日々雑記

政治、経済、社会、福祉、芸術など世の中の動きを追い、感想を述べたい

社会保障切り捨ての第二弾 生活保護制度の改悪が成立

2013-12-10 18:14:02 | 日記

 

このブログに対するコメントをお寄せ下さい
見にくいかもしれませんが、右下にコメント(0)と書いてあるところがあります。
これをクリックすると 、コメント書き込み欄が出てきます

 


 

昨日のこのブログで安倍内閣は二正面作戦をとっていると書きました。特定秘密保護法と、社会保障の切り捨ての二正面です。

社会保障切り捨てのうちの一つは昨日のプログラム法による医療保障、介護保険、年金制度の改悪です。もう一つは生活保護制度の改定です。

 生活保護の門前払いを強める生活保護改悪法案と生活困窮者自立支援法案が12月6日の衆院本会議で議決、成立しました。自民、公明、民主、維新、みんなの賛成でした。参院では8時間、衆院ではわずか3時間の審議での採決強行となりました。

生活保護改悪法は扶養義務者への調査の強化や、扶養義務を果たしていないと判断した場合の通知の義務付けを含む法律です。

考えてみますと、生活保護を申請する人の中には家庭が崩壊した人や、親兄弟とも付き合っていない複雑な家庭の方が沢山います。このような人に扶養義務者の調査をするということは事実上「門前払い」をするということです。これまでの法律のもとでも、違法な調査を行い、さまざまな理由をつけて申請を締め出してきたことが明らかになっていますが、今回の改定はこのようなことを合法化しようとするものです。

生活困窮者自立支援法案も、最低賃金を下回る「中間的就労」が盛り込まれており、生活保護からの追い出しと「水際作戦」の道具になる恐れがあります。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする