ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

By Murder's Bright Light (7)

2011-10-10 13:43:56 | Athelstan・Doherty
By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 745(税込)
発売日:1994-10-06

剛腕船長の自宅としてはかなり地味なロフェル家。エマ夫人によれば,ロフェルはスコットランド出身の元牧師。しかし海が好きで釣り船を営んでいたエマの父親と知り合ってからは,一緒に釣りに行くようになったのが,海の男への第1歩。

しかしロフェルは複数の女性との間に噂があり,助祭長から目を付けられていた所,ついにエマと恋に落ち,破門されてロンドンへ駆け落ち。(ここら辺の話に興味ありげなアセルスタン(^^;))始めは良かったけれど,ロフェルがオスプリングと知り合ってから一変。オスプリングが紹介してくれた夜のお楽しみで,男色に目覚めたロフェル,エマとの関係は冷えきってきます。

エマはロフェルが毒殺されたと聞いて納得できません。彼は食べ物には注意深く,Usquebaugh=ウスクボー→ウィスキー(当時のイングランドでは一般的な言葉ではなかったのですね!またトリビアゲットです)の瓶はどうなのですか?と聞くクランストンですが,エマ夫人,侍女のタビサに遺品の瓶を持って来させ一気飲み。呆気に取られるクランストンとアセルスタン。。。「もし毒が入っていたなら,主人の所へ行けますよね」と微笑む夫人。アセルスタンは,牧師が誓いを破りたくなるようなかつての美しさの名残を見て取ります。(こら!(^o^;))

アセルスタンは,タビサと一緒にロフェルの遺品を取りに行きますが,そこで侍女の意外な一面,女主人をあまり快く思ってない事を知ります。そして彼は遺品の中のある本に,気になるページを発見。そこには謎の線が引かれ十字マーク。

ロフェル家を出ると,人間の漁師が現れ,神の光(God's Bright Light)号に何かのサインのような灯りが1時間おきに灯っていた事を思い出したと報告。

さらに歩くと,先だってから2人をつけてきた怪しい2人組が待ってました。しかも酒場に招き入れ。ピーターとポールと名乗る2人は,実は王冠に仕える者(すなわちヒュー・コーベットような(^^;))と言い,ロフェルの最期の航海中に近くにいて行方不明になったスパイ船についての調査をしているのだそうです。ロフェルは国家反逆者から雇われていたのではないかと疑いがかかっているのだそう。アセルスタンとクランストンは協力に応じる事にしました。合図はセントポール教会で聖母マリアの目安箱に「聖ペテロと聖パウロに仲裁のお願い」を出す,だそうです。


By Murder's Bright Light (6)

2011-10-10 12:41:01 | Athelstan・Doherty
By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 745(税込)
発売日:1994-10-06

アセルスタン,クランストン卿の家に到着。しかし主人は留守で、迎えたモード夫人と子供達。何故かアセルスタンをDadaaと呼ぶ子供達w。

クランストンは,いつもの聖なる神の子羊館にいました。2章前に起きた強殺を悲しんでおります。しかし,教会の寸劇の出演は快諾。悪魔の役で。(爆)

2人は事件のあった家に急行。既にショウディッチが取り調べ中。いつもと同じように,ドアもしっかり,ぬかりなし。最近流行の連続窃盗犯のようですが,今度は様子が違い,強盗殺人犯に様変わり。アセルスタンは,犠牲になったメイドキャサリン・アブチャーチはまだほんの少女と知り,怒り新た。

被害に遭った商家の教区の世話役トランピングトンがやってきましたが,何故かアセルスタンに敵意丸出し。アセルスタンはじっと耐えて,この男にタイルがなくなってないかどうかの調査を依頼。

一方,船の件については,皆の話は噛み合わず,誰かが嘘をついているのは明らか。という事で,ショウディッチに,2日前God's Bright Lightに人を乗せたボートが行かなかったかどうか調査依頼。

次に2人はロフェルがスコットランドの強い酒を仕入れていた十字鍵館を訪ねます。その居酒屋の主人は,人目で海の男とわかりますが,実は名をリチャード・クロウリーといい,ジェイコブの従兄弟。そしてリチャードは反物トレードをしていた腹違いの弟の船が原因不明の沈没事故を起こし,ロフェルに責任があるのでは?と疑っています。クランストンは,ロフェルが常連で仕入れていたというusquebaughという酒を頂きますが,酒自体に怪しい所はなし。

クランストンは,次は「川について知っている人物」を訪ねようと出発。ところがここで,アセルスタンは,見知らぬ2人組が後を追っている事に気付きます。クランストンはもっと前からわかっていた様子。

さてクランストンの友達?leaperを通して2人が会ったのは「人間の漁師」確か8巻に出てきましたねぇ。1巻から順番に読む人にはおそらくお初でしょう。人間の漁師とは,テムズ川に落ちた人を回収する仕事人で,かなりの情報通。町のゴシップ王ですな。(^o^;)

人間の漁師の仲間は,おねぇがうろうろしていた事,特に誰も出入りしてない事を証言。やっぱりジェイコブがうそつき? そして肝心のプロとしての報告。その日川に落ちた人間はいなかった,そうな。

クランストンはジェイコブがうそをついている事を確信しましたが,まずその前に,ロフェル夫人に会う事にします。


By Murder's Bright Light (5)

2011-10-09 13:37:40 | Athelstan・Doherty
By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 745(税込)
発売日:1994-10-06

翌朝,アセルスタンの朝のお祈りに,エイベリン・オスプリングがやってきました。彼女はどうやらアシュビーにぞっこんの様子。アシュビーはクリムの手伝い中。3人で朝食をとっていると,マーストンが現れます,が,アセルスタンは無視。

