奈良の帯解寺の山奥に正暦寺があります。別名錦の里と言われるそうですが、ピークではさぞやと思いますが、ほとんどが散り紅葉となっていました。それでも艶やかさの残りは感じられました。妙にナンテンがたくさん植えられていました。どうやらここは前に奈良女のハイキングで訪れ、寺には入らなかった場所のようです。それにしても、この山寺、ピーク終了しているのに、拝観料500円、駐車場代500円はちょっとセコイです。
竜田川は入場無料の公園で、河原を気楽に歩けます。ちょっとした遊具やシーソーがあり、パルを乗っけてやりましたが、緊張した面もち。秋の日の散歩をパルも楽しめました。
ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれないに水くくるとは(在原業平)あらし吹く三室の山のもみじ葉は竜田の川の錦なりけり(能因法師)という百人一首で有名な竜田川。一度は訪れたいと思っていたところでした。法隆寺や藤木古墳のすぐ近くです。万葉の川というより、今時のコンクリート三面張りの川ですが、気どらない庶民の川で河川敷が公園になっています。またしても、観光客に、ここが有名な竜田川ですか、このへんが見所ですか?とか聞かれ、はい、そうですよ、と、知ったふりして答えましたが、心の中であんたも私も今来たばかりだよ、情報量は同程度だよ、と言っておりました。だいたいどこへ行っても道を聞かれるパルママですが、地元民に見られたのかしら。そうかあ、どこへ行っても地元民ふうってわけかあ。
向日市にある向日神社に行きました。近くには長岡天神、光明寺、乙訓寺などがあります。インターネット紅葉情報は見頃となっていましたが、もみじは散りもみじとなっていました。
嵯峨天皇の離宮であったそうな大覚寺には一度も来たことはありませんでした。中国の洞庭湖を模して作られたという大沢池の回りをゆっくり一周できます。桜も蓮もよいだろうと思います。大覚寺は回廊が長くてウグイス張りでとても広いです。変わった菊が展示してありましたが、嵯峨菊というそうです。枯れススキのような菊です。お寺の中にはもみじのは二三本しかなく、紅葉目当てなら外の大沢池一周でいいです。