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帰還3 一緒

2022年03月14日 | ブラジル雑記

昨日の記事に載せた最後の写真です。

吹雪の中、大切な家族を抱えて長い距離を歩きます。

 Maksim Levin - Reuters

中にはこんなに大きな犬を抱えている家族も。

動物たちを連れて 避難ができない人もいます。

この人は地下の通路に犬たちと避難をしています。

 

何日か前にとてもショックな映像を見ました。

歩いて避難をしている家族。

母親と子供2人と愛犬が先を歩き、父親は一番後ろを歩いていました。

父親が動画をとっている人に呼び止められ、話をしていた間 前を歩いていた母親と子供たちのすぐ近くに爆弾が落ちました。

母親と子供二人は即死。

犬は重傷を負って何時間か鳴き声を上げていましたが、間もなく息を引き取ったそうです。

少し離れて話をしていた父親は無傷でしたが、その後の様子は本当に見ている私たちもつらいほどでした。

 

今回のブラジルの救援機には「犬8匹 猫2匹」も同乗してきました。

ブラジル政府は初めのうちは衛生上の理由から動物の帯同を認めていませんでしたが、ブラジルに避難を決めた一人の女性の呼びかけにより、動物の帯同が認められることになりました。

彼女は妊娠しており、そのため避難を決めたのですが、一匹の老犬を飼っていました。

彼女は動物の帯同が許されないことを知り、大統領とその夫人に直接メッセージを送るとともに、動物の保護活動を行っている女性に助けを求めました。

その女性がSNSを通じて呼びかけたところ、動物の帯同を認めるようたくさんの人々の声があがり、急遽 動物の帯同が可能なものになりました。

 

 

飼い主の女性とわんこちゃん。

12歳のおじいちゃんワンコなんだそうです。

ワンコの年齢や犬種(鼻が短い犬種)であることも、飛行機での移動で異常があってはと懸念になっていたそうです。

 

ポーランドではここまで動物たちと逃げてきたけれど、これ以上は連れていけないという人たちのために、動物を一時保護する施設が設置されました。

中には「必ず迎えに来るから」という手紙とともに残された子もいるとか。

たくさんの避難の人たちを暖かく迎え、そして動物たちにも配慮しているポーランド政府もすごいなと感心しながらニュースを見ていました。

この子たちが少しでも早く、暖かい場所に戻れると良いのですが。

明日にはどうかもっと多くの人たちが安全な場所に逃げていることができますように。

そして この戦争が一日も早く終わりますように。

 

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