◆ 教育にしのびよる戦争
~「日の丸・君が代」強制に反対!板橋のつどい'25~
私たちは、戦争、軍拡の流れが止まらない中、学校や地域で自衛隊のリクルート活動が強化され、子どもたちや若者が戦争を受け入れていく教育が推進されていることに不安を抱き続けています。自公による金権腐敗選挙は与党過半数割れをもたらしましたが、平和憲法の維持が確約されたわけではありません。トランプ政権の再生により世界で平和はますます脅かされています。
講演・報告を聞きながら、教育の問題を労働者市民の課題として、一緒に考えましょう。
◆ 講演「社会の流れの現状と教育の状況」―私たちの課題―
加藤晋介 弁護士
2014年板橋のつどいで「壊憲状況と教育現場」について講演。法律関係の著書多数。司法試験受験指導に勤める。
◆ 現場からの報告
○ 10・23通達から20年 伏見忠(都立高校教員)
○ 都立特別支援学校からの報告 田中聡史(東京「君が代」裁判五次訴訟原告・都立特別支援学校教員)
日時 2025年3月29日(土)開場18:00 開会18:30
場所 板橋グリーンホール 504会議室
東武東上線大山駅・都営地下鉄三田線板橋区役所前下車5分
資料代500円
主催:学校と地域をむすぶ板橋の会
※ 「つどい」開催の賛同人募集へのご協力もお願いします
◎ 「日の丸・君が代」の強制に反対!板橋のつどい2025 賛同申込書
20 年 月 日
賛同金一口1000円( )口を添えて賛同します。
名前 公表可/不可(必ずお書きください)
住所
電話
メール
ロ 賛同金はつどいに持参する
口 当日は参加できないので別途入金済
賛同金は今回の資料代になります。
学校と地域をむすぶ板橋の会連絡先:高井/03-3938-9428
090-2308-2008(SMS可)
yukikotakaO423@gmail.com
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みなさまへ
世界は多様性重視・国際協調の流れに対して、排外主義が大きく勢力を伸ばしています。アメリカではトランプが第47代大統領に就任し、ヨーロッパでは極右政党が躍進しています。どちらも移民を攻撃し、自国の利益のみを追求しています。
ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルによるパレスチナ占領と虐殺も終結が見通せず、犠牲になるのは力の弱い子どもや市民です。
日本の米国追随は変わりません。沖縄の辺野古新基地建設においては、軟弱地盤への杭打ち工事が始まりましたが、設計上の安全すら確保されず、豊かな自然環境が破壊され続けています。
昨年の衆院選で過半数を失った自公の与党は、憲法改正への強硬姿勢は打ち出せなくなり、政策ごとに野党と手を組んで政権の維持を図っています。野党も、与党との対決軸を明確に打ち出せないままで、今後の政治の行く先は定かではありません。
今年行われる都議選や参院選での野党共闘も不透明で、またSNSを使った真偽不明の情報や誹誘中傷が飛び交う選挙が繰り広げられることが危惧されます。
教育の状況に目を向けると、ICT教育の導入は強引ともいえる性急さで進められましたが、学校が教員にも子どもたちにも居心地のよくない状態であることは数値からも明らかです。2023年度の文科省の調査では、教員の精神疾患による病気休職者数も子どもたちの不登校者数も過去最高になっています。
私たち学校と地域をむすぶ板橋の会は、2004年に都立板橋高校の元教諭が卒業式開始前のチラシ配布を理由に起訴され、区立小学校では現職音楽教諭が君が代不伴奏を理由に処分を受けたことを契機に結成されました。
都教委は2003年に教職員に君が代斉唱時の起立などを職務命令する「10.23通達」を発出して以来、全都で484名の教職員を処分しています。
それに対して被処分教員たちは「日の丸・君が代」不当処分(再処分も含め)取り消し裁判に取り組み、現在は第5次訴訟が闘われ、3月24日には最終弁論が予定されています。
また2023年にILOユネスコ「セアート」から、不起立は市民的権利だとする勧告を勝ち取っています。
私たちは、この問題は教職員だけの問題ではないと考え、2005年以来毎年「板橋のつどい」を開き、学校がかかえる問題点、区や都、国の教育行政・教育政策の問題点を考えてきました。
ここ数年は、自衛隊の学校教育への接近を問題と捉え、区や区教委に質問書を提出し、話し合いを持ってきました。
中学校での自衛隊への職場体験、自衛隊への住民基本台帳の情報提供、小学校の給食で出された「海軍カレー」等、自衛隊を身近な存在で、肯定的に捉える風潮を高めようとする動きが強まりつつあります。私たちは、戦争反対の立場から、自衛隊が学校教育に接近し浸透する動きに断固反対します。
「板橋のつどい2025」は、加藤晋介弁護士においでいただき、裁判の状況や現在の平和と教育のかかわりについてお話していただきます。
様々な問題を抱える学校・教育・政治・社会の有り様について、地域住民や保護者、教員や学生、労働者、若者…それぞれの立場で、いっしょに考え、声を上げ、行動していきましょう。
「板橋のつどい2025」への参加を皆様に呼びかけます。
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