<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」、・「新芽ML」の渡部です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【昨日の報告の追加です】
再発防止研修の間に行われた街宣・署名活動に、<水道橋に来てくださった人の総計は70人ほどだった>そうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
来る10月25日には、
<10・23通達から5周年、9・21判決から2年
「日の丸君が代」強制に反対する裁判に勝利しよう
『学校に自由を!10・25集会』>が、
18時~20時30分、日比谷の星陵会館で開かれます。
これに先立ち、一昨日(10月21日)、「予防訴訟」の第三回控訴審口頭弁論がありました。
その審理に対し、立教大学大学院法務研究科教授の渋谷秀樹さんが、
<「日の丸・君が代」強制についての憲法判断のあり方
~学校儀式における教師の場合~>
という『意見書』を9月8日付けで出していました。
「渋谷秀樹教授」 《撮影:平田 泉》
この『意見書』では、
①都教委のやっていることは違憲・違法であることを検証する
だけではなく、極めて明快に、
②憲法遵守義務に従わない者は、公教育の現場から放遂されるべきであろう。
と述べています。
『意見書』は、「はじめに」のところで、
「本件の核心部分を形成する実体法上の争点は、本件通達およびこれに基づく校長の職務命令が、思想・良心の自由を侵害し違憲か否かである」と述べ、
以下のように組み立てられています。
1、憲法は何ゆえ「思想・良心」の不可侵を保障したか?
2、憲法が保障する「思想および良心の自由」とは何か?
3、どのような保障がされるのか?
4、合憲性の判定基準
5、ピアノ伴奏拒否事件・最高裁判決の検証
6、国歌斉唱の強制
7、公務員の勤務関係をどう考えるか?
そして、最後の「総括」で次のように結んでいます。
「このような(「日の丸・君が代」)強制は、真摯に一人一人個性をもって児童・生徒に向かい合おうとする教師を萎縮させ、自分の頭の中で、何が正しくて、何が間違っているのか、を自律的に考えていく力を養うという、日本国憲法の根本原理に借定した個人主義に対する深い洞察を行うことを停止させるようなことが行われているのではないか。
仮にそのような根本原理は排斥されるとする考え方をこれらの通達・職務命令を発した者が採るのであれば、そのような考えをもつ者は、憲法99条に定められた憲法遵守義務に従わない者として、公教育の現場から放遂されるべきであろう。
そのような者は、憲法26条に基づき設営された現行教育制度の基礎を掘り崩そうとする者だからである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の教育現場に混乱をもたらした学校儀式における『日の丸』『君が代』の強制は、手段であるべき『秩序』を目的としたところに大きな不幸があった。
違憲の秩序の強制によっては、現在教育現場で問題となっている諸々の状況は改善されないと思う。」
また、10月21日の公判では、都教委側の弁護士の質問に対し、渋谷教授は見事に反論し、さらに彼の正しさを際立たせる結果になったとのことです。
10月25日の集会では、その報告も行われるでしょう。
****************************************
<都教委包囲ネットワーク主催の11・15講演討論会>
『教育の現状・問題点と私たちの課題
~大内氏、大いに語る~』
<日時>2008年11月15日(土)18:00開場、18:30開会
<場所>千駄ヶ谷区民会館(JR原宿駅下車徒歩10分)
<内容>①大内裕和さんの講演と質疑・討論
②包囲ネットからの新提案と質疑・討論
<資料代>500円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【昨日の報告の追加です】
再発防止研修の間に行われた街宣・署名活動に、<水道橋に来てくださった人の総計は70人ほどだった>そうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
来る10月25日には、
<10・23通達から5周年、9・21判決から2年
「日の丸君が代」強制に反対する裁判に勝利しよう
『学校に自由を!10・25集会』>が、
18時~20時30分、日比谷の星陵会館で開かれます。
これに先立ち、一昨日(10月21日)、「予防訴訟」の第三回控訴審口頭弁論がありました。
その審理に対し、立教大学大学院法務研究科教授の渋谷秀樹さんが、
<「日の丸・君が代」強制についての憲法判断のあり方
~学校儀式における教師の場合~>
という『意見書』を9月8日付けで出していました。
「渋谷秀樹教授」 《撮影:平田 泉》
この『意見書』では、
①都教委のやっていることは違憲・違法であることを検証する
だけではなく、極めて明快に、
②憲法遵守義務に従わない者は、公教育の現場から放遂されるべきであろう。
と述べています。
『意見書』は、「はじめに」のところで、
「本件の核心部分を形成する実体法上の争点は、本件通達およびこれに基づく校長の職務命令が、思想・良心の自由を侵害し違憲か否かである」と述べ、
以下のように組み立てられています。
1、憲法は何ゆえ「思想・良心」の不可侵を保障したか?
2、憲法が保障する「思想および良心の自由」とは何か?
3、どのような保障がされるのか?
4、合憲性の判定基準
5、ピアノ伴奏拒否事件・最高裁判決の検証
6、国歌斉唱の強制
7、公務員の勤務関係をどう考えるか?
そして、最後の「総括」で次のように結んでいます。
「このような(「日の丸・君が代」)強制は、真摯に一人一人個性をもって児童・生徒に向かい合おうとする教師を萎縮させ、自分の頭の中で、何が正しくて、何が間違っているのか、を自律的に考えていく力を養うという、日本国憲法の根本原理に借定した個人主義に対する深い洞察を行うことを停止させるようなことが行われているのではないか。
仮にそのような根本原理は排斥されるとする考え方をこれらの通達・職務命令を発した者が採るのであれば、そのような考えをもつ者は、憲法99条に定められた憲法遵守義務に従わない者として、公教育の現場から放遂されるべきであろう。
そのような者は、憲法26条に基づき設営された現行教育制度の基礎を掘り崩そうとする者だからである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の教育現場に混乱をもたらした学校儀式における『日の丸』『君が代』の強制は、手段であるべき『秩序』を目的としたところに大きな不幸があった。
違憲の秩序の強制によっては、現在教育現場で問題となっている諸々の状況は改善されないと思う。」
また、10月21日の公判では、都教委側の弁護士の質問に対し、渋谷教授は見事に反論し、さらに彼の正しさを際立たせる結果になったとのことです。
10月25日の集会では、その報告も行われるでしょう。
****************************************
<都教委包囲ネットワーク主催の11・15講演討論会>
『教育の現状・問題点と私たちの課題
~大内氏、大いに語る~』
<日時>2008年11月15日(土)18:00開場、18:30開会
<場所>千駄ヶ谷区民会館(JR原宿駅下車徒歩10分)
<内容>①大内裕和さんの講演と質疑・討論
②包囲ネットからの新提案と質疑・討論
<資料代>500円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます