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日々のこと、ファッション、好きなもの、そして靴たち..

REAL ALDEN MEETING 7.18

2011年07月20日 | ファッション(靴)





 7月18日。曇り。


 歯が痛い。


 左の奥歯か。


 自己の全神経を体の左半分に傾注しがちになる。


 朝から痛烈な痛み。


 嗚呼、書きたい。


 此の内に蔵された、ほとばしるような天性のつぶてを唯一の友で宿敵たるこの原稿用紙にぶつけるのだ。


 ペンを。


 ペンをとるのだ。



 いや、その前に新宿伊勢丹に行かねばならぬ。







 いつも書き出しが特にスムーズにいかないので、今回は「世間に出ないまま憂悶の病床にある昭和初期の文士」の気持ちになって書き始めてみました。



 でも歯が痛かったのだけは本当です。



 この18日は新宿伊勢丹に於いて、伝統的なアメリカ靴の白眉「オールデン」を主役としたイベントが催された日でした。



 




 「Mのブツ欲日記@伊勢丹新宿メンズ館」(無断でのリンク失礼致します!)。

 
  
 
 Mさんに招待していただかなかったら僕はこの日、(友人との約束もキャンセルして)家でウクレレでも弾きながら無聊をかこっていたでしょう。



 ということで参加させていただきました。



 本番は14時開場の2時間で、長過ぎず短すぎずの絶妙なプログラムでした。

 エゥムンド♪大人の為のプロゥグラム(※NHK-BSより)。




 開場後、ほぼ30人近くの、Alden に愛情を注ぐ(あるいは興味を抱く)方々が続々と来場されて(年代も幅広い!!)、、、


 30人といえばですよ、、鳥取県の県議会議員の議員定数に匹敵する人数(35人かな…)!


 そのようなことを以前なにかの新聞記事でみました。鳥取県議会、、、。


 、、、そう考えるとそれが果して多いのか少ないのか余計イメージがわかなくなりますね。
 



 実はオールデンの魅力について、とにかく好きというだけで充分整理しきれていない僕は思わず緊張し、若干戸惑い、、でもそのおかげで歯の痛みを忘れました(ありがとうございました)。


 
 



 忘れていたといえば、せっかくこれだけの「愛されたオールデン」たちが皆さんの足と共に一同に会したのにも関わらず、それら年季の入った一足一足をちゃんと観察し忘れていたことが思い返すと残念でなりません。。。



 でも内気なのかなんなのか、、、、他の方が履かれている足元の靴を覗き込む充分な積極性がないまま、、どちらかというと天井のほうをみてしまいました(いや...天井も見ていなかった)。

 
 
 ちなみに今回ご一緒させていただき、お隣の席にいらした natuyasumi さんのラヴェロのローファーに関しては隣席という距離感もあり、開場前にホレボレと観賞させていただきました。


 色合いの美しさもそうですが、拝見して、これこそローファーの理想的なフィッティングできれいに履かれているのが見てとれて!


 やはりあらためて魅力的な靴というしかありません。 




 ところで僕自身のオールデン歴は数年程度(5年ほど...?)。


 この靴の、特につくり、耐久性という分野、そして時代を超越する魅力という意味での真価を知るにはさらなる時間が必要な気もします。


 
  
 そして素晴らしかったのはやはり来場者の皆様の積極的な参加への姿勢。


 きっと最初のうちは勝手が分からず、、といったところだったかと思うのですが、このイベントの企画者であり司会の Mさん の見事な緩急、要領を得た気さくな進行もあり、どんどん堅苦しさがとれ、充実した情報交換の場になっていったように思います。



 途中、ユニオンワークスの技術部長さんがメインテナンスの実演をして下さいました。


 


 (60以上の瞳に『じー』と手元を見つめられていても動じず、さすが!颯爽と丁寧にコードヴァンを磨かれていました)




 今回招待していただいた僕が「ゲスト」と言いながらなにか情報交換に関して役割を果たせたかというと。。。。。さあ。。


 皆さんの博識、分析眼に驚き。。。


 己の未熟を思いました!
 


 そして、僕も普段ブログを書いている者なのですが、ほとんどわずかな写真しか撮れていません。



 素材がほとんどないのです。



 撮影した数少ない画像も、参加者様の顔がはっきり写っているものがほとんどで、さすがにプライバシーの関係でアップすることは自粛させていただきます。。。。
 
 

 お、唯一使えるこの一枚。。。宴のあと。

  
 
 





 それとそれと、お土産で頂いたオールデン純正クリームとワックス。


 

 
 うまい具合にこれらを自腹で買ったことがなかったので、とても嬉しく。



 帰宅したら事情をよく知らない "K" がお土産の中身を開けて、「スイーツとかかと思ったのに…」と言っていました。
 


 気を利かせて伊勢丹でお菓子でも買って帰るべきだったかもしれません。




 そしてその日は早くも21時には就寝し、もちろんオールデンを磨く夢をみた、はずです(覚えてはいません)。




 参加者の皆さん、機会を下さったMさん、ゲストの皆さん、近藤さんをはじめとする新宿伊勢丹関係者の皆さん、楽しい時間を本当にありがとうございました!








コメント (4)
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