下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

春雨サラダ ( 韓国風 )

2009-05-03 18:11:32 | 実験の提案

以前から 作りたいと思っていた サラダを作ってみました。

自分で考えたレシピでないので 配合は許可無く書けませんが

作った手順を載せておきます。

使った材料は

春雨、ほうれん草、豚肉、人参、玉葱、赤ピーマン、キクラゲ、
生シイタケ、炒り白ゴマ、糸唐辛子、卵 等など

 

ほうれん草と春雨は別々に茹でました。

 

豚肉の細切りを炒めたフライパンで春雨も炒めました。

 

キクラゲを炒めて ビックリ!!!

パンパン パチパチ そりゃ もう 爆竹みたいにニギヤカで

しかも ハネル!!!!

玉葱は 色が透き通り始め 香り出したら終了としました。

 

生シイタケは油を吸うと母が言ってたとおりでした。

人参は加熱した方が良いと聞いたような気がします。

本来は赤ピーマンなんですが 僕は赤いパプリカ使用。

 

最後にほうれん草を炒めて 合わせます。

炒りゴマ(白)は ありませんでしたので

お店で使ってた 洗いゴマを ゆきひら鍋で炒って使いました。

右画像の手前が 自家製 ドレッシング?です。

 香ばしさ抜群。

 

全て別々に炒めた食材を合わせて

自家製 ドレッシングをかけて 混ぜ合わせます。

盛り付けにも炒りゴマ そして糸唐辛子を トッピングして完成。  

 

何もトンガッテいない 優しい味は

めちゃめちゃ 美味しかったぁ~~~~~~~~~~~~!!!!!!


2009-04-21 21:27:08 | 実験の提案
引き取りの帰り道にスーパーを覗いてみたのですが
中力粉を売ってる店はありませんでした。
中力粉は強力粉に比べてグルテンが弱く
感じとしてはヒキが弱いのです。
食感は強力粉で作ったパンに比べてサックリ感が出てくるのです。
中力粉で作るパン達は一般的には
フランスパン、デニッシュ、クロワッサン等ですが
作り手によっては複数の粉をブレンドしたり
好みのヒキの強さを作ってみたりしています。
例えば 強力粉 8 に対して 薄力粉 2 を混ぜたり
7対3にしてみたりで好みのヒキの強さを作ります。

今回はシンプルな配合で食事向きパンを考えたんです。
作業時間は粉の段階から焼き上げまで2時間。
但しお子さんの食べるパンとして考えるた時には
糖分を増やした方が良いかも知れませんし
糖分が増えると粉に加える水の量は減ります。

油脂は固形より液体を使用すると
焼き上がり後はソフトになります。

トマトにオレンジを加えたジャム

2009-04-19 22:43:36 | 実験の提案

トマトにオレンジを加えて煮込んだジャムを試作してみました。

 

トマトは表面に切れ目を入れて湯ムキしました。

 

オレンジは厚く皮をむいて苦味の出る白い部分を残しません。

 

くつくつ コトコト 中火で煮込みました(今日は25分くらい)

底がコゲついたりしないようにホーローの鍋の底も

ちゃんと木ベラで時々かき回しながら煮詰めます。

仕上げの5分間はレモンも加えながら

木ベラで水分飛ばしながら鍋の底にヘラの跡が

残れば完成です。

 煮沸しておいたガラス瓶に
熱いうちに入れて瓶を逆さにして冷めたら冷蔵庫です。

蜂蜜を隠し味に使ったりしましたが味が強いので

僕は全体の 1% 程度にしておきました。

最初の材料の量 820 グラム

完成後のジャムは 282 グラム となりました。

今回は オレンジ味もする トマト みたいな味で

フルーツ ならぬ オレンジ・トマト のジャムになりました。 

次回は トマトの量を倍近く増量するか オレンジ減らして

作ってみたいと考えています。


ハリアー(飛行機)

2009-04-18 16:35:40 | 実験の提案

英国製の垂直離着陸機の名前です。
開発初期から40年以上経過した今も使われている名機です。
ハリアーは各国で採用されましたが
ある意味で世界最先端の開発力を持つ
アメリカ軍が採用判断をするテスト飛行で
イギリスに飛んだアメリカ軍のテストパイロットは
テスト飛行に於いて それまで誰も考えなかった
操縦を試してみたそうです。
滑走路を必要としないヘリコプターのように
垂直に離着陸できるハリアーの機能を米軍テストパイロットは
空中旋回で使ったそうです。
今までの高速飛行するジェット戦闘機では考えられなかったほど
小さな円で急旋回してみせたハリアーは設計者達をも
驚かせたそうです。
採用されたのは当然ですが 
僕は時々そのパイロットの考えや操縦を思い出すんです。

先日から試していた柔らかい卵も乳製品も使わないパン。
いつものモニターが「今日は・・・だね」と言ってくれたので
欠点改善の為に最近向かっていた方向が違っているような
気がしてたパンのレシピとアレルギー対策パンのレシピを
組み合わせてみたくなったんです。
試した結果は想像以上でした。

少量実験生産ではアレルギー対策のパンは正直商売にはなりません。
けれど考えたりテスト結果を応用すれば それまで考えてもみなかった
成果が出る場合もあるんです。
大幅な変更ともいえる新配合なのに急激な変化はせずに
欠点を改善できました。

ハリアー垂直離着陸機を採用するテスト飛行でどんな操縦をしたかは
覚えていても テストパイロットの名前は思い出せません。

きっと僕は名前よりも 何をどうしたのか が
記憶に残るタイプの人間なんですね。
まぁ単に年齢的な記憶の衰えかも知れません・・・ネ!

戦争を前提に開発された兵器は時代の最先端技術を
満載して登場してきます。
医療分野でも将来利益が見込まれる開発には
企業が莫大な資金を研究機関に提供しています。

兵器でもなく利益も見込めない分野は 要らない分野?
戦争や利益のためだけでなく必要なモノは有ると
頭の中では解ったつもりでいても
自分に迫った問題でなければ後回しになって当然かも
知れませんね。

小さな努力や失敗の連続はモチベーションを失いかけます。
けれど それでも もし 自分の知識や作業が
誰かの 何かの 役に立つと思い続けられれば 
ヤメテはいけないのでしょうね。

自己防衛や抑止力。
人を助ける けれど利益は必要。
理解できます。
命を失う戦争、利益が見込めない開発はされない事情・・・
何を失い 何が残る なんて普段はとりたてて考えませんが
パパロッティやマイケルじゃキーボードが打ちにくく
コレをBGMにしてたら 自然と こんな文末になってしまいました。
深く心に残った衝撃は 時間をかけて いつか微笑んだ時に
深いシワと 深い笑顔を 作るのに欠かせない?

僕には戦争体験がありませんが
もっと もっと ジジイになるまで元気だったら
若造に 「オッサン いい味出してるねぇ~」なんて
言われるジジイになれるのか・・・

http://www.youtube.com/watch?v=xAAiYMgFcbw&feature=related

俳優達も 若かったですね。

戦争映画には大作、名作もあると思いますが
作品の中で たった2回の銃声しかしない戦争映画・・・
しかも他の部隊とのフットボール交流試合の
始まりと終わりの合図の音としての銃声が二度。
コレが僕の戦争映画のある意味1位かな?

http://www.youtube.com/watch?v=E4o1aZQyWHs&NR=1

         M ☆ A ☆ S ☆ H


冷凍生地を焼く

2009-04-16 19:38:26 | 実験の提案

前日の工程で計量分割したところで
冷凍庫に入れた生地を解凍して成形し醗酵させて
焼いてみました。

 

パンを焼く時にツヤ玉(溶き卵)を塗らないので
ハッキリとした焼き色は付きませんが
醗酵室に入れるまでの時間が短く
しかも温度が若干高めになっていたので
パン生地に辛い環境となりヘコタレぎみの醗酵となりました。
当然のように焼き上がったパンはシリ(底の部分)が
広がり高さに欠けて焼き上がりました。
けれどコレでもいいのかなぁ~なんて思える食感でした。

僕のことですから次にこのレシピに豆乳を入れると
したら水の50%を豆乳に換え 油脂もショートニングから
サラダオイルに換えての仕込みを考えますが
出来上がったパンがグニャついたら
強力粉オンリーから強力粉プラス中力粉の
コラボを試します。
割合は強力粉 8 に対して中力粉 2 から
始めてみます。
ライ麦粉を入れたり全粒粉を使ったりも
可能ですが 粒子の粗いライ麦粉には醗酵を抑える要素が
有りますのでミキシングの前に湯で事前にコネテおくと
よいでしょう。
ライ麦に使った湯の量は全体の吸水量から引いてください。
僕のレシピで実際にパンが出来るのか?と
質問をいただきましたが
レシピを試した画像も載せましたから出来ます。
ただ僕が使った醗酵室やオーブンは家庭で
使用しているモノとは違いますので
焼けるか焼けないかは
作り手の気持ちにかかってます。

