ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

POA CD:Boggart

2004-08-31 22:36:47 | ハリポタ3巻
***OOP間接ネタバレ注意***
Malfoyが自分の不注意で負傷。Harry曰く,Madam Pomfreyはどんな傷でも簡単に治すので,彼は痛いフリをしているだけ。(あぁ,それで彼女の名前が痛み止めを意味するPoppyだと出てきたわけ?)

次は映画に出てこなかったSnapeの授業。Malfoyは怪我の事やパパの力を傘に着ていろいろおねだりしますが。。ここで思ったのですが,RonやNevilleはお父さんやおばあさんの力を利用してSnapeをへこませる事も不可能じゃないはず。それをやらないって事はやっぱり,Gryffindorだから? Snape先生,Nevilleの薬をTrevorに飲ませますが,Hermioneのお陰で完璧に出来ている事を知っててやったんですね。ここで,これはうがった見方かもしれませんが,ひょっとしてSnape先生のHermioneに対するいつもの「減点」は,実は彼一流の誉め言葉なのかも‥‥。

そして次はいよいよLupin先生の初授業です。Peevesをぶっ飛ばす所,映画で観たかったなぁ~~! Boggartの授業の目的は,自分が最も怖いと思うものをバカバカしいと笑い飛ばす事,よく考えてみると,これはDumbledore先生の例の有名なセリフ
Fear of a name increases fear of the things itself.

に通じる物があるので,おそらくLupin先生はDumbledore先生の意思をしっかり汲み取っているのでしょうね。Lupin先生は最初Nevilleを指名します。Nevilleは見事に克服しますね。これは‥後の巻の話の伏線ですね!

Scabbersに目をつけるCrookshanks。HermioneもちょっとRonに気を遣ってあげればいいのになあと思いました。なかなか難しいお年頃なんでしょか。。。

RonはHarryに,McGonagall先生にHogsmeadeの許可をもらうよう勧めますが,Harry,叔父さん叔母さんが,サインを「忘れた」って言っちゃうんですね。ある意味,嘘ではないのですが,もし本当の事を言っていたら,何か違う展開になったかも,そんなMcGonagall先生の雰囲気でした。(彼女はDursley家が最悪レベルのMuggleって知ってますからね)もっともここでHogsmeadeに行けちゃったら,Marauder's Mapは手に入らなかったワケですから,まあ,いいか。
Hogsmeadeに行けなかったHarryはたまたま呼ばれてLupin先生の部屋を訪れます。Harryは,‥Magnolia Cresentで見た犬の話をしなかったんですね。(していたらその後の話が少し違ったか?)


ROTK読書:horns,horns,horns

2004-08-31 21:49:15 | Tolkien・LOTR
The War of the Ring : Chapter 4: The Siege of Gondor続き
4章~7章にかけては,LOTRの中でも1番お気に入りの部分です。ラス・ディネンの血も凍るような風景と,ペレンノールの血沸き肉踊る光景がまるで霜降り肉(食べ物に例えるか!(笑))のように豪華に入り乱れる所。指輪物語が書かれたのは1930年代~1940年代,怪獣映画もクロサワ映画も世界に出る前の事です。それでこれだけの物を想像するトールキンさんは凄いです。

原作ではラス・ディネンまでファラミアをどう運んで行ったかが書かれています。フェン・ホルレンという所からくねくねした道を降りて,執政たちの館へ。
ここでデネソールは薪と油を持って来いと命令。決してピピンに対して暴力的な事をせず,静かなのですが,それがかえって映画以上に不吉さを感じます。ピピンも映画と違い,冷静を装ってその場を一旦出ます。
ガンダルフを呼びに行く間,誰か協力してくれる人はいないかと,ガードに作業をスローモーでやってくれないかと頼みますが断られ,今度はベレゴンドを発見。躊躇するベレゴンドに,狂人の命令とファラミアの命とどっちを選ぶかと言い,‥‥第二環状区まで降りてきたピピン,ようやくガンダルフを見つけますが,今そこではそれどころじゃない状況。ピピンのファラミア救出作戦は,また後で‥‥。
それにしても,この辺りのピピンは,お古めかしいゴンドールの人達と比べ,本当に"新人類"なんだなあという感じです。

