peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

マユミ(真弓) 2009年6月1日

2009年06月02日 | Weblog
一関市東山町のマユミ(真弓) 2009年6月1日



2009年6月1日(月)、一関市東山町長坂字久保にある
住宅街(柴宿住宅団地)の一角に植えられているマユミ(真弓)
の木が沢山花を咲かせていました。秋になってピンク色
に染まった果実はよく目立つのですが、花は淡緑色な
のであまり目立ちません。でも、これだけ沢山ついてい
ると少しは目立つかも?







一関市東山町のマユミ(真弓)の赤い実
 2007年11月20日



2007年11月20日(火)、一関市東山町長坂の住宅団地で、赤い実
を沢山つけたマユミ(真弓)を撮りました。11/19に降った初雪(
大雪)が、翌日の午後にはすっかり溶けてしまいましたが、雪をか
ぶったマユミ(真弓)の赤い実がとてもきれいに見えました。





マユミ(真弓)ニシキギ科 ニシキギ属
Euonymus sieboldianus
山野に生える落葉低木~高木で、高さは普通3~5m、
大きいものは15mに達する。樹皮は灰白色で、老木に
なると縦に少し裂ける。若枝は緑色で白い筋のあるも
のが多い。
葉は対生し、長さ5~15㎝の楕円形または倒卵状楕円
形で先は鋭く尖り、縁には細かい鋸歯がある。裏面は
淡緑色で、脈が目立つ。

5~6月、前年枝の基部から長さ3~6㎝の柄のある集散
花序を出し、直径8~10㎜の淡緑色の花をまばらに開く。
雌雄別株。花弁と萼片は4個。雄しべは4個あり、雄花
では花糸が長く、雌花では短い。葯は黒紫色~暗紫色。

朔果は長さ、幅とも8~10㎜の四角形で、淡紅色に熟し
て4つに深く裂けると、赤い仮種皮に包まれた種子が現
れる。

葉が両面とも無毛のものをカンサイマユミ、裏面の
脈上に毛状突起や毛があるものをカントウマユミ
(ユモトマユミ)
として区別することもある。

真弓(まゆみ)」という和名は、昔、この木の材で弓をつく
ったことによる。枝はよくしない、材は白く、緻密で狂い
が少ないとのこと。

用途:庭木、公園樹、盆栽、小箱、玩具、櫛。
分布:北海道、本州、四国、九州(屋久島まで)、南千島、
サハリン、朝鮮南部、中国。

マユミ(真弓/檀)

2009年06月02日 | Weblog
初めの画像は、岩手県の室根山の頂上(標高895.4m)の東側の
山道を下りているときに見つけたマユミ(真弓)のピンク色の実。
葉が落ちた後も実が残り、冬枯れの山野でよく目立つ。
一関市東山町のマユミ(真弓/檀)の赤い実 
2008年10月21日




2008年10月21日(火)、一関市東山町長坂字西本町の民家の庭に植え
られたマユミ(真弓/檀)が、桃色に熟した実を沢山つけていました。
我が家の近くにあるマユミは、まだ実が裂開していませんが、この木
の実は4裂し、中から赤い皮に包まれたタネが顔を出していました。






たざわこ芸術村のマユミ(真弓)の赤い実
 2007年10月27日






2007年10月27日(金)朝、宿泊した「たざわこ芸術村」の
「ゆぽぽ本館」前で、赤い実を沢山付けたマユミ(真弓)の
木を見つけました。



マユミ(真弓/檀)ニシキギ科 ニシキギ属
Euonymus hamiltonianus ssp.sieboldianus
東アジアに広く分布し、明るい落葉樹林に多く自生する落葉低木
または小高木。高さはふつう3~5m、大きいものは15mにもなる
という。実が面白いので庭園樹や境界木、盆栽などに利用されて
いる。秋には美しく紅葉し、桃色に熟した実をびっしり枝全体に
つける。別名:ヤマニシキギ(山錦木)、オトコマユミ。

葉は有柄で対生し、長さ5~15cmの楕円形または卵状長楕円形で、縁
には細かい鋸歯がある。

花期は5~6月。集散花序に直径8~10mmの淡緑色の花をまばらに開く。
雌雄別株。雄しべ、雌しべの長さが異なる2タイプの花があり、雌しべ
が長い花をつける株のほうが実つきがよくなるとのこと。
雄花では花糸が長く、雌花では短い。

果実は4稜のある果で、長さも幅も8~10mmほどの四角形で、秋も
深まり、淡紅色に熟すと4つに裂け、赤い仮種皮に包まれた種子が顔を
出す。実は葉が落ちた後も残り、冬枯れの山でよく目立つ。
 観賞期:10月~1月中旬(紅葉と実)

「マユミ(真弓)」の名は、この木で弓をつくったことに由来すると
いう。

分布:北海道、本州、四国、九州(屋久島まで)、朝鮮、中国、南
千島、サハリン(樺太)。