし,ついでに,7人兄妹なんですね。ジニーは7番目。これは何か意味があるかも。

ハグリッドが語るスネイプ先生とダンブルドア先生の「喧嘩」,この2人で何かを企んでいそうな気がしてしまいますね。

ここでこの話を持ち出すのはナンですが,以前ローリングさん自身がもらした,死なせるつもりのなかった人が,7巻で2人亡くなるという話,ハリーとヴォルデモートは例外だと思いますので,それ以外の2人という事だと思います。これは結構重いですね。某所で,その2人とは誰になると思う?というアンケートに,何故か嫌になるほど多かったのが,パーシー,ロン,ハグリッドです。ルーピン先生,トンクス,フレッドかジョージのどちらか,ハーマイオニーを挙げた人もいますが少数派。

ウチのダーリンも,ロンが死ぬんじゃないかと予想した事があります。皆何でロンを殺したがる~~~~(^o^;) 1度死にかけたからって安心じゃない(シリウスの例アリ)のがこのシリーズの残酷な所。。。

CD : Chapter 20: Voldemort's Request
前回の記事はこちら

トム・リドルを演じる俳優は,11才のトムの他に,16才のトムも必要かと思います。以前演じた俳優さん復活?(レイフ・ファインズ16才はいくら何でもキツイよな~(笑)) 卒業後はレイフ・ファインズかな。

トムにとって,ホグワーツは生涯で最初(で最後?)の,幸せな場所だったんですね。(ハリー憮然(笑))私はてっきり今までヴォルデモートは守護霊の呪文はできないのかと思いましたが,そんな事はなさそうですね。(守護霊は,当然!ヘビさんですねっ(^o^;))

前の校長先生,彼が卒業する時は,若さを理由にホグワーツの先生になる事を許さなかったけど,年齢を重ねたらって,言ったのね。彼はそれを忘れなかったワケか。


アルカサル完結編を読み返して,

2007-06-27 00:14:33 | 読書(和書)
ふと,また勘違いしていた所を(日本語でも勘違いするんだよ!(笑))発見。リチャード2世が,ランカスター公に,戴冠式に使うがよい,と言って,王冠を渡しているシーンがあるのですが,私はうっかり,ランカスター公夫妻の娘カタリナを当たり前のようにエンリケの孫に嫁がせ,彼に被せるつもりの王冠だったのかと思い込んでいたんですよ。しかし,これは思いっきり勘違い。実はここ,カスティリア王位継承権を持っているコンスタンシアをお嫁にもらったランカスター公が,カスティリア王になるチャンスだったんですよ。リチャード2世にしてみれば,うざい叔父さんをイギリスから追い出すチャンス!(笑)

まあ結局,ランカスター公夫妻の娘カタリナがエンリケの孫に嫁いで王位継承権を行使し,ランカスター公はイギリスへ戻って参ります。

。。。。かの,Athelstanシリーズの記念すべき第1巻で,確かリチャード2世はまだ10才で王様になったばかりで,Athelstanに,「そなたは私の味方になるのだ。私が,。。。(小声で)叔父を殺したら。」な~んて言っても許されるお年頃でしたが。

まあ,リチャード2世が叔父さんを嫌っていたのは史実でございます。ランカスター公が亡くなった時,あまりに露骨に痕跡を消そうとしたものですから,従弟ヘンリーに王座を奪われてしまいましたがな。そしてプランタジェネット王朝は終り,ランカスター王朝の時代に移ったわけです。

イギリスの歴史の勉強になったわ!(笑)


7巻発売に備える Harry Potter and the Half-Blood Prince (9)

2007-06-26 00:36:27 | ハリポタ6巻
CD : Chapter 18: Birthday Surprises
前回の記事はこちら

ハリーのようにベゾアール石で点を稼いだリリーって,ハーマイオニーとは全く違うタイプの優等生だったんですね。(そりゃそーだ,ハリーのお母さんだもん(笑))

ドラコは授業そっちのけで健気に頑張っていますね。クラッブもゴイルも信用せず,たった1人で頑張っているのが,かわいそうだ。。しかし彼は級長,急に勉強しなくなって,ハリーの思っている以上に,先生方は彼を心配しているのでしょうね。

姿現わしの合言葉は3D,Destination,Determination,Deliberation。これを聞いてある事を思い出しました。The Brooklyn Folliesを読んでいた時,登場人物の1人が勤めていたタクシー会社の名前が3-D Cab Companyで,彼はそれは,Darkness,Disintegration,Deathの略だと(冗談で(笑))思っていたんですね。私はコレに必要以上に大笑い(^^;)したのですが,何でそんなに大ウケしたのか,やっとわかりましたよ~。

ロンが愛の媚薬を飲んだシーン,何度聴いても可笑しいですね。いや何が可笑しいって,かわいそうなロンではなく,ハリーの反応が1番可笑しいです。


何と!