ムマキルが城壁のそばまで来てます。そこへオーク達がグロンドを運んできます。で,アングマールの魔王が,馬に乗って登場。(馬に乗って来るのか)人間達はその恐ろしさに耐えられません。しかし唯1人持ちこたえるのは,ガンダルフと飛蔭。彼が通せんぼを試みているその時,何と,鶏がコケコッコーと鳴きます。もし,万が一,原作未読の方がこれを見たら,何言ってんだ?と思われる事でしょうが,‥鶏なんですよ! 鶏はただ明るくなったから鳴いているんだという記述がよいです。
そして鶏に応えるように,
horns,horns,horns.
いいですね~この文章(文章とは言えないか?)大好きです。ついにローハンがやってきました。

The War of the Ring : Chapter 5: The Ride of the Rohirrim
‥‥と思いっきり盛り上げておいて,話は少し溯ってのロヒアリムです。
また映画に出てこないシーン登場です。メリーはローハンから4日来た所で,ミナス・ティリスから2番目の烽火台アイレナッハの近くにいます。あと1日でミナス・ティリスに到着する所です。彼は王様の命令を破ってついてきた事を少し後悔しかけていました。彼はまた皆のお荷物妄想にかられます。おまけにデルンヘルムは何も喋らず,メリーはとても孤独です。エルフヘルムが木の根と間違えてつまづき,悪態をつかれる始末。
ところが,ミナス・ティリスに1番近い烽火台アモン・ディンの辺りにオークがたくさん出没するとの情報。セオデンとエオメルはこの辺りの原住民ウォーゼのリーダー,ガン=ブリ=ガンという不思議な男と交渉中です。メリーはこの腰ミノいっちょのオジサンが,ちょっとたどたどしいとは言え共通語を喋る(私の英語よりウマイな)という事に驚きます。

Rev. 9/3 間違い(汗;)訂正

Half-Blood Princeとは誰かを推測するその5

2004-08-30 23:30:44 | ハリポタ6巻
***HBP推測ネタバレ,OOPネタバレ要注意!***
以前こちらでSnape先生の名前の秘密について語りましたが,実はここからある事を思いつきました。
ここからは,完全推測なので(って,いつもアテにならない推測ばっかりですみません)信用しないで下さいね。
例えば,Snape先生の親は,お父さんはMuggleのEvansさんと,お母さんは魔女のSnapeさんで,両親はその後離婚したんじゃあないかな? そして彼はEvans,Spapeそれぞれ使える2つの名前を持っていた。そして,Hogwartsに入る時はSnape姓で入った。。。。
これって,もしかするともしかするともしかすると。。。HBPとは彼の事かもしれない!


POA CD:Poppy Pomfrey

2004-08-30 23:20:35 | ハリポタ3巻
***OOP間接的なネタバレあり***
突然停止するHogwarts特急。Dementor登場シーンです。この時,それまで寝ていたLupin先生が突然起き出し,Dementorを追っ払ってくれます。(ところでLupin先生のPatronusは何なんだろう?)Harryだけが気を失って彼自身はとても恥ずかしい思いをします。

列車はHogsmeade駅に到着。私の記憶が曖昧で確信がありませんが,終着駅がHogsmeadeだったとはここで初めて聞いたような? ここから2年生以上は「見えない馬」が引く馬車に乗って学校へ。9月1日なのに既にicy coldという記述が東京との気候の違いを感じますね。

HarryとHermioneは,McGonagall先生に捕まります。Harryはもう大丈夫だと言いますが,無理矢理Madam Pomfreyにチョコレートを食べさせれます。この時McGonagall先生がMadam PomfreyをPoppyと呼ぶのが聞こえます。poppyとはケシの花の事。大変かわいい花ですが,阿片の材料でもあります。ところで医学的には阿片の主な役割というのは,痛み止め,だそう。。という話を聞いて,突然,Hogwartsのmatronの名前がPoppyという事の意味がわかりました。

次の日,続々と新しい授業が始まります。Dementorの事でHarryをバカにするMalfoyですが,F&GがMalfoyも怖がってたぜ,と,バラします。Harry,Ron,Hermioneは,Divinationの授業に向かう途中でSir Cadoganに遭遇。ちょっとCDではSir Cadoganのセリフは聞き取れなかった~(笑)Divinationの部屋は‥,9月なのに締め切った部屋に暖炉。むせ返るような香水の香り,う~~ん私ににはそれだけでニガテそう‥‥。Hermioneは,この授業が本を頼りにしないと言う事にショックを受けます。(これって彼女の将来の職業の何らかの暗示かも)Trelawny先生は,Harryが死ぬと予言

次の時間,McGonagall先生は,皆の様子がおかしいのでいぶかしがりますが,Trelawny先生のHarryに関する予言を聞いて,それは毎年の事と言います。この時,McGonagall先生は,
True seers are very rare, and Professor Trelawny ....

