◆ 3月は卒業式のシーズン、卒業式と言えば日の丸・君が代である。 (立川テント村通信)
3月は卒業式のシーズン、卒業式と言えば日の丸・君が代である。国立の市立小中学校では、卒業式と入学式の朝市民が校門で生徒や保護者にビラを配る。今年は元号と天皇制の不合理について述べ、「君が代」は、この天皇の治める時代がいつまでも続くようにという歌詞であり、歌うか起立するかは一人一人が自分で決めること、と訴えた。
▼ あちこちの都立高校でビラを配っているグループもある。卒業式が一段落したところで開かれた総括集会では、年々都教委からの指示が細かくなって、卒業式・入学式の実施要領に各校の裁量が入る余地がなくなっている、と報告された。
▼ 卒業証書を受け取った後にあるクラスの生徒が一斉に、担任と保護者に「ありがとうございました」と声をあげた。こういうことはこれまでもあったし、それに対し会場から拍手が起こるのが通例であった。ところが今年はその後若い教員から「ひどい、あんなことをするなんて式じゃない」と批判が出たのだという。
▼ 小雨降る寒い日の卒業式に、セーターやカーディガンを着てもよいか、が問題になった学校もあった。結局吹奏楽部の生徒だけが、震えて演奏に支障がでることのないように許可されたのだという。生徒よりも形が大事。そんな学校の行く先は明らかだ。
『立川テント村通信【ぼうえんきょう】』(2019年4月1日)
3月は卒業式のシーズン、卒業式と言えば日の丸・君が代である。国立の市立小中学校では、卒業式と入学式の朝市民が校門で生徒や保護者にビラを配る。今年は元号と天皇制の不合理について述べ、「君が代」は、この天皇の治める時代がいつまでも続くようにという歌詞であり、歌うか起立するかは一人一人が自分で決めること、と訴えた。
▼ あちこちの都立高校でビラを配っているグループもある。卒業式が一段落したところで開かれた総括集会では、年々都教委からの指示が細かくなって、卒業式・入学式の実施要領に各校の裁量が入る余地がなくなっている、と報告された。
▼ 卒業証書を受け取った後にあるクラスの生徒が一斉に、担任と保護者に「ありがとうございました」と声をあげた。こういうことはこれまでもあったし、それに対し会場から拍手が起こるのが通例であった。ところが今年はその後若い教員から「ひどい、あんなことをするなんて式じゃない」と批判が出たのだという。
▼ 小雨降る寒い日の卒業式に、セーターやカーディガンを着てもよいか、が問題になった学校もあった。結局吹奏楽部の生徒だけが、震えて演奏に支障がでることのないように許可されたのだという。生徒よりも形が大事。そんな学校の行く先は明らかだ。
『立川テント村通信【ぼうえんきょう】』(2019年4月1日)
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