パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

さようなら原発明治公園集会

2011年09月21日 | フクシマ原発震災
 ※2011年9月19日[1 /6]さようなら原発1000万人アクション 鎌田慧、大江健三郎

 ▼ 現実を視よ
鎌田慧(ルポライター)

 政治家の感性と常識が、これほど庶民と隔たっているんだ、と怒りばかりか驚きも強い。
 野田首相は、これから国連へ出かけて、「原発の安全性を最高水準に高める」「安全でより信頼性の高い原子力エネルギーの確保は引き続き必要だ」と演説する(「東京新聞」九月十九日)。
 ギャンブルで負けつづけているのに、まだ「安全性」と「信頼性」などといっては、カネをつぎこみ、国民を危険に曝すようであまりに愚かだ。
 もう勝負はついたのだ。人類と核とは相容れない。それがこれまでの核の犠牲者たちの訴えである
 福島原発大事故によって、地球規模で核の恐怖と汚染を撒き散らしていながら、こんどは「核セキュリティー」などといって、これを機にさらに米国と連携し、警備を強化するという。核秘密国家にするつもりですか。
 事故の危険と核テロルの恐怖から脱却するには、プルトニウム社会から離脱するのが最善の方法だ。
 原発をやめて、再生可能なエネルギーを組み合わせれば、平和な社会に到達する。それがフクシマ以後の国際的な共通認識となっている。
 原爆と原発。世界最多の被ばくの教訓を世界に伝えるのが、日本の役割だ
 十九日の「原発さようなら集会」には、青森県下北半島の大間原発建設を一家で食い止めてきた、小笠原厚子さんも、娘の奈々さんと姿を見せていた。

 『東京新聞』(2011/9/20【本音のコラム】)

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