peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ハナウド(花独活) 2009年5月24日

2009年06月17日 | Weblog
奥州市水沢区「胆沢城跡」のハナウド(花独活)
 2009年5月24日





2009年5月24日(日)、奥州市水沢区佐倉河九蔵田96-1にある
財団法人奥州市文化振興財団・奥州市埋蔵文化財調査センター
に行きました。この埋文から県道270号線を横切って鎮守府八幡宮
を目指して進むと、毎年6月下旬から7月上旬にかけて行われて
いる「胆沢城あやめ祭り」のメイン会場になるあやめ苑があります。
この日、あやめはまだ蕾も出ていませんでしたが、小川のそば
に群生したハナウド(花独活)が、沢山花を咲かせていました。






ハナウド(花独活)セリ科 ハナウド属
Heracleum nipponicum
山野の縁や川岸などのやや湿った所に生える越年草、とき
に多年草。高さは1~2m。茎は中空で太く、粗い毛がある。
葉は互生し、大形の3出羽状複葉または単羽状複葉で、葉柄
の基部はふくらんで鞘状になる。小葉は浅~中裂し、粗い鋸
歯がある。

5~6月、茎の上部に直径20~25㎝ほどの大形の複散形花序
をつくり、白色5弁の小さな花を多数つけて、傘形に広がる。
花序の外側の花は内側の花より大きく、その花は外側の花弁
がほかの4枚の花弁より大きくて、先が深く2つに切れ込んで
いる。若葉は食べられるという。

茎の先の花序は実を結ぶが、側生の花序の花は雄性で結実
しない。果実は2個の平たい分果が合わさっていて、倒卵形。

和名の由来は、茎や葉がウド(独活)に似ているが、ウドよ
りも花がきれいなので「ハナ(花)」がついたとのこと。
仲間にオオハナウドがある。
 分布:北海道、本州(近畿地方以北)。

ハナウド(花独活) 2008年6月2日

2009年06月17日 | Weblog
一関市真湯のハナウド(大花独活)
 2008年6月2日






2008年6月2日(月)、一関市厳美町真湯地区の国道342号線沿いの
山際で、「ハナウド(花独活)」が花を咲かせていました。場所は
真湯山荘/真湯温泉から200mほど離れた所で日当たりのいい所でし
た。この「巨木を育む森」にはブナやカツラ、ミズナラ、ケヤキな
どの巨木が生えていますが、この国道で分断されています。








ハナウド(花独活)セリ科 ハナウド属
Heradeum nipponicum
川岸、沢沿いの藪の中、森や林のふちなどやや湿った所に自生する
越年草、ときに多年草。日当たりのいい場所にも生える。高さは1~
2m。茎は中空で太く、粗い毛がある。葉は互生し、大形の3出または
羽状複葉で、小葉はさらに粗く切れ込む。(左右から切れ込んだ楕円
形や三角状の葉が色々な形に組み合わさって1つの葉を構成する。)

花期は5~6月。大形の複散形花序(2~30本の花柄に分かれて、その
先に5枚の花びらがつく。これらが20~30個ついて傘形をつくる。)に
白い小さな花を多数つける。花序の外側の花は内側の花より大きく、
特に外側の花弁は大きくて、先が2つに切れ込んでいる。
分布:北海道、本州(近畿地方以北)
「ハナウド」の名前の由来は、ウド(独活)によく似ているが、ウド
よりも花がきれいなことから、ハナがつき「ハナウド(花独活)」に
なった。
仲間(同属)に、花期が6~8月の「オオハナウド(大花独活)Hera-
cleum dulce」がある。

ハナウド(花独活)

2009年06月17日 | Weblog
一関市狐禅寺のハナウド(花独活)
 2007年6月2日




2007年6/2(土)、主要地方道一関~大東線の一関市狐禅寺地区
の沿線で「ハナウド(花独活)」が、大形の複散形花序に白い小
さな花を多数咲かせていました。
千歳橋のすぐ近くにも群落がありました。






一関第1遊水地内ウォーキングとハナウド(花独活)
 2006年6月3日



2006年6/3(土)、一関市狐禅寺字石ノ瀬にある北上川学習
交流館「あいぽーと」主催の「四季を通してのウォーキング」
が行われたので、妻と共に参加しました。
5月28日(日)に予定されていたのが、雨のため延期されたも
ので、参加者は主催者を含め16人でした。薄日が射し、そよ風
がある絶好のウォーキング日和でした。


歩いた所は、一関遊水地の「第1遊水地」内を横切る小道と磐
井川の堤防上で、約2時間(9:30~12:00)のウォーキングで
した。第1遊水地は、820haもの広大な面積があるそうです。
 「今回のウォーキングは、無理をしないでゆっくりのんびり
と歩きながら一関遊水地(第1遊水地の半分ほどの距離を歩く)
を知っていただくと共に整備された田圃とその遊水地を取り巻
く堤防(100年に1度の大水に耐えられるように築堤)から、広
大に開けた景色を眺めることが目的です。」という主催者側の
趣旨通り行われましたので、写真を沢山撮ることができました。


第1遊水地内の道端には、丈が高く、白い小さな花が集まった
大形の散形花序をつけた「ハナウド(花独活)」が沢山咲いて
いました。












JR東北本線山目駅がある辺りの本堤防上にある小公園で
休憩。まわりには、アカツメクサやシロツメクサが沢山
咲いていました。

 東北新幹線の高架橋がこの遊水地を横切っていますが、
電車が通過するところを撮ることができました。


 JAいわて南(中里農協)のカントリーエレベーターが
見えてきました。

 一関市総合体育館「ユードーム」が見えてきました。

 遠くの右の上の方の建物は、新しい磐井病院・南光病院。

 北上川学習交流館「あいぽーと」が見えてきました。心地
よいそよ風の中で行われたウォーキングは終了です。
 国土交通省東北地方整備局岩手工事事務所一関出張所
 一関市狐禅寺字石ノ瀬155-81
 http://www.iwate.thr.mlit.go.jp
北上川学習交流館「あいぽーと」
http://www.iport.jp






ウォーキング中はゆっくり写真を撮っている余裕があり
ませんでしたので、ウォーキング終了後に再度行って、
堤防に近い所に咲いていたハナウド(花独活)の群落を
撮りました。
ハナウド(花独活)セリ科 ハナウド属 
Heracleum nipponicum
川岸や林の縁などのやや湿った所に生える越年草ときに
多年草で、高さは1~2mになる。茎は中空で太く粗い毛が
ある。葉は互生し大形の3出羽状複葉で細かい毛がある。
小葉はさらに粗く切れ込む。

5~6月、花柄を放射状に大きく広げ、大形の複散形花序を
つくり、白色5弁花を花火のように多数つける。花序の外側
の花は内側の花より大きく、特に外側の花弁は大きくて、
先が2つに切れ込んでいる。

和名は、ウコギ科のウド(独活)に葉が似ていて、花が美
しいことからつけられたという。若葉は食用になる。
東京・芝の増上寺に生えていたことから、「ゾウジョウジ
ビャクシ」という別名もある。
分布:本州、四国、九州