最後は「誰に食べさせたいのか」の気持ちです。
一度や二度の不出来で諦めるか
失敗を重ねても続けるかの気持ちです。
いつか見られるかも知れない 笑顔 を
思い続ける気持ちがあれれば
ママは世界一 のパン屋さんになれます。

ママに限らず創意工夫を重ねて
ご自分のパンを作れる日を願ってます。
修行で学ぶのは基本です。
如何して小麦が醗酵して膨らみ焼くと香ばしいのかを
体感すれば そこから先は自分で決めましょう。

僕はこの基本レシピを更に追求するのか考えたんですが
それは作り手に任せることにしました。
僕の次の試作は 同じような材料で作れる全く違ったパンを
試してみようと思います。
キーワードは同じ 「簡単」と「ソフト」です。


試作結果

2009-04-15 21:02:22 | 実験の提案

10時間以上 プラス 6℃ の冷蔵庫で生地を低温熟成しました。

 

袋の中の生地を開いて中を見てみます。
クモの巣状のスダチを確認しました。
練り上げ直後にはスダチは見られませんから
パン生地の醗酵確認終了。

冷えた生地を温めます。
家庭の場合は冷めかけた湯船のフタの上に置くか
ボールに生地を移して一回り大きなボールを使って
湯せんしても良いかも知れませんが湯の温度を
上げ過ぎないように湯の温度は36度以下です。

 

フィンガーテストで軽く指が生地に入り穴が戻らない状態で
醗酵完了ですが冷えているままの生地も丸めてみました。

 手前の2つが軽量後の丸め前です。

 

カットした断面の上は温めてから計量分割したパン。
下は冷えていた状態で計量分割して成形したパン。
パンの高さと底面の広さが違います。
上はパンは腰の強さがあり上に伸びる力がありますが
下は腰が弱く上に伸びる力に耐えられず底が広がって
しまいます。
下のパンの方が老化が早く硬化しやすいと考えられますが
焼成後数時間ではそれ程の差は感じませんでした。
下で良いなら30分以上の時間が短縮されます。
過去に硬いとおっしゃっていた食感は改善されたと
思うのですがその時の硬いパンを食べてませんので
正確には判断できません。

計量分割した段階で僕は生地の一部を冷凍してみました。
同じ量を冷蔵庫へも入れました。
冷蔵庫へ入れた生地は翌日の生地をミキシングする段階で
混ぜ込むと風味が増し醗酵が促進されます。
また冷凍庫へ保存した生地は食べたい日に解凍して
柔らかくなった段階で成形に入り醗酵へと進みます。
これでかなり当日の時間は短縮されると思います。

また確認した食感では豆乳を入れなくても
良いと僕は思いました。
これ以上モッチリさせてしまうと噛んでいて
最終段階が団子状態になる可能性があります。
その場合でも最期まで口どけを重視するなら
僕はグルテンの弱いフランス粉(中力粉)を2割程度
ブレンドすると良いと思います。

どんな粉をどれだけブレンドするかで
アナタの個性が出てきます。


手で作る基本のパン

2009-04-14 20:23:25 | 実験の提案

アトピー、アレルギーでも
食べられる家庭で作れるパンを考えます。

最初に決めたことは
誰でもが何処ででも手に入る材料で作ってみます。
基本をマスターしてから
応用で自分の考えをパンにしてください。
国内産小麦、フランス産小麦、ライ麦など
麦は作られる産地によって特性が違います。

基本が出来きるようになったら
少しずつ自分らしいパンにチャレンジしてください。
ホカッチャなども簡単で柔らかく豆乳等も練り込めます。
固形の油脂よりも液体の油脂・・・オリーブオイルやサラダオイルを
入れた場合の方が焼きあがり後には柔らかいんです。

今日はパンを初めて作る人に
カメリアを選んでみました。

酵母はサフ社のセミ・ドライイーストを使ってみました。
香りの良いとされるドライイーストは予備発酵の作業が
ありますのでインスタント・ドライイーストを使用しました。
一度に使い切れなくても冷蔵庫で保存ができますし
さらに低温、冷凍でも保存できました。
今回使用した酵母はドライ・イーストの風味と
パン酵母と同等のの使いやすさを併せ持ち保存も簡単です。

強力粉 カメリア ( イーグル )   300グラム
  塩 天然塩 (マイルドですから)   4グラム
 砂糖 (今回は一般的な上白糖)   30グラム
 水  ( 豆乳は次回から )     210グラム
 油脂 (バターでなくショートニング )  30グラム
 サフ・セミドライイースト          4グラム

とりあえず上記の配合でパンを作ってみます。

 

ボールでコネ始めて まとまったら台の上に出して練ります。
自分で作った天然酵母を使用する場合などは
台に叩いたりせずに ひたすら手でコネまわしてマトメますが
最初はコネたり叩いたりして(台に軽く粉をうっておきますが
叩くと飛びますので気をつけてください)
僕の場合は3分間コネました。
台に生地がネバリ着かなくなる程度が目安です。
これ以上何も入れずにあと2分練ればハード系のパンは
ミキシング終了です。

 

3分間コネた生地にショートニングを練りこみます。
生地で包んでから折り重ねていると油脂が出て
再度まとまりが無くなりますが
気にせずコネ続けるとまとまってきます。
その段階では台に叩いたり出来ません。

 僕の失敗です。
最初の考えでは あまり練らずにミキシングを終える
予定でしたがツイ練り過ぎてこのまま作業を続ければ
一気にパン工程が進んでしまいます。

今回は「出来るだけ簡単に!」が大前提ですから
本来は油脂を混ぜ込んでマトマル程度で
ミキシング終了です。
やっとマトマッタ程度の生地を厚いビニール袋
(例えばお米の入っていた袋などです)に入れて
冷蔵庫へ入れます。
生地を冷蔵庫で寝かすことで小麦が低温熟成しウマミや
風味が増します。
生地が薄く伸びる程ミキシングすると小麦の進展性が
早まりますから寝かす時間は短くなります。

 

一度はボールに入れたのですが袋に入れなおして
冷蔵庫に入れました。
続きは明日です。


100分の1

2009-04-12 16:48:21 | 実験の提案
99問の正解と1問の誤り・・・しかも写し間違えでのネット提出。
結果が出た以上は訂正は出来ませんが手元の回答と提出用モニターを
もう一度確認すべきでした。
手元の解答用紙は全問正解、これで成績上位5%の文科省等への
関わりは はたぶん絶望ですね・・・

ヨーロッパの築城を見たことがあります。
大きな石の建築物が何百年も使い続けられる設計、施工で
必ず一箇所間違いを残すそうです。
例えば床の千鳥格子のタイルを一箇所わざわざ崩しておいたり
するそうです。
それは完璧なモノを悪魔が嫌い壊そうと襲って来ると信じられて
いるからだそうです。
だから わざわざ完璧にせず間違いを残して完成させたそうですが
自分の場合はワザワザそのような魔除けを残す気もなく
しかも満点を目指していたので回答の写し間違いなんて
単純な間違いが信じられない結果になりました。

残る40問をパーフェクトで終えてレポート提出は僕の選んだ
課題がユニークで かなりイケテて評価されれば
間違えた1問は魔除けのサインとなるかも知れませんが
はたして 140分の1の誤りですむのか
研究レポートが評価されるのか
今後の成り行きに いきなり大きなプレッシャーが掛かってきました。
開き直って
自分のこれからの楽しみの基礎なんだからと割り切れば
パーフェクトな成績や上位5%の表彰なんて関係ありませんね・・・
と自分に言い聞かせてみました・・・

もうこれ以上ミスはしない?

パーフェクトを逃したから気楽になった?

モチベーションが切れる?

ペーパーのパーフェクトを逃したからには
考えていたレポートの完成度を高める為に
更に高いレベルの課題に取り組む?

どうして いつも もういいんじゃないのかな・・・って
考えることが出来ないんだろう?

仕事もプライベートも生涯学習だらけなんて・・・いただけませんよね!
試験なんて学生時代でオサラバ出来ると思っていたのに
学び続けるなんて人生そのもの?

でも僕の人生は悪魔に襲われる心配はありません!
至る所にミスや誤りを残し続けてきましたからね!!

