ムギ畑がこんがりトースト色になってきました。
旭川駅の近くに営林署の見本林という所があり、その中に三浦綾子記念館があるというので行きました。北海道の十勝や富良野、旭川あたりの道央を行き来すると峠が多く、狩勝峠とか樹海峠などを通ると、いやがおうでも、三浦綾子の塩狩峠を思いださざるをえませんでした。そういえば、三浦綾子は旭川の人でした。旭川には氷点橋という名前の橋もありました。三浦綾子はもう亡くなっていますが、夫君の三浦光世さんが89歳でお元気で、館長をされており、帰りがけに会うことができ、握手してきました。穏やかなイメージ通り紳士でした。見本林の木々もゆっくり見たかったですが、そうもできず、旭川から札幌、新千歳直通の特急で空港まで帰りました。北海道は三回目でしたが、また、ゆっくりリゾートとしてきて見たいです。
北海道の三日目は、旭山動物園に行くことにしました。旭川駅前の五番バスで45分、超満員のバスに立っていくのは疲れました。しかも、駅でコインロッカーに預ける時間もなかったため、荷物持ちで、走って移動、すでに、バス停には長蛇の列でした。開園と共に、動物園には入れました。旭山動物園は、動物がおりに入れてあるだけでなく、もぐもぐタイムというエサやり時間をショーのようにしており、シロクマのもぐもぐタイムなどは、20分待ち、三回目のもぐもぐタイム、というふうに、並んでいる人々を入れ替えて、見せます。シロクマが水中を泳いて餌をとる様はなかなか見れない経験です。動物園の習性を利用し、動物をすぐそばで見られるように工夫していました。
北海道二泊めの宿はフラノラテールというスパ付ホテルで、十勝岳が真正面に見えるのですが、天気が下り坂で雲がかかり、翌日はなにも見えませんでした。翌朝、西中といえ無人駅から旭川へ普通列車で移動しました。
富良野の周辺は、映画やらドラマのロケ地が、多く、セットが残されて観光地になっています。新富良野プリンスホテルの敷地に、風のガーデンというドラマのセットが残されていましたが、まだ、あまり咲いていませんでした。
十勝平野を北上し、然別湖へ。途中、キタキツネが近づきてきて、なにか欲しそうにしていました。然別湖はなんかフツーの湖で雨も降って来たので引き返しました。
十勝千年の森にら珍しい花のありましまたが、雪どけになったばかりで、メインのガーデンにはなにもありません。いつか花の季節に、七月ころに来たいです。
数年前に帯広畜産大学に来た時、中札内村の芸術村、十勝川温泉のモール泉など、とてもよかったですが、今回はトマムのホテルが十勝千年の森の入場券をくれたので、行きました。正面には日高山脈の雪山が見え、ヤギ、牛、馬が放牧されており、世界的ガーデンニストの庭があり、セグウエイという乗り物も10分千円という値段でトライ可能でした。やりませんでしたが。
雲海テラスは朝四時半ごろから八時ごろまでやっており、雲がどんどん押し寄せてきますが、太陽が高く登ってくるといつの間にか消えてしまいます。八時にはスッカラカンに晴れました。山頂には雪が残り、フキノトウがたくさん出で、ホテルの周りの水のあるとこには水芭蕉が咲いていました。
星野リゾートトマムに泊まったのは、雲海テラスというのがオープンし、雲海を見ることができるからです。ちょうど、5月25日からオープンし、早朝四時15分にホテルからバスが出で、コンドラに乗り、山頂駅に行くと、眼下には太平洋産の雲海が眼下に見えるというもの。前にテレビでやっていたのをチラッとみたことがありましたが、まさか、それを見ることになろうとは、思いませんでした、
北海道旅行の一泊目はトマムというところにあるホテルでした。リゾートというだけあり、滞在型ホテルで、温泉やらプールがあり、いくつかの離れた棟の間にはバスが巡回し、ガラス張りの長い渡り廊下でつながっていました。温泉も周りがとても静かで木々に幻想的な照明がされ、湯船も青いイルミネーションや座る高さも計算され尽くしており、暖かい岩盤浴にひたひた温泉がかかる状態で満天の星空としんしんとした静けさは満足するものでした。木林きりんの湯、リピートしたい所です？
十勝岳のふもとの美瑛はうねうねと丘が波のように連なり、美しい農園の姿を見せ、セブンスターの木とかマイルドセブンの木とか色々に名付けられたCMに登場した木や見晴らしのよい公園などがあります。道は碁盤の目の正反対のくねり曲がっているので目指す所へ行くのは難しいです。
川の水を堰き止めたら、青い湖ができたとガイドブックにありました。観光客もかなり集まっていました。観光バスもやってきていました。 透明ではないけれど、コロイドに光が反射して色を出しているようでした。静岡の寸又峡は灰色になっていてがっかりでしたが、十勝岳の青い湖は多少青緑でした。色の青さだけをいうなら、青森県の十二湖は紺色だし、奥四万湖、四万川は濃いブルー、阿寺渓谷は薄いブルー、いずれも透き通っています。濁って色づくのは寸又峡および付近の川とここ。透明な緑は、スロベニアのヴインデガル渓谷や付近の滝や川、奈良奥の下北山村の不動七重滝、柿其渓谷が印象に残ります。