2007-06-26 00:00:11 | ハリポタ全般・J.K.Rowling
WOMBAT上級試験の結果が返って参りました。

和文版,英文版,両方受けたのですが,和文版が「合格」,何と!驚いた事に,英文版の方が「Exceeds Expectations」,和文版では,フローリシュ・アンド・ブロッツ書店,ニンバス箒,ウィーズリーズ・ウィーザード・ウィーズ社,英文版では,ななんと,魔法省への就職の道が開けております。

残念だ!私はグリンゴッツ銀行に行きたかったんだけど(笑)


HoME9 IX : The Scouring of the Shire (8)

2007-06-25 23:30:51 | Tolkien・HoME
サルマンとの話は,最初は正式版よりたくさん書いてあったそうです。

<下書き>
(何故か)「よくおいでになった!」と,サルマンがドアの所に立ってました。以前会った時よりしっかり食べ,みすぼらしさはなくなっていました。
フロド「シャーキィ!」サルマン「ご存じだったか? 私の部下は昔私の事をそう呼んでおった。皆忠実で,ここまで一緒に来たのだ。とても喜ばしい事だ。」
フロド「わかりません。何故,そして何を,彼らはここでしているのですか? 悪戯ですか? ガンダルフは,あなたはまだそういう事ができると言ってましたが。」
サルマン「(削除:尋ねる必要があるか?)笑わせるな,ホビットの旦那よ。偉大な奴らと一緒にいるうちに,お前さんは偉大な事を成し遂げ,そして国元でさぼっていられると思ったか? しかしお前は自分の面倒も見れない奴だな。少々ぐずぐずし過ぎたな。私はお前にレッスンしようと思ったのだ。これは私の受けた傷に対して,楽しみを与えてくれたよ。」
</下書き>

2番目の下書きでは,正式版に近付いたそうです。ただし,まだサルマンの最期のおぞましい姿は描かれてなかったそうで。。

初版に寄せられたそのシーンに関するメモが興味深いそうです。

<メモ>
8/28,サルマンは褐色人の国へ。その後Old South Roadに入り,灰色川から北,北西へ。9/22にホビット庄に到着。460マイルを25日で旅した。1日平均18マイルで,できるだけ急いだという事。つまりシャイアに38日しかいない事になる。しかしその多くの部分は,ごろつき達が彼の命令で既に済まされていた。彼はアイゼンガルドを出る前からこれを計画していたのだ。
</メモ>

私としては,その後に書いてあったクリストファーさんのコメントが興味深いです。
トールキン父さんは,最初にこの章を書いた時,フロドの経験が彼を大きく変え,最初に書いたような活躍はできないだろうと考える事になったんですね。

The Three Musketeers (2)

2007-06-24 22:58:18 | 読書
96/635
三銃士と決闘しそうになったダルタニャン,そこへたまたまやってきた,枢機卿の部下のガード達。実は三銃士は前日同じグループと喧嘩していて,アトスは大怪我をしてました。ダルタニャンは三銃士に加勢する事を決心,ガードと戦い,大手柄。
翌日それを聞いた王様,その若者に会いたいものだとトレヴィルに告げますが,当日,三銃士とテニスを楽しんでいたダルタニャン,また喧嘩を始めて。。。(いきさつは面倒なのでいちいち書きませんわっ(笑))

で,トレヴィルさん,冷や汗かきながらうまくまとめて,ようやく王様に謁見したダルタニャン,かなり高額なお金を王様から頂戴して,これを三銃士と山分けにして,彼は召使をゲットします。

で,三銃士とダルタニャンはどこへ行くにもつるんで行く仲になります。(何かこの4人の仲のよさを読んでいると,思わず,ハリポタに出てくる,ハリーのお父さんの仲良し4人グループを思い出してしまいます♪)

