平凡であることの幸せ

人生は光に導かれる旅

☆Life is a journey towards the guiding light

幸福な結末    辻仁成 著

2005-07-15 | 日記
大~好きな 辻仁成さんの小説
「幸福な結末」 角川書店 を読みました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048736051/249-0149748-0467574

角膜移植をした女性が術後 不思議な男性の幻を見るようになるという
ブリュッセルと東京を舞台にしたお話です。

物語の中にちりばめられた いくつも言葉たちの記録を心の中で何度もつぶやいてしまいました。

 *(青ハート)* お終いのためのはじまり。
         はじまりのためのお終い *(青ハート)*

終わりのあとにはじまりがあるのだとしたら実は終わりなんてないのかもしれない。
それは 輪廻にも似ている・・。
そして恋には終わりがあっても 終わりのないものこそ本当の愛なのではないかとも思いました。
けれど 本当の愛なんてあるのかしら?
錯覚?蜃気楼?
だけど 愛は錯覚や蜃気楼だなんて思いたくない自分がここにいる・・。

宇宙もいつかは終わるとすれば その時がすべての終わりなのかしら・・?
けれど そこからまた新たな宇宙が始まるのかもしれない・・。
ソンナコトを考えながら この物語の結末が ハッピーエンドになりそうな予感にほっとした。


この物語を読んだあと ず~~と

*(星)* あらゆるものは空 *(星)*

*(星)* The Vanity of Human Wishes *(星)* (人間の望のむなしさ)

という言葉があたまの中をぐるぐるまわっています。。。


.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~

今年5月 辻さんはカンヌでこの「幸福な結末」を題材に
自ら監督をつとめ日仏合作映画を作ることを発表しました。
日本とフランス間で映画の公開や製作で提携していくための
「日仏映画協力覚書」がカンヌ映画祭会場で調印されたそうです♪


パリ ブリュッセル 東京を舞台にした
ラブストーリー。。。 楽しみ~♪
また じんくんの映画 じんくんの音楽に会えるなんて 
  今からワクワク♪o(^o^o)(o^o^)oワクワク♪です。


現在パリ在住の辻さんは 日韓国交樹立40周年を記念し企画された
韓国紙「ハンギョレ新聞」にて韓国の人気女流作家、 孔枝泳氏と
コラボの連載小説「遠い空、近き海」も連載なさっているそうです。


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