時々 そう時々でいいから何も考えずに風景など眺めていたいものです。

http://www.youtube.com/watch?v=EXUYO7NpcEU&feature=related

ハーブ・クリーム

2009-04-10 20:25:08 | 実験の提案

過日の実験結果を一度掲載しておきます。

ハーブのエッセンシャル・オイル
蜜蝋とアーモンドオイルで
ハンドクリームを作ってみました。

 

アーモンドオイルの中の蜜蝋は湯せんしてると
たいした高温にならなくても
程なく解けてしまいました。

 

さて解けたオイルと蜜蝋をクリームの容器に移して
攪拌を続けていると温度が下がり乳白色になってきます。
そこへハーブのエッセンシャル・オイルを加え
なおも攪拌して終了。
ハンドクリームとして使えると思いましたが
自分の実験の結果
人はそれぞれ肌反応が違うので
少量ずつ試してからコレダと思えるハーブE・Oを
選ぶのがよいと実感しました。
僕は両手の平は問題なく しっとり したんですが
右手の甲の手首近くに違和感を感じて
洗い落としました。

少しずつ少しずつ使用したモノを変えて
見つけてゆく作業は大変だと思いますが
自分がハーブを選び学ぼうとした事が
違った訳ではないと思います。
僕の場合は簡単な近道を見つけられません。
一番最初に簡単なレシピを思いついても
ソレでイケルと確信するまでに
出来る限りの可能性を試してみたりするんです。
もうこれ以上は無理と思える難解なレシピに辿り着いて
から使う場面に合わせる作業に入りますが
コンガラガッテなかなか思うようにならなくなったら
また最初に戻り 閃いたシンプルなレシピを試してみたり・・・
ほとんど遊びか?と思うほどの実験を繰り返したりして
プロなら一発で最初からシンプルなレシピで
決めるべきだったと思うこともシバシバ・・・

簡単に出来たモノはいつでも作れるからと
忘れがちなんですが
シンプルなレシピでもその向こう側に(自分にとっての
話ですが)膨大なテスト中の苦労や困難と時間が
あった場合は別で 絶対に忘れませんし
実験中に得たデータと経験がシンプルを
更に強固なレシピにしてくれるような気がします。


食感の変化

2009-04-06 18:35:00 | 実験の提案
アトピーやアレルギーのお子さんは
お話を聞くと卵や乳製品に反応することが多いそうです。
卵や乳製品はパンの食感において
ソフト感を出します。
素朴なパンやシンプルなパン、フランスパンなどは
リーンなパンと呼んでいるんですが
リーンの反対はリッチなパンです。
リッチなパンの代表はブリウォッシュだと思います。
ブリウォッシュは大量の卵、生クリーム、バターはじめ油脂と砂糖。
上記の材料はいずれもパンをソフトにする働きがあります。
柔らかさは大きく分けると二種類で
ソフト感ともっちり感です。
食べる人の条件からソフト感に繋がる原材料は
使用出来ませんから
もっちり感は粉の特性を変化させてあげれば
出せます。市販の天然酵母を入れ過ぎた場合は
もっちり感を通り過ぎて噛んでいて団子のようになり
歯切れの悪いパンになります。
それでは粉の特性を変化させるには
仕込むパンの粉の一部をお湯で練ってみてください。
10%以下でも感じますが%を増やしていくと
だんだん食感が団子になる可能性が増していきます。
どこで止めるかを決めた人の食感になるということです。
今まで試していたパンのレシピで試作してみる価値ありです。
お湯の量は当然仕込み水の中から減らします。
軽量はちゃんとしてくださいね。
お湯(沸騰状態86度以上です)で練った生地は
熱が取れてから一晩冷蔵庫で休ませると
落ち着いて風味も増しますからお試しくださいね。
ヘラや餅つき機あるいは製パン機のミキサー機能を
使って火傷には注意してくださいね。
粉とお湯の割合は粉4に対してお湯は3以下です。
お湯にした分の吸水は仕込み水から減らします。
お湯を入れて練り始めると最初は硬くマバラに
まとまり始めますがソコを通り過ぎてまとまり
ベタ付き始める辺りが終了です。
(この段階で塩と砂糖を加えても可)
焼きあがったパンはもちもち感が出るハズですが
焼いてみるとサクサクで軽くもう一つ食べられそうな
気になったら成功?
今までとちょっと違った食感試作、健闘を祈ります。