PC会ブログ

PonyCanyonグループ OBの会 情報告知 交換 等 

マイケル、マドンナ、ホイットニー… 80年代スター、今なお光

2009-09-28 14:10:26 | エンターティメント情報
マイケル、マドンナ、ホイットニー… 80年代スター、今なお光


 80年代から活躍する洋楽の大物たちの話題がにぎやかだ。急死したマイケル・ジャクソンは旧作が好調に売れ、同じ年に生まれたマドンナは今月末、ベスト盤を発売。ホイットニー・ヒューストンは7年ぶりの新作で復活を遂げた。スーパースターの栄光と、その後の波乱の人生が人々をひきつけるのだろうか。
 「マイケル・ジャクソン、フォーエバー」。東京・新宿のタワーレコード新宿店は、マイケルの追悼コーナーを今も設けている。
 亡くなった直後は往時を知る世代が目立ったが、次第に20代以下の若い世代が増えた。担当の河田良介さん(32)は「曲の良さやダンスの素晴らしさが幅広い世代に再認識された」。
 旧作を扱うソニー・ミュージックによると、死後のCDやDVDの売り上げは国内で計約100万枚。幻となったコンサートツアーのリハーサルを盛り込んだ映画「THIS IS IT」が10月28日に公開され、同名の新曲を含むアルバムも同じ日に発売される。
 ベストアルバム「セレブレイション」が今月30日に日本発売されるのはマドンナだ。82年のデビューから書き下ろしの新曲まで四半世紀を網羅し、音楽性の変容ぶりが分かる。10月2日にはミュージックビデオ47曲を収めたDVDベストも出る。
 発売元のワーナーミュージック・ジャパンの担当ディレクター、三樹門太さん(42)は「時代の先端の音楽をいつも採り入れていた。セルフプロデュース能力にもたけている」とその魅力を語る。
 ここ数年はボビー・ブラウンとの離婚や薬物中毒などで騒がれたホイットニー・ヒューストン。新作「アイ・ルック・トゥ・ユー」は日本では今月16日に発売された。米国では92年の「ボディーガード」以来となるアルバムチャート首位を獲得している。
 ソニーやワーナーはマイケル、プリンス、REOスピードワゴンなどの80年代のヒットアルバムを紙ジャケットで再発売。「フットルース」「トップガン」など80年代の映画のサントラの人気も高いという。
 音楽評論家の萩原健太さんは、米国に音楽専門テレビ局「MTV」ができ、世界的にミュージックビデオが流行した80年代から90年代初期を「スーパースターを世界中で共有できた時代」と分析する。その後、音楽シーンは細分化し、ヒットの規模も小さくなった。「世界規模で人々の記憶に焼き付くスターを生み出せた最後の時代だったのかもしれない」



2. 台本保存で「放送文化守れ」 日本放送作家協会が保存推進

 「樅(もみ)の木は残った」「犬神家の一族」「太陽にほえろ!」といったテレビドラマやバラエティーなどの台本の保存を、日本放送作家協会が進めている。特にビデオテープが貴重だった30年ほど前までの作品は、映像が残っていない番組も多いが、「台本さえあれば内容を知ることができる」と同協会理事長で脚本家の市川森一さん。既に3万5千冊を収集し、将来は保存施設の設立を構想している

 東京・新宿で今月23日まで開かれた同協会の50周年イベントで、戦前のラジオ番組や「私は貝になりたい」(昭和33年)など多くの台本が展示され注目を集めた。これらは東京都足立区の生涯学習施設内にある「日本脚本アーカイブズ準備室」や同区立図書館に保存されているものだ。
 「脚本は放送史を理解するかけがえのない手がかりだが、映像に比べて軽視され、制作や放送が終わると散逸してしまう」と危惧(きぐ)した同協会のメンバーが、文化庁やNHK、民放連などの支援を受け、平成17年10月に準備室を発足させた。
 今年3月に女優の三田佳子さんが自身の出演作を中心に約1千冊の台本を寄贈するなど、放送作家や制作スタッフ、出演者、遺族から既に3万5千冊あまりが集まった。昨年9月にはデジタルデータ化の研究も始めた。
 市川さんは「今は収集と管理に手いっぱいだが、将来はセンターを作って公開し、放送研究者の調査や若手放送作家の勉強はもちろん、昔の番組を懐かしむ一般の方に役立ててほしい」と意気込む。
 ただ、台本は書籍とは異なり、もともと制作スタッフや出演者らに限って配布する前提で作られている。公開するには、放送作家や遺族の了解を得る必要もある。「手をこまねいていると、所有者が亡くなって遺族が廃棄するなどして、時間とともに脚本は失われていく。保存活動は待ったなしです」と市川さん。
 米国、フランスなどでは台本の保存施設が充実している。韓国でも昨年1月、政府の支援で台本のデジタル図書館が設立されており、「日本は大きく後れを取っている」と市川さんは指摘する。
運動を推進する脚本家の香取俊介さんは「今村昌平監督は生前、『映画の成否の7割は脚本、2割が役者、1割が監督』と言っていた。よい作品には必ずよい脚本があり、後世に伝える必要がある」と話す。
 市川さんは「残すという概念のないところに文化はない。手元に眠っている脚本があったら、ぜひ連絡してほしい」と呼びかけている。同準備室は(電)03・3882・1071。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