これを聞いて私は思わず"Ooooops!"(爆)
それもおかしいですが,Muggle一家育ちのHarryとHermioneが,魔法使い一家育ちのRonの心配をよそに,"Grim"をあまり気にしてない所がいいですね~。(魔法使いというのは,たまに古すぎて理不尽な事もあるなあと,Muggleの私は思うわけです)

次は"Professor Hagrid"の初授業。この原作のBuckbeak飛行のシーンが,映画POAで1番好きなシーンになるとは,‥‥想像もしてませんでした!


POA映画に「偶然」表れた将来の伏線とは

2004-08-30 23:08:10 | ハリポタ3巻
JKRはPOA映画の中に,偶然将来の話の伏線が入っていると言っているようですが,これは原作にはないシーンという事ですね。と言うと‥‥

そう言えば,映画では初日の夜に男の子達はネクタイを頭につけてドンチャン騒ぎしてましたね。私は頭ネクタイっててっきり日本のオヤジのオリジナルかと思っていたけど,世界的にみんなやっているんですね(爆)これが将来の伏線か???

それともう1つ,気になったシーンがあります。

Lupin先生のLilyに関するコメント,正直言って,これはちょっとドキッとしましたよ。あたかも昔の恋人のようで。確か彼女は人の優れた所を見つけるのが得意だったとか言ってましたよね。
そう言えば,7巻でLilyに関する大きな暴露があると聞いているのですが,もしかして‥‥‥? Lupin先生が再び大活躍するのは7巻とも聞いてますし。。。
ところで,5巻での,若き日のSnapeつるし上げ事件での,Jamesって,かなり嫌な奴ですよね。Lilyがこんな奴と結婚したのは,結局はJamesの「優れた所を見つけた」からなんでしょうが,それにしても,そうなるまでに何らかの紆余曲折があったと考える方が自然ではありませんか。
実はLupin先生についてはかねてから少々引っ掛る所もあります。これって果たして今後の話の展開に関係あるのかどうかわかりませんが。。。
例のPotter家襲撃事件の日の事なんですが,‥‥SiriusとPeterの行動は3巻で明らかになりましたが,実はLupin先生だけがその日何をしていたのか,明らかになってません。



映画の「王たちの柱」

2004-08-30 22:50:35 | Tolkien・おたのしみ
私は最初映画でこれを見て,原作ではイシルドゥアとアナリオンの兄弟王の像の事と知った時,2人の兄弟の王という事から,まずこれは2つの対等な立場の王国を意味する事,つまり,ゴンドールとアルノール,南方と北方に存在した2つの王国,あるいは,ゴンドールとローハン,‥ゴンドールの執政とローハンの関係とか,アラゴルンとセオデンまたはエオメルの関係などを象徴する事,もしくはエルフの王国とドワーフの王国も意味するかもしれないし,2人の支配者という意味でなら,王と執政,それは昔のゴンドールの王と執政であったり,アラゴルンとデネソール,ボロミア,ファラミアのそれぞれの関係を象徴する事,兄弟の意味から,ボロミアとファラミア,あるいは,エオメルとエオウィンを象徴する,‥‥という,本当にいろいろな意味があるんだなあと思いました。
また,映画の中で,これを見た時ボロミアがにっこりして,彼が最後にアラゴルンに"my brother"と言ったのは,この像達に引っ掛けたんだなあ,と思いました。また,メリーとピピンが素直に嬉しそうに感動したのに対して,フロドとサムの反応がややイマイチ(実はその頃フロドは1人で行くかどうか迷い,サムはそれを心配していたのでそういう表情になっちゃったんですが)だった事が,この後のホビット達のそれぞれの,この冒険談の中だけに留まらず,将来に渡ってまでの,この像の象徴する者(物)との関わりを示しているんだ,と納得。また,兄の国の王の末裔が,弟の国の執政の次男から王冠を返してもらう,という設定も凝っているなあ,と思い,いや~~これは本当によくできているなあ~~と,感動したものでした。

しかし,最近,映画設定では,アナリオンもアルノール王国も存在しなかった事になっていると言われ,あの像も映画の中では,イシルドゥアとアナリオンの兄弟ではなく,エレンディルとイシルドゥアの親子だという説があると聞きます。
もしそうだとしたら,あの像は,上に書いたような意味は一切持ってない事となり,私の感動は一体何だったんだろう??と思う今日この頃,です。。。

ROTK読書:ミサイル?

2004-08-30 22:44:02 | Tolkien・LOTR
The War of the Ring : Chapter 4: The Siege of Gondor続き
いよいよミナス・ティリスが包囲されていきますが,どうせ映画と原作では違うだろうと思い,原作をしっかり観察しようと思います。敵はまずランマス・エホールを壊し,周囲にミナス・ティリス側からは邪魔されない所に堀を作っていきます。そして"missile"登場。え? この時代にミサイル? 辞書を引いたら,ミサイルというのは,元々は飛び道具の意味でした。(汗) これを見たゴンドールの兵は,ミナス・ティリスの城壁はオルサンクの物と同じで頑丈なので壊れっこないと笑います。ところが,この「ミサイル」は優秀で,城壁を越えて第一環状区の建物を直接攻撃,建物はなすすべもなく破壊されます。最後のこの部分だけ映画に出てきましたね。
次に敵は何かもうちょっと小さい物を放り込んで来ました。これはなんと!人の頭!
あーこれも映画にありますね。しかし,その頭は‥,これは書かないでおきます。実はここはおそらくトールキンさんの全作品中でも1番と思われる位な恐ろしい記述でした。(汗)
ここで場面は白の塔へ。すっかりモチベーションを失ったデネソール侯です。つい先日の恐ろしい親子問答はどこへやら,
I sent my son forth, unthanked, unblessed, out into needless peril

これ映画で言って欲しかったですね。
彼はピピンをお役目免除すると言い出しますが,ピピンは,
I do not wish to be released while you live. And if they come at last to the Citadel, I hope to be here and stand beside you and earn perhaps the arms that you have given me.

これピピンの好きなセリフなのですが,これも映画では言ってもらえませんでした。

執政様はそこでピピンをつまみ出したりせず,"servants"を呼んで来いと言い,ファラミアを運び出すのに同行する事を許します。
ところで前から不思議に思っていたのですが,"servants"ってどんな人達なのでしょう? ピピンやベレゴンドとははっきり区別されていますね。強そうで見た目のよい人達のようですので,もしかして,もしかして‥‥,お小姓さん?

と,ここで,トールキンさんが,ちょっと不思議な事を‥,ファラミアを暖かい布団でくるんで運び出すんですね。しかも刺激を与えないように"servants"にゆっくり運ばせる。私はファラミアびいきなんですが,それでもこの破格の扱いにはちょっと微笑んでしまいました‥‥。よく読んでみると,実は他のキャラに対しても同様の扱いをしてます。ボロミアにはアラゴルンからのたっぷりの愛情を注いだ後で(笑)大事に水葬にした事でもわかりますが,それぞれのキャラクタに対するトールキンさんの愛情を感じたシーンでした。

ROTK読書:Since you are robbed of Boromir

2004-08-29 01:51:13 | Tolkien・LOTR
The War of the Ring : Chapter 4: The Siege of Gondor続き
この辺りは,映画と原作で微妙にずれ(原作ファンにはとってはかなり大きなズレ)ながら話が進んで生きます。

親子の衝撃的な会話はまだ続きます。次の日,デネソールは会議を招集。誰か期待に応えてペレンノールに出撃する勇敢な大将はいないかと発言。皆黙ってしまい仕方なくファラミアが行くと言う場面。ここは会議の席なので「家庭」の会話はできません。それだけに,まるで暗号のように脳内に浮かぶ本音。。

I do not oppose your will, sire. 昨日言われた通りにするよ
Since you are robbed of Boromir, I will go and do what I can do in his stead. ボロミアの代わりに死んでしまえばよかったんだって言ったよね
if you command it. ‥ほんとにやっていいの?
I do so. ああ。
Then farewell! じゃあさよなら
But if I should return, think better of me! 帰ってきたら褒めてくれる?
That depends on the manner of your return. お前が生きて帰ってくるんじゃなかったらな

ガンダルフ,どこで見抜いたか
Your father loves you, Faramir, and will remenber it ere the end.