王様から頂いたお金が底を付いた頃,ダルタニャンのアパートの家主ボナシューさんが,奥さんをさらわれたと相談に訪れ,いよいよ,話が動き出しますね~。

子供の時の愛読書で,話の内容はほとんど忘れてしまいましたが,それにしても,え?そんな話だったっけ?な所が結構多いです。(汗) それって,単に私の物忘れのせいかと思いましたが,噂によると,何か「子供向け」の翻訳では,「大人向け」の所は,省略されている所が多いのだそうで。‥‥だとすると,これから全然知らない話が出てきそうで,かなり,楽しみです♪


7巻発売に備える Harry Potter and the Half-Blood Prince (8)

2007-06-24 22:36:31 | ハリポタ6巻
CD : Chapter 16: A Very Frosty Christmas
前回の記事はこちら

ハリポタシリーズの数ある名ゼリフ中の名ゼリフ?(だって覚えやすいんだも~ん(爆))
"Dumbledore's man through and through, aren't you, Potter?"
が出て参ります。魔法大臣に向かって,スタンの事などはっきり非難し,断る事を断固として断るハリーがカッコいいですね。

CD : Chapter 17: A Sluggish Memory
前回の記事はこちら

ついつい忘れていたのですが,トム・リドル君の生涯は,歴史順に並んでいるんですね。
ダンブルドア先生に無礼な態度を取ったのに,ホグワーツ入学後のトム君はいたって真面目で礼儀正しく,生徒はもとより,先生方にも信頼されるような生徒だったそうな。でも,ダンブルドア先生だけは彼を信用していないように見えた(本人談 in 2巻)ようですね。

"Dumbledore's man through and through"に「無礼な奴じゃ」と反応する校長,ですが,その時ちょっと目頭が熱くなっております。年取って涙腺が緩んだ(ありがち(笑))とも思えますが,ひょっとして,スネイプ先生を意図的にこの年DADAにアサインして,やっぱり自分は意図的に「消えよう」と思っていたのか?と,勘繰ってしまうような行為です。

ダンブルドア先生が,何故,Legilimencyもできずベリタセラムも持たないハリーがナメちゃんから記憶を取れるかと思う所を説明するセリフ,
However, he has his weaknesses like the rest of us and I believe that you are the one person who might be able to penetrate his defenses.
これ,今読むと,すご~く大事な事のように思えます。5巻で,校長がヴォルデモートに言った,
"Indeed your failure to understand that there are things much worse than death has always been your greatest weakness."
を思い出すんですよね。きっと「weakness」という共通の単語があったから思い出しただけなのかも,ですが,校長がナメちゃんに言っている事を,そのままヴォルデモートに置き換える事ができますね。ハリーの持つ「その力」が,"He will have power the Dark Lord knows not."であるような気がします。


HoME9 IX : The Scouring of the Shire (7)

2007-06-24 21:53:53 | Tolkien・HoME
この辺りから,フロドは,正式版のように,殺しはするなと言うようになります。ただ,正式版ではメリーの役割である,ごろつきが来ると警告したり,リーダーに話しかけたり,とっつぁんの様子を見に行く際にガードを配置したり,などは,フロドがやっているそうです。

<下書き>
とっつぁんがコトンの台所にやってきた後,早朝,皆はメリーの角笛を聴きます。トゥック家やその他のホビットの一群が,タック村等から集まっていました。彼らによれば,トゥック郷に侵入したごろつきは東へ逃げたそうです。

今や東街道から大堀町までの軍はピピンの配下です。そしてホビット庄にはフロド,サム,メリーとコトンさん。
</下書き>

この続きは,テッド・サンディマンとの会話,サルマンの話,蛇の舌に殺される所まで,既にほぼ正式版と同じそうな。(ふむ,一気に来ちゃいましたか。。)ただし,水の辺村の戦いはなし。(後に延ばした?)

ということで,最初の頃に語られる,ごろつきとの争い

<下書き>
ごろつきをまちぶせしたフロド,彼らに武器を捨てて下がるよう命じます。男達は最初従いますが,やがて無視。すかさずホビットの弓隊が襲います。何人かは留まりますが,何人かは逃走。
そして彼らは死んだごろつきを片付け,埋めます。そこは後にBattle Pitsと呼ばれました。
このようにして,水の辺村の戦いは終わりました。これはGreenfields(あの例のゴルフの起源となった奴。。(^^;))以降始めての戦いで,シャイアの最後の戦いとなりました。(犠牲は,ごろつき6人,ホビットは0だったそう)

そして食事を取りながらメリー,フロドに,「さあ,そろそろお頭との取引だね。」コトンさんが50人の逞しいホビットを集め,フロド,サム,メリー,ピピンが先頭に立ちます。
</下書き>

Run!Run!Run!