東京都知事選の候補者による討論が行われた19日放送のフジテレビ番組で、野党統一候補の鳥越俊太郎氏は、小池百合子候補が街頭演説で“病み上がりの人を連れてきてどうする”と鳥越氏を中傷したことを取り上げ、「がん患者に対する大変な差別、偏見だ」と批判しました。小池氏は「これが選挙なんです」と居直る一幕がありました。
番組の中で、鳥越氏から事実関係をただされた小池氏は「言ってない」と繰り返し否定。ところが鳥越氏が「証拠はある」と、小池氏の演説をテロップ(字幕)つきで放送したニュース番組の画面を写した紙を示した途端、小池氏は「記憶にない」とごまかしました。
鳥越氏は、小池氏の暴言について「一回がんになったら『あなたはもう何もできないんだ』と決めつける」「『病み上がり』というレッテルを貼っている」と厳しく批判しました。
小池氏は「そこまで言っていない」と言い訳しながら、最後には「こういうやりとりは山ほどある」「これが選挙なんです」と開き直りました。
ツイッター上では、 この番組を見た視聴者の間から小池氏の暴言に対し一斉に批判の声が上がっています。