ファラミアの出征は,無謀な事は無謀なのですが,映画のようなメチャクチャなものではありません。彼は数日間持ちこたえ,また彼の引き連れた軍の2/3は生還してます。(全滅なんかしてません)

いよいよアングマールの魔王が出陣し,緊張に包まれるペレンノール。ゴンドールの騎士達は苦戦します。特にナズグルの鳴き声には皆怯えます。ガンダルフも映画と違ってペレンノールに応援に出かけます。そしてデネソールの亡き奥さんフィンドゥイラスの弟である海の国ドル・アムロスのイムラヒル大公も出撃。

しかし,イムラヒル大公は大怪我したファラミアを連れて帰ります。

POA CD:イギリスファンタジー小説の「常識」

2004-08-28 21:13:16 | ハリポタ3巻
HarryはLeaky Cauldronに到着。そこには,何かワケアリの様子で魔法大臣Cornelius Fudgeが待ち構えていました。2巻で初登場のFudge,Dumbledore先生が止めるのを聞かず,COS事件とは何の関係もないHagridを「しょっぴいて」しまいましたが,とりあえず,闇サイドに属する人ではありません。しかし,私はここで,彼のあるセリフから,何故か,「この人いつかきっとHarryの敵になる」と予感しました。それは,
They are your family, after all, and I'm sure you are fond of each other - er very deep down

このセリフ,婉曲的な言い方はしているものの,家族だからお互いに好きなはずだろう,という強い意志を感じたのでした。この人は一見気のいいおじさんだけど,常識から外れる事を認めない人,一度常識を疑い始めた相手はとことん認めないタイプの人(だからDumbledore先生と気が合わない?)なんだなあ,と。
そう言えば,1巻には,Vernonおじさんに関するこんな記述があります。
Mr. Dursley couldn't bear people who dressed in funny clothes

彼は変な服装の人は我慢できない。でもおそらく,普通の人が常識の範囲内で接する限りは,きっといい人なんでしょうね。Harryが家にいるからおかしくなる。

さらに,ハリポタばかりではなく,指輪物語,というか,ホビットの冒険の冒頭にこんな文章があったのも思い出しました。
people considered them (the Bagginses) very respectable, not only because most of they were rich, but also because they never had any adventures or did anything unexpected.

ここは読んでいて違和感を感じたので,はっきり記憶に残りました。Bagginsさん一家は,常識からはずれるような事はしないから尊敬されるのよね?

イギリスのファンタジーの世界では,常識を愛する人は冒険を認めない,というのが「常識」なんですかね。なんだか,イギリス人の深層心理を見たようです。

さて,HarryはDiagon Alleyでお買い物。今度Harryが目をつけたのは,話題の競技箒,"Firebolt",ところで,ふと思ったのですが,魔法使いの世界での通信販売って,お金の支払いに関しては,本人である事をどうやって確認するのでしょうね? ‥まあそれは後で考えるとして,Ron,Hermioneと合流したHarryは,ペットショップMagical Menagerieへ。よーく見ると,ここではSccabersが普通のネズミとちょっと違う事が示されています。

HarryはまたSirius Blackの噂を聞きますが,Knight Busに乗った時から,Sirius Blackの写真には,Harryにとって"familiar"という言葉がついているのが目(耳)につきます。‥‥これは,隠し伏線でしたか!(笑)

出発の前日,HarryはWeasley夫妻の言い争いを立ち聞きしてしまいます。この言い争いの内容から,私はMr. Weasleyって,一般人の良識と官僚の良識との間を取り持つバランス感覚の大変いい人,という印象を受けました。なんで魔法省の中で出世しないのか不思議です。Mr. Weasleyについて感じた「予感」は果たして当たる日が来るでしょうか。(^^)

今年は全員無事にHogwarts特急に乗れたHarry達。Sneakoscopeはちゃんと正しく動作したようですが,この時点ではもちろん誰も気がつきません。


Run!Run!Run!