昨年の原谷苑がほんとうに良かったものですから、この1年、また原谷苑にくるのを楽しみに待っていました。
なかなか時間と天気があわず、最後のチャンスと、お天気は曇りでしたが、行きました。昨年は、原谷苑のあと、タクシーで仁和寺へ行きましたが、その後の帰りのバスが大渋滞てたいへん疲れたので、今年は仁和寺にはよるつもりはなく、原谷苑だけにしました。
昨年とほぼ同じ日でしたが今年は開花が早く花々のピークがすぎていて、昨年の魔法のような桃源郷ではありませんでした。桜は散りかけており、なによりも、桜を引きたてていた、下の方の花々、雪柳もボケも山つつじもすっがり花が落ちてしまっていました。元気だったのは山吹でした。桜はまだまだ妖艶ではありました。天気も暗い曇りでしたので、最高ではありませんでした。それでも、入園料は1500円でした。お客も昨年ほどではなかったですが、団体客も多く、混んでいました。足もとがぬかるんでいました。ショートブーツで行ったのは正解でした。着物で来ている人はさんざんでした。
花は最高でなくても、天気が曇りでも、滝のようなしだれ桜の下で縁台でしばらく寝転がっていました。これができるのが原谷苑。
桜を見ながら、寝転がれる。これこそが桃源郷です。
できることなら、ここで、お昼寝して、目が覚めてもまた桜というのがいいですね。
短い時間でしたが、桜の下で、目をつむり、風を感じ、春を感じ、桜のパワーを浴びました。
原谷苑へは交通の便が悪いのですが、北大路バスターミナルからM1の原谷行きバスに乗ります。本数が少ないのですが、行きも帰りもこのバスを狙って、行くのがよいと思われます。タクシー待ちの列が長く続いていましたから。