peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ホタルブクロ(蛍袋) 2009年6月24日

2009年06月24日 | Weblog
一関市街地のホタルブクロ(蛍袋) 2009年6月24日



2009年6月24日(水)、一関市地主町にある民家の駐車場の
片隅に植えられているホタルブクロ(蛍袋)が、赤紫色の花を
沢山咲かせていました。







奥州市「慶徳公園」のホタルブクロ(蛍袋)
 2009年6月21日






2009年6月21日(日)、奥州市水沢区佐倉河にある慶徳公園に立ち寄りました。
この前来たとき花を咲かせていたハンカチノキのそばで、ホタルブクロ(蛍袋)が花を咲かせていました。








ホタルブクロ(蛍袋)
キキョウ科 ホタルブクロ(カンパニュラ)属
Campanula punctata
北海道(西南部)~九州まで、ほぼ日本全土の山野(平地
~亜高山帯の斜面や林縁、草原など)に生える多年草で、
高さは30~80㎝ほどになる。根元から多数の地下茎を伸ばし
て殖え、普通群落になる。
チョウチンバナ、トッカンバナなど多くの呼び名で親しまれ
ているが、ホタルブクロの名も提灯(ちょうちん)の昔の呼び
名「火垂る(ほたる)袋」に由来するといわれる。
一般には、この花の中に蛍を入れて遊んだことから名付け
られたとの説が知られている。

茎や葉、萼などに粗い毛があり、茎を切ると白い乳液が出
る。 葉は互生し、長さ5~8㎝。根生葉や茎の下部の葉には
翼のついた長い柄がある。根生葉は花期には枯れてしまう。

5~7月、淡紅紫色や白色、濃紅紫色の花を葉腋に下向きに
咲かせる。花は長さ4~5㎝の釣鐘形、ラッパ形、筒形をし
ている。この花の萼は裂片の間に三角形の萼のようなもの
(付属片)があって、それが強く反り返る特徴がある。

分布:日本全土、朝鮮半島、中国、シベリア東部。
[栽培]春または秋に株分けし、5~6月に挿し芽する。

海岸近くでは、草丈が低く葉に厚みと光沢がある変種
ハマホタルブクロ
var.litoralis
が見られる。
四国の石立山特産で、草丈10㎝前後のイシダテホタルブクロ
var.litoralis
も知られる。
また、本州の中部山岳地帯を中心に近畿地方以北~東
北地方南部に広く分布し、深山の崩壊地から平地に至る
まで見ることができるヤマホタルブクロvar.hondoensis
もよく知られている。ホタルブクロと姿が大変似ている
が、萼は裂片の間に反り返った部分(付属体)がなく、
膨らみがあるだけである。花期:6~8月。
花色の濃淡、草丈も変化があり、葉が厚くて毛が少なく、
光沢があるソナレヤマホタルブクロ var.maritimeという海岸
型もある。

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)

2009年06月24日 | Weblog
奥州市「慶徳公園」のオオバギボウシ(大葉擬宝珠)
 2009年6月21日






2009年6月21日(日)、奥州市水沢区佐倉河にある慶徳公園
に立ち寄りました。
ハンカチノキの下に植えられているオオバギボウシ(大葉擬宝珠)
が花を咲かせていました。





一関市東山町のオオバギボウシ(大葉擬宝珠)
 2006年7月12日



2006年7月12日(水)、一関市東山町長坂の住宅団地にある
民家の庭のオオバギボウシ(大葉擬宝珠)が花を咲かせていまし
た。若い葉柄はウルイと呼ばれ、ぬめりがあっておいしい。農家
などでは山菜として利用するため、畑の縁などに植えている
ようです。




オオバギボウシ(大葉擬宝珠)ユリ科 ギボウシ(ホスタ)属
 Hosta sieboldiana
ギボウシ(擬宝珠)」というのは、橋の欄干の柱頭などに
つける飾りで、この植物の蕾の形が似ていることによるが、
日本では約20種が知られている。変種や栽培種が多くて見
分けにくいが、多くが昼咲きの一日花。

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)」は、山地や丘陵の
草地などに生える多年草で、高さは50~100cmほどになる。
葉柄は長さ30cmほどにもなる。若い葉柄は「ウルイ」と
呼ばれて食用にされる。ぬめりがあっておいしいので、
栽培もされ、「山菜」として販売される。

葉は卵形~卵状楕円形で長さ30~40cm、幅10~15cmと大
形で、表面はへこんだ葉脈がよく目立つ。
和名は、ギボウシの中では葉が大形であることによる。

7~8月、花茎の上部に長さ4~5cm白色~淡紫色の花を多
数横向きにつける。朝開いて、夕方にはしぼんでしまう
一日花である。地域や生育環境によって、高さや葉の形な
どは変化が多く、日本海側のものを「トウギボシ」と呼ぶ
こともある。園芸品種も多い。
分布:北海道、本州、四国、九州。