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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

4・12「安倍政権の教育政策」シンポジウムのご案内

2013年03月28日 | こども危機
  『澤藤統一郎の憲法日記』から
 ◆ 学校におけるイジメと安倍政権


 本日は日本民主法律家協会の2012年度第8回執行部会。課題山積の3時間の論議。そのうち、教育問題にかなりの時間が割かれた。
 4月12日(金)に「何をめざすか-安倍政権の教育政策」という緊急シンポジウムを主催する。時刻は18時30分から、場所は日比谷公園内の日比谷図書文化館内「日比谷コンベンションホール」。
 そして、「法と民主主義」6月号を教育問題特集とする。

 イジメ問題の位置づけについて若干の意見交換があり、渡辺治理事長の発言もあった。私が理解した限りで、大要以下のとおりの内容である。
 現在の学校におけるイジメは、「昔からあった」というレベルの問題ではない。そして、そのことは安倍政権の政策とも深く結びついている。
 社会的背景として、90年代以後の新自由主義政策による貧困化や中間層の没落がある。子どもを取り巻く環境が劣悪化し、子どもの精神の安定性に影響している。
 そのような子どもたちを抱える学校には競争至上主義が蔓延している。しかも、評価主義が徹底していて低評価につながるイジメは潜在化せざるを得ない。また、教員は子どもに向き合う余裕がなく、教員集団による教育力が低下している。
 このような要因で噴出しているイジメ問題について、安倍政権は彼なりのやり方による対策を政策の目玉の一つにしようとしている。社会的背景にメスを入れ学校の体質を改善しようというのではない。
 道徳教育の徹底や教育委員会制度の破壊という対応によってである。自らの新自由主義政策がイジメをつくり出しているのに、これを改めるのではなくむしろこれを利用して新保守主義的政策推進の口実にしようとしている。
 なるほど。指摘されてみればそのとおり。このことだけでなく、啓発を受けることが多々ある会議だった。
4月1日からの新装開店先のURLは下記のとおりです。
『澤藤統一郎の憲法日記』
http://article9.jp/wordpress/
しばらくは両サイトを併用して、そちらに引っ越す予定です。

『澤藤統一郎の憲法日記』(2013/3/21)
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/sawafuji/index.cgi?no=275
 4・12「安倍政権の教育政策」シンポジウムのご案内
 ☆ 何をめざすか─安倍政権の教育政策 ☆


 *日時:2013年4月12日(金)18時30分~21時
 *会場:千代田区 日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(日比谷公園内)
 →http://hibiyal.jp/hibiya/access.html
 地下鉄 霞ヶ関駅B2、C1、C4出口徒歩3分 内幸町駅A4出口徒歩2分 日比谷駅徒歩4分 

 ◆報告1◆「 安倍政権の教育政策は何がどのように危ないのか」
           俵 義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長)
 ◆報告2◆「 安倍政権のいじめ防止対策の問題点」(仮題)
           村山 裕(弁護士・東京中央法律事務所)
 ◆報告3◆「 教育制度『改革』の問題点-教育委員会と教員に対する攻撃」(仮題)
           世取山 洋介(新潟大学准教授)
       *コーディネータ 小沢 隆一(慈恵医科大学教授)


*資料代:500円(学生無料、事前予約不要)
*主催:子どもと教科書全国ネット21/日本民主法律家協会
   協賛:平和と民主主義のための研究団体連絡会議
      安倍教育政策NO・平和と人権の教育を!ネットワーク

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