peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アフリカン・デージー/オステオスペルマム

2009年06月16日 | Weblog
一関市街地のアフリカン・デージー
/オステオスペルマム 2009年5月22日







2009年5月22日(金)、一関市山目字泥田にある住宅展示場
JAMITいちのせき)に行きました。
鉢植えのアフリカン・デージー/オステオスペルマムが花を咲かせていました。
名札には「キク科宿根草、草丈30㎝位、開花期:春~秋(真
夏は休みます。)、用途:コンテナガーデン、花壇植えなど」
と書かれていました。




アフリカン・デージー/オステオスペルマム
キク科 オステオスペルマム(オステオスペルムム)属
Osteospermum spp.
同属のバーベリエ O.barberiae、エクロニス O.ecklonis、
フルティコサム O.fruticosum、ユクンダム O.jucundum

などの種間で交雑され、多くの園芸品種が作出されている。

草丈は20~60㎝。葡匐性、叢生のタイプなどがある。頭花
は直径5~10㎝。舌状花は白、桃、紫、青色、基部が白い蛇
の目咲き。舌状花が中間部で、内巻きになるものなどがある。
夜間、曇天に開花するが、終日咲きの品種もある。鉢物、花
壇用。[栽培]排水良好な土壌で日当たりのよい場所を好む。
種子及び挿木繁殖。
オステオスペルマム(オステオスペルムム) Osteospermum
南アフリカを中心に、アラビア半島などに約70種が分布する
低木または一年草、多年草。
一時、ディモルフォセカ Dimorphothecaに入れられていた。
[種類]エクロニスO.ecklonisは、南アフリカ原産の低木状草本で、
舌状花は白色で裏面が暗青色。舌状花の先がくびれてさし弁
になるものが、星咲きディモルフォセカの名で市販されており、
ピンク・アイ
cv.Pink Eye、ブルー・アイ cv.Blue Eye
の品種がある。
フルティコスムO.fruticosumも南アフリカ原産の多年草で、
花は白色でやや小さい。斑入り品種cv.Variegatumもある。
[管理]排水のよいことと日照が大切。冬は5℃以上が安全。
病害虫は少ない。挿し木で殖やすが、種類によっては実生も
できる。

フランスギク

2009年06月16日 | Weblog
一関市街地のフランスギク 2009年5月22日




2009年5月22日(金)、一関市山目の立沢住宅付近を歩きました。
ちょっとした空き地のような所にフランスギクが群生
して花を咲かせていました。







シャスタ・デージーキク科 レウカンセマム属
Leucanthemum vulgare
ヨーロッパからシベリア、西アジアにかけて広く分布する
多年草。オクスアイ・デージー oxeye daisyの英名がある。種子
からどんどん増えるので、アメリカをはじめ、日本でも各地
で野生化している。

草丈は30~90㎝、葉はへら形で鋸歯がある。4~6月、分枝
した先に花茎の長い頭花を単生する。頭花は直径3~5㎝ほど。
一重咲きで舌状花は白色。筒状化は黄色でその割合が比較的
大きく、白と黄の対比が目立つ。花はマーガレットによく似
ているが、茎は木質化せず、葉が深く切れ込むことはない。
耐寒性がある。園芸品種には八重咲き、早咲きのものなどがある。
[栽培]株分けで繁殖する。

図鑑などでは同じように見えるシャスタ・デージー L.×superbum
は、 草丈60~70㎝の多年草。アメリカの著名な育種家バーバンク
L.Burbankが作出した園芸植物。同属のマクシマム L.maximum、
フランスギク L.vulgare、ラクストレ L.lacustre
の3種
間及びハマギク Nipponanthemum nipponicumを交配して
育成したとされたが、現在ではチシマコハマギク Arctanthemum
arcticum
と交配したものと推定されている。
耐寒性が強い。頭花の直径6~10㎝で、園芸品種には二重咲き、
八重咲き、また黄色花のものがある。
レウカンセマム属 Leucanthemumヨーロッパ及びアジア北部に
約20種が自生する。一年草または多年草。属名は「白い花」の意。