アセルスタン,やおらエイベリンに,「お父様を殺したとされる男の所に来るという事は愛し合っておられるのですね。しかし結婚には懺悔が必要です。別々が良いですか?それともご一緒に?」そして懺悔開始。直後に「お父様を殺したのはあなたですね?」びっくりのエイベリン。マーストンが何事かと近づいてきますが,アセルスタンは彼を追い返します。

エイベリンはオスプリングの実の娘ではなく,彼女は母の連れ子。オスプリングは始めは彼女を普通に娘としてかわいがってくれましたが,やがて彼女の魅力に目覚め…。で,彼女は思わずナイフを取って父を刺してしまいました。何か証明できるものは?と尋ねるアセルスタンに「これ位しか…」と,肩の掴まれた痕を見せます。

次に,アシュビーからロフェルについてインタビュー。ロフェルは,航海時にはいつも十字鍵館という居酒屋で特別な飲み物(アルコール度数が非常に高い)を仕入れて,小瓶に持っていたそう。また,今回の航海では,オスプリングがアシュビーに何か封をした物をアシュビーに届けさせたのだそうです。いつもはロフェルはオスプリングからの贈り物は棄てていたそうですが,今回に限って嬉しそうに受け取ったのだそうです。しかしアシュビーが帰ると,何故かオスプリングの方が何故かかんかんに怒っていたようです。

ここで突如肥集めワトキン乱入。寸劇に必要なものをカートに乗せてきました。穴掘りパイクも一緒に乱入。どっちが神様の役をやるかで大喧嘩(笑)するとヒグという豚飼いも登場。ヒグはトラブルメーカーでこれはヤバいと思ったアセルスタンは止めに入りますが,ヒグは「三位一体」を提案。ワトキンは父なる神,パイクは聖霊,自分は神の息子になる,と,決めて,問題解決。

ほっと一息ついたアセルスタンですが,今度はそこへエマ・ロフェルと侍女タビサ・ベロア登場。聞けば前日の遺体荒らしについての質問とか。(その日は葬儀)しかし用件はそれだけではないですよね,奥様?と見抜くアセルスタンに,タビサが主人に代わって質問「ご主人様が毒殺されたとは本当ですか?」エマ夫人「あの人はとても注意深くて,皆が食べるものしか頂かなかったのですよ。」「ご主人はスペシャルドリンクをお持ちでは?」「ああ,確かに。でもあの人は必ず決まった酒場で,自分で小瓶に入れていたわ。それに海でしか飲みませんでした。」

ここで2人は慌ただしくお葬式へ。

アセルスタンはクランストンに会いに教会を出ます。途中,処刑場で懺悔をしたいという罪人の話を聞きます。娼婦を殺したという罪人はロバートと名乗り,海の男で,また偶然ロフェルの船に乗った事がありました。ロバートによれば,ロフェルは男色が趣味で,贔屓には相当の分け前を与えていたそうです。ロバートは懺悔できて感謝。アセルスタンは礼を言い,処刑人で檀家のサイモンに楽に処刑してくれるよう頼みます。


By Murder's Bright Light (4)

2011-10-09 13:04:19 | Athelstan・Doherty
By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)By Murder's Bright Light (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 745(税込)
発売日:1994-10-06

もう1ヶ月放置してましたけど(^^;)本はちゃんと読んでましたよ~。どんどん更新していきましょう!

クランストンとアセルスタンは,ミルク通りのマグダラのマリア教会へ(何か名前がイミシンな教会ですが…(^^;))ロフェル船長の遺体を確認が目的です。スティーブン・グロスペッチ神父はクランストンの旧友。エドワード王子随行の神父だったのだそうな。(さよか)
You are not here to kiss my lovely face?
な,セリフが素敵な神父。このセリフは覚えて真似しよう。

しかし,スティーブン神父はロフェル船長についてはあまり知らない様子(=あまり真面目に教会に通ってないという意味)アセルスタンとクランストンは,神父にお願いして,安置されているロフェルの遺体を見に行きましたが,ここで事件。既に侵入者アリ。何と,棺桶から出されて椅子に座らされ,喉元に"ASSASISIN"と書かれた紙。
ロフェルの遺体を元に戻しながら,アセルスタンはロフェルの胸に斑点を発見。それは毒殺の痕と確信するアセルスタン。

2人は聖なる神の子羊館に立ち寄り,アセルスタンは,ロフェル殺害と見張り行方不明は同一犯,オスプリング殺害は別件であろうと説明。しかし見張りの失踪は依然大きな謎。

その頃,1人の泥棒がある家に侵入。それに気付いた若い女中が犠牲になる事件発生。

クランストンとアセルスタン,今度はロフェルの女に会います。ベルニシアの家はきちんとしていて,受け答えもしっかり。ロフェルは元々僧侶で,何か問題を起こしてエジンバラ近くの教会から追われたのだそう。胃腸は弱かったようです。クランストン「敵はいましたか?」と尋ねると「友達はいたかって,聞きなさいよ」と言い返す。
するとクランストン,何故か彼女に困惑な視線。???なアセルスタン。クランストン,やおらベルニシアの腿にタッチ。さらに胸。そして,

「君はおねぇだな。」

アセルスタン,目が点(爆)

さて,さらにインタビューは続きます。昨晩ベルニシアは,God's Bright Light号の近くに行き,見張りに挨拶。すると近くの倉庫で何か金属の擦れる音(剣を抜くような)を聞いたとの事。その場にオスプリングはいなかったそうです。

アセルスタンは,誰かロフェルの遺体を辱めるほど嫌いな人は?と聞くと「ジェイコブ・クロウリーでしょ」

ベルニシアとの話終了。外に出て,こらえきれず大笑いのクランストン。


Run!Run!Run!