昨日の飛行機事故のフライトレコーダー
墜落の20分ぐらい前に、一度急降下した様子が見られます。
ニュースによると、まさにこの時以来管制塔との交信が途絶えてしまったのだそうです。
おそらくこの時点で、何かメカニック的なトラブルが起きたのではないかと推測されます。
墜落原因として、ブラジル南部からの急激な寒波で機体に氷が付着して失速したという話も出ましたが、飛行機の構造上そのようなことはあり得ないと言われました。
墜落原因の究明には時間がかかりそうだとのことです。
今朝早くからご遺体が運び出され始め、身元の判別が始まりました。
昨夜搭乗者名簿が発表され、同時に報道のサイトには、搭乗者の顔写真と離陸前に家族に送られたという何枚かの写真が発表されました。
犬の写っている写真はベネズエラ人の家族で、祖母、母、孫そして愛犬とでベネズエラに帰国する途中事故にあったということです。
飛行機を背に映っているのは墜落した飛行機の機長。
機長として2022年から飛び始まったということです。
35歳という若さでした。
そのほかにも搭乗していた方の顔写真が発表されました。
飛行機事故が起こるといつも思うことですが...
こうして何十人もの見知らぬ人たちの時間が、一気にそこで終わってしまう。
仕事が終わりほっと一息ついた人もいることでしょう。
これから旅行に出かける人もいたことでしょう。
懐かしい故郷に戻る途中の人もいたでしょう。
傷心を抱えて搭乗した人もいたかもしれません。
そういうたくさんの人たちの、昨日も明日もみんな一緒に持ち去ってしまう。
しかも地震や台風などといった「人の手の及ばない力」ではなく、明らかに何らかの「人為的」な原因によって。
広い国土を持つブラジルに住んでいると、否が応でも飛行機で移動することが必然となってきます。
もちろん毎回そんなことを考えながら飛行機を利用するわけではありませんが、こういう事故が起こると何となく同じ飛行機内の人と「同じ時間を共有しているんだな~。何事もなくこの時間が過ぎればいいな。」と思ってしまうペケママなのでした。