昨日までの Nicolas II de Larmessin より半世紀ほど後の17世紀末から18世紀前半の Martin Engelbrecht という人が同工異曲の作品を残している。同じように職業に関係した道具や製作品商品などを取り込んだコスチュームを着用した人物たちである。
私の集めた画像が、男性56、女性54の110点で前回作品より女性の数が多い。一つには同職業を男女のペアにして描いているものがかなりあることにもよる。
ただ現代のわれわれには何の職業だかタイトルがあっても分らないものもたくさんあるのだが、勿論当時のフランスの人なら一目で「何々屋」と判別できて笑いを誘ったものなのだろう。
※ 最初の「鞴・フイゴ」は暖炉などで火をおこす時に風を送るもの。
鞴作りの妻 時計商の妻 不明(物入れの壺?)
二段目右端は打楽器メーカーと思われるようにわざと楽器メーカーの間に置いたのだが、タイトルは「羊皮紙メーカー」である。
女の前左右に木枠に貼って引き延ばしているのが羊の皮で、羊皮紙は文字を記すだけでなくドラムにも使用された。
オルガンメーカー 弦楽器メーカー
フルート木管メーカー トランペット金管メーカー 人形作り
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