長岡京市の光明寺は混むので、朝拝観の30分以上前に行きましたが、すでに20人くらいは並んでいたし、バスの団体が次々到着し、拝観開始で、みな小走りで、この紅葉参道のお目当ての所へダッシュしました。本来なら、拝観ルートの最後にそれはあるのですが、みな、ソコへダッシュ。中国からの団体さんすら、ガイドが最終の場所へ誘導し、ヒトのいない山門を取るべくひしめきました。映ってはいませんが、カメラの下に何十人はひしめいています。秋にひたる雰囲気はなく、殺気だっていましたね。
宝筐院は、観光客でごった返す嵐山から少し距離があるので、静かさがあるのがいいです。そして、外は地味でとても中がこんなモミジ天国状況とは想像ができず、
たくさんある寺で500円ずつ取られたあげくに来ると、入るべきか逡巡する客もいます。昔、その入り口で、ここ中はどうですか?入るべきですかと尋ねられたことがありましたが、ココは一番最高の寺ですよ、入らなくちゃ、すばらしいですよと勧めたことがありました。嵐山に人力車の兄ちゃんたちが、穴場として紹介して連れてきていました。兄ちゃんたちもどんどん寺の中に入ってきて、わが物顔で得意そうにしていました。兄ちゃんたちによると、紅葉もいいけど、新緑のころが一番すごいと言ってました。新緑のころに来たことはないので、また、いつかと思います。
2018の紅葉名所めぐりの最終として、奈良の談山神社と長谷寺を考えていました。(先週も検討し、談山神社に緑葉が多い写真が出ていたので、一週間後にと保留にしていましたが)ネット情報では、落葉始まると出ていたので、ピークは過ぎてしまったのかと、訪問をドタチェンジして、光明寺や宝筐院の西の京の紅葉遅い所に行くことにしました。
宝筐院は今年はあまり期待せずに行ったのですが、思いのほか、良くて、今までで(何回来ているのかわからないくらいですが)トップクラスの紅葉でした。
良かった原因は、いつもは、9時の拝観最初に行っていたのですが(ヒトが少ない時にと)、朝早すぎると太陽の高度が低く日差しが横から射し、陰が多く暗めになるのですが、この日はちょうど昼ごろに訪れたので、光も真上から射し、明るく輝く紅葉が見れました。
宝筐院のもみじは、ほんとうに、幾重にも重なる紅葉の森で、畳の上からゆっくり眺める場所もあり、落ち着きます。2周しましたが、3周以上しているヒトもいました。