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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

2016年東京合同防災訓練

2016年10月02日 | 暴走する都教委
 ● イベント色強く高校生も参加
   隊員募集に力点の自衛隊
(週刊新社会)


 東京都・葛飾区・墨田区合同防災訓練(合同防災訓練と略)が9月4日行われた。
 昨年は東京都が9都県市合同防災訓練の幹事で安倍首相が参加。モノレールの救出救助訓練を監視した私を強制排除。訓練日が平日で一般参加者が減る分、地元立川市の小中単生を大量動員。参加者の小学校2年生が自衛隊ジープに試乗という前代未聞のことが起きた。
 今年の合同総合訓練はその反省から、①小中学生動員の常態化に備える、②メイン会場の都立水元公園はヘリポートがあるので、オスプレイ登場を許さないという観点から行政交渉と監視行動をした。
 ● オスプレイ参加に含み
 ①の小甲学生の動員に関しては、町会など地域主体の参加で学校単位の動員はないことが区交渉で明らかになり、実際、合同防災訓練参加者が児童生徒ばかり目につくという状況ではなかった。
 ②のオスプレイ参加もなかった。ただし対都交渉の際、「23区、多摩地域で使うには安全性を確認する必要があり自治体の理解協力が必要」とは言うものの「飛行距離が長く人員を運ぶメリットもある」と、自治体同意が得られれば使う含みが感じられた。今後の合同防災訓練でも要警戒である。
 当日は墨田区会場の東京スカイツリーでは駅前滞留者役として都立本所高校の生徒が参加した(8月17日付資料によれぱ280人)点が目立った。
 葛飾区会場の水元公園は町会プラカードを持ち、炊き出しに並ぶ参加者、はしご車やポンプ車乗車体験に参加する子ども、とイベント色が強い感じがした。
 自衛隊は特殊車両展示ブースに「自衛隊東京地方協力本部新小岩募集案内所」看板を出し、色刷りパンフを配るなど、訓練参加より隊員募集、宣伝活動に力を入れている様子がうかがえた。
 最後に「陸上自衛隊、日本赤十字社、地元高校生によるカレーライス、五目ご飯等の炊き出しを実施」と記載するなど、訓練事務局は自衛隊と高校生が接触することを問題とは考えていない。
 是非合同防災訓練に関心を寄せてほしい。
 (東京・渥美)

『週刊新社会』(2016年9月27日)

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