The Secret Life of Bees: (Penguin Essential Edition) 価格:¥ 1,530(税込) 発売日:2005-10-04 |
Lily、Daughtersが帰るのを待ち、Augustを待ち伏せ。
ようやく部屋に戻ったAugustを前に、ついにLilyは決意。Augustに長年持っていた母の写真を見せます。すると、Augustが発した言葉は、ななななな~~んんと、某英会話学校の某レベルのテキストですっかりおなじみのあの表現。。。。。
You are the spitting image of her.
はい、それでは、もう1度、声に出して言ってみましょう。(爆)
You are the spitting image of her.
「spitting image of~」とは、辞書を引けば「~と生き写し」の意味でございます。おおお~、実践で使っているのは初めて見たぞ。なんだかハリー・ポッターの例のあの決まり文句を思い出してしまいました。
You have Lily's eyes.
これもまた親子が似ている事を意味する定番の表現でしたね。
さあ、Lilyのお母さんについて何がわかるのでしょう? わくわくですね。
Augustは、この家に来る前に、何とリッチモンドでLilyのお母さんDeborahの実家で働いていたと言います。今のLilyは同じ年頃だった時のDeborahに全くの生き写しで、Lilyに会ってすぐにDeborahの娘とわかったのだそうです。
しかしDeborahの事を話す前に、まず、Lilyが何故ここに来たか、から。Lily、それを話せば、せっかくこの家に来て得る事ができた愛を全て失う、と、覚悟していたんですね。それだけに、涙ながらに告白。
そして、Augustの番。
ついにDeborahの秘密が明らかに。
AugustはDeborahが子供の時から約9年間彼女の面倒を見てきました。Deborahは少し変わった子で、空想のお友達を持っていたそうです。Deborahの母、つまりLilyのお祖母さんはそれを心配していたようです。
Augustは、Deborahが19才の時に暇を頂いて、Tiburonで教師の仕事を始める事になりましたが、Deborahは泣いて泣いて、泣きまくったとか。ある時、Deborahが電話をかけてきたそうです。長い電話で、Deborahの語る所によれば、母が亡くなりSilvanに移り、T.Rayと出会いました。最初はうまく行っていたようですが、やがて性格不一致。DeborahはT.Rayのプロポーズを断り続けていたようですが、ある時承諾。どうもその理由は「妊娠」。。。。
その話が、Lilyにササります。私は望まれた子じゃない‥‥!!
しかし、Deborahは生まれた娘はかわいいと手紙に書いていたそう。殆どLilyの事ばかり書いていたそうです。
ある年の8月、Deborahから、T.Rayと別れる事を決意したので、しばらくAugustの所に住みたいと電話。Deborahは1人でAugustの家に来たそうです。Lily、さらにショック。Augustの部屋を飛び出します。
August、Lilyを追い、続きを話します。Deborahは普通の状態ではなかった、骨と皮だけに痩せていた、彼女はうつを患っていたらしい。病院へ連れていくと、精神病院に入る事をすすめられてしまいました。しかしそれは違うと思ったAugustは彼女を連れて帰ったと矢継ぎ早に話します。(Lily、精神病院に入れれば良かったのに、と)
3か月の滞在でようやく少し落ち着きを取り戻したDeborahは、Lilyを迎えにT.Rayのもとへ行ったそうです。
その後何が起きていたかもちろん正確に知っているLily。一部始終をAugustに話します。Augustは、当時帰ってこないDeborahを心配して電話をかけたそうですが、隣人、T.Ray、警察、いずれもDeborahは事故で死んだと言い、誰も事実を語らなかったそう。真実を知ったAugust、驚いた様子。