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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

ヒロシマ・ナガサキの被爆者の呼びかけによる国際署名

2016年10月02日 | 平和憲法
  《Change.org》
 ◎ ヒバクシャの願い、核兵器禁止条約を締結してください!

   HibakushaAppeal ヒバクシャ国際署名 日本


 「後世の人びとが生き地獄を体験しないように、生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したい。」
 その思いから、平均年齢80歳を超えたヒロシマ・ナガサキの被爆者が国際署名をはじめました。

 核兵器についての国際会議に5年に一度開催されるNPT再検討会議(核兵器の不拡散に関する条約)があります。この署名は次回の2020年NPT再検討会議を期限として、毎年届けます。
 前々回の2010年NPTから昨年の2015年にかけて、5年間の核軍縮分野における国際的な議論の変化はめまぐるしいものがありました。赤十字の声明をきっかけとした「核兵器の非人道性」に対する視点は、核兵器廃絶の機運を高め、2010年以前には考えられなかった「核兵器禁止条約」の議論が国際レベルで真剣に行われています。
 私たち日本人にとって「核兵器の非人道性」、核兵器が非人道的兵器であることは当たり前のことであり、恐らく多くの人がこの核兵器の非人道性から始まった「核兵器禁止条約」の流れに政府も積極的に関わっているだろう、と考えることでしょう。
 しかしながら、私たちの政府はむしろアメリカと一緒になってこの「核兵器禁止条約」の締結の足かせとなっているのが現状です
 この日本政府の立場と態度には大変問題があります
 しかし、私たちは日本政府としての立場ではなく、唯一の被爆国の市民として、世界に声を届けることができます。
 私たちは、政府の態度を拒否した大きな日本の市民(平和)運動として、積極的にこの「核兵器禁止条約」を支援し、「唯一の被爆国の願い」を世界に訴えていかなければなりません。
 日本人が思っている以上に広島長崎の経験は世界に影響力を持っています。
 多くの国で子供たちがナチスのホロコーストと同じような問題意識でヒロシマ・ナガサキについて学んでいます。そのヒロシマ・ナガサキの被爆者の声というのは世界に非常に強い影響力を持っているのです。
 被爆者たちは被爆から70年が過ぎてもなお、立ち上がりました
 今回の署名活動は、実は日本で初めて「被爆者の呼びかけによる署名活動」なのです。(これまでも核兵器に関する署名活動は存在したが、被爆者の声かけではなかった)平均年齢70歳を超えた被爆者たちが真夏に自ら街頭に立ち署名を集めています。それだけ被爆者の方々は「核兵器禁止条約」に対して本気です。
 今回の署名活動はすでにイデオロギー、宗派、世代、国境を超えた運動としてすでに大きく広がっています。
 ヒバクシャの声を国連に届けるために、力を貸してください。

 【以下、署名要旨掲載の文章】
 人類は今、破壊への道を進むのか、命輝く青い地球を目指すのか岐路に立たされています。
 1945年8月6日と9日、米軍が投下した2発の原子爆弾は、一瞬に広島・長崎を壊滅させ、数十万の人びとを無差別に殺傷しました。真っ黒に焦げ炭になった屍、ずるむけのからだ、無言で歩きつづける人びとの列。生き地獄そのものでした。生きのびた人も、次から次と倒れていきました。70年が過ぎた今も後障害にさいなまれ、子や孫への不安のなか、私たちは生きぬいてきました。もうこんなことは、たくさんです。
 沈黙を強いられていた被爆者が、被爆から11年後の1956年8月に長崎に集まり、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を結成しました。
 そこで「自らを救い、私たちの体験を通して人類の危機を救おう」と誓い、世界に向けて「ふたたび被爆者をつくるな」と訴えつづけてきました。被爆者の心からの叫びです。
 しかし、地球上では今なお戦乱や紛争が絶えず、罪のない人びとが命を奪われています。核兵器を脅迫に使ったり、新たな核兵器を開発する動きもあります。
 現存する1万数千発の核兵器の破壊力は、広島・長崎の2発の原爆の数万倍にもおよびます。核兵器は、人類はもとより地球上に存在するすべての生命を断ち切り、環境を破壊し、地球を死の星にする悪魔の兵器です。
 人類は、生物兵器・化学兵器について、使用・開発・生産・保有を条約、議定書などで禁じてきました。それらをはるかに上回る破壊力をもつ核兵器を禁じることに何のためらいが必要でしょうか。
 被爆者は、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求めます。平均年齢80歳を超えた被爆者は、後世の人びとが生き地獄を体験しないように、生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したいと切望しています。
 あなたの家族、すべての人びとを絶対に被爆者にしてはなりません。あなたの署名が、核兵器廃絶を求める何億という世界の世論となって、国際政治を動かし、命輝く青い地球を未来に残す と確信します。あなたの署名を心から訴えます。
 2016年4月
 (よびかけ被爆者代表)
 坪井直、谷口稜曄、岩佐幹三【以上、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員】田中熙巳【日本被団協・事務局長】、郭貴勲【韓国原爆被害者協会・名誉会長】向井司【北米原爆被害者の会・会長】、森田隆【ブラジル被爆者平和協会・会長】サーロー・セツコ【カナダ在住】、山下泰昭【メキシコ在住】
 「ヒバクシャ国際書名」
 ※webサイト
http://hibakusha-appeal.net/index.html
 ※Facebookページ
https://www.facebook.com/hibakushaappeal/?fref=ts
賛同者の署名は以下の宛先へ届けられます

国連

 『Change.org』

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