12月27日にこのブログで「安倍さん、翁長知事が怖いんですか。それともいじめのつもりですか。」と聞いてから3週間がたちました。この間に沖縄に対する政府の対応はますます硬直してきました。
翁長知事が上京しても閣僚は誰も会いません。沖縄県議団が行っても会いません。会ったのは国会議員ではない事務方だけでした。
翁長氏が沖縄振興予算案の閣議決定を受けて首相官邸を訪れても、菅長官は「(翁長氏と会う予定は)私はありません」と言い放ちました。
一方で新年度予算案の沖縄振興予算は2014年度予算比162億円減の3340億円とし、5年ぶりの削減を行いました。
辺野古沿岸域の埋め立てに向け、連日抗議する市民を強制排除して工事拠点のキャンプ・シュワブに重機や資材を搬入し海上作業を強行しました。その挙句にけが人まで出しました。
このような安倍政権の対応は異常とも言える暴走です。沖縄県民いじめとしか言いようがありません。
昨年行われた沖縄県の四つの選挙では辺野古基地の建設が最大の争点であったのに、どの選挙でも辺野古基地移転に反対する人々が勝利を収めました。辺野古を抱える名護市の市長選挙と市議会議員選挙、沖縄県知事選挙、そうして衆議院総選挙では沖縄の四つの選挙区で辺野古基地建設反対派が当選しました。この結果からみても、沖縄県民の民意は明らかなのではないでしょうか。
今安倍政権がやるべきことは、県民に選ばれた代表に会、県民の意思を聞くことではないでしょうか。そうして県民の希望をかなえるたためにアメリカ政府と交渉することではないでしょうか。それが民主主義国家の政府の仕事ではないかと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます