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岡山大学ワンダーフォーゲル部

日々の部活動の紹介などをさせて頂きます

竜王山(香川)

2013-05-04 19:24:54 | 個人山行
こんばんは、岡山大学ワンダーフォーゲル部のてっちゃんです。


お陰様で風邪を治すことが出来ました。

サプリメントを何錠も毎晩飲んでいたら知らない間に治っていました。


さて、この5月3日に友人と一緒に香川県の最高峰、竜王山(1059m)に登ってきました。

以前から登ろうと思っていたのですがアクセスが悪く登りあぐねていました。


高松から塩江行のバスに揺られること約一時間、

さらに塩江コミュニティーバスという町営のバスに乗り更に奥地の奥の湯温泉で降ります。


手書のバス停で味がありますね。


奥の湯温泉は日帰り入浴で400円程だったと思います。


車道を歩くこと数分で入口の大手前高校塩江向学寮の看板が出てきます。


周囲には自生か植栽かは分かりませんがシャガの花が咲いています。


細い農道を地図と方位磁針を頼りにジグザグに登ると茶畑に出ます。

アルペンガイドの竜王山の写真はこれでした。


ありふれたムラサキケマンですが、綺麗ですね。


廃墟と思しきトタン葺きの民家の軒先に八重咲のヤマブキが咲いていました。


茶畑の向こうに今回登った竜王山のピークの一つである讃岐竜王(1058m)が見えます。


ヤマフジが咲いています。


ユキモチソウが咲いていました。美しいですね。


同じ仲間のマムシグサも群生していました。


ニリンソウですね。


結構な斜度のある登山道を行くと縦走路に出ます。


讃岐竜王側を見ると長い階段があり絶句。


先に阿波竜王(1059m)に登り、ピストンで帰ってきます。


暫く下りが続きます。


急な階段です。


鞍部からの登り返しです。


何度も階段が出てきてややヤケクソ気味。


所どころ路肩が大きく抉れており谷底が見えない。


阿波竜王まであと100mという所で分岐があり向こうには何か白いものが…。

実は山頂近くまで車道がついているのでした…さすがは道路舗装率日本一の香川県ですね。


タチツボスミレか?


山頂には展望台があり北には飯野山(讃岐富士)が見えます。


南はアンテナ群と徳島市が見えます。

生憎の曇天でしたが晴れれば北に瀬戸大橋、南に剣山が見えるそうです。


あれは讃岐竜王でしょうか?


阿波竜王を下り登り返しがまた階段。


そして階段。


過酷な階段を越えると讃岐竜王に着きます。


讃岐竜王からは鷹山公園という園地を通り過ぎ相栗峠まで高度を下げます。


またもやタチツボスミレ。


鷹山公園の近くにはヤブレガサの芽吹きがありました。


ここからはウンザリするほどの長い階段の下りと、登り返しの連続です。


新緑が目に快いです。


ショウジョウバカマが見ごろでした。


ユキモチソウの花。最高ですね。


相栗峠の近くからは顕著なピークが見えます。竜王山でしょうか?


長く車道を下り続けると塩江向学寮に着きました。


個人的にはユキモチソウを見るためだけに登ったので非常に満足しましたが、友人は長い階段に足がやられてしまったようでした。

ユキモチソウは絶滅が危惧されている植物なので間違っても採取などなされないようお願いします。


投稿者:てっちゃん

雪彦山

2013-03-28 22:36:38 | 個人山行
こんばんは、岡山大学ワンダーフォーゲル部のてっちゃんです。

開聞岳の記事を投稿して直ぐではありますが、記憶の薄れないうちに次の山行について書かせて頂きます。


この4月26日に兵庫県は姫路市の雪彦山(せっぴこさん)(915m)に登ってきました。

古くから修験道の修行に用いられた険しい岩山です。


バス停は2010年に廃止となり、約4㎞離れた山之内バス停から徒歩でキャンプ場まで行きます。


1時間弱で雪彦山の大天井岳(おおてんじょうだけ)(884m)が見えてきます。


登山口です。


初めから急登ですが、既に本宮高倉山の「西大寺線」巡視路コースで酷い目に合っているのでそれほど驚きませんでした(息は上がりますが…)。


展望岩から大天井岳と不行岳(ゆかずがたけ)が見えます。いや、立派ですね。


息を弾ませながら登っていると励ましの言葉が…。


非常に巨大な出雲岩です。クライミングスポットの様でハーケンが打ってあります。


鎖場が出てきます。下から見るとなんでもないようですが上から見るとヒヤリとします。


展望岩からの眺めは素晴らしいです。


セリ岩はザックを下さないと通れないと聞いていましたが、私は肩幅が狭いので普通に通れてしまいました…複雑な心境。


大天井岳山頂には既に登山客の方が休憩しておられました。


良い眺めですね。

一般には、鉾立山(950m)と三辻山(915m)の縦走ルートが使われるようですが、今回は敢えて地蔵岳経由で虹ヶ滝へ下りました。


暫く下ると地蔵岳への分岐があるので、岩登りの要領で慎重に登ります。

頂からは隣の不行岳が見えます。


細いマツの木には地蔵岳の看板が掛けられています。


下りもひたすら鎖とロープを使って下っていきます。


下から見た地蔵岳です。右側が一般登山道で左側がクライミングルートです(見れば判りますね)。


エンレイソウが咲いていました。


ユキワリイチゲでしょうか、まだ開いていません。


虹ヶ滝です。夏場にはヤマビルの巣と化すのだそうです。ヒルは勘弁ですね…。


ヤマツバキが綺麗ですね。


スギの人工林の合間にミツマタが植えられていました。


透過型の砂防ダムだそうです。


雪彦山は洞ヶ岳(大天井岳、地蔵岳、不行岳、三峰岳の総称)、三辻山、鉾立山の総称だそうですが、

本来は洞ヶ岳を指すものと聞きましたので、一般ルートのある大天井岳と地蔵岳に登りました。

鎖場・ロープ場の多いスリルのある山ですので、岩好きな方にはお勧めです。

但し、温かくなるとヤマビルが大量に発生するそうなので早春と晩秋が良いでしょう。(冬は降雪があり地蔵岳は登れません)


投稿者:てっちゃん

開聞岳

2013-03-28 21:46:26 | 個人山行
こんばんは、岡山大学ワンダーフォーゲル部のてっちゃんです。

そろそろ大学生の長い春休みも終わろうとしています。

なんだかんだで一人でわちゃわちゃしていたせいか、あまり休んだ感じがしませんでした…。


さて、先日紹介いたしました春合宿のついでに、3月22日に鹿児島県は指宿の開聞岳(924m)に登ってきました。

私以外は全員新幹線で岡山へ戻りましたので気楽な一人旅といった感じでした。



前日に民宿で一泊しました。夕食はクルマエビフライ定食、結構なお値段…。


民宿前の道路から見た朝焼け、目の前は海です。


開聞岳一合目です。


実質的にはこの二合目から登山が始まります。


登山道はいかにも火山といった感じの真っ黒な土の道です。園芸をする方ならお判りでしょうが富士砂に似ています。


五合目は展望の開けたテラスです。


モミジイチゴでしょうか。


ムサシアブミです。いかにも南国といった植物ですね。


7.1合目と書かれた看板のある眺望ポイントからは長崎鼻が良く見えます。


マムシグサですね。


山頂に近づくとツクシショウジョウバカマが群生していました。
(シロバナショウジョウバカマは九州には自生していないのですね…嘘を教えてしまいました…)


九合目には梯子段もあります。


山頂は360度のパノラマです。


よく目を凝らせば屋久島や口永良部、種子島も見えました(写真ではわかりませんね)。


池田湖と高千穂、桜島も良く見えます。


桜島


高千穂峰(だそうです)


南国らしい森ですね。


枕崎方面の海岸線が美しいです。


下山後は霧雨が降り出したので早々に退却しました。

本当は長崎鼻から開聞岳を観たかったのですが雨脚も強まってきたので泣く泣く諦めました。


昼食は麓の蕎麦屋で済ましました。開聞産のそば粉で打った蕎麦だそうです。


蕎麦屋から見返すとやはり見事な姿の山ですね。


帰路で通った日本最南端の駅です。


今回の山行では岡山出身の方や、猫連れのハイカー、東京から来られた外科医の方など、様々な方とお話しすることが出来ました。

平日とは言えやはり百名山ですね、登山客は多かったです。

ただ、80Lのザックを背負った登山者は私だけでした(苦笑)。


投稿者:てっちゃん

和気アルプス

2013-02-20 21:17:36 | 個人山行
こんばんは、岡山大学ワンダーフォーゲル部のてっちゃんです。

寒い日が続いていますね。

寒い中外に出て運動すると鼻水が止まらなくなるので息苦しくて仕方がありません(汚い話で失礼)。

まったく春が待ち遠しい限りです。


さて、本日岡山県は備前市の通称:和気アルプスを縦走してきました。

しばしば夏合宿の前準備の6月PWで北アルプスに行くパーティーが使う山で、

最高点は神ノ上山(370m)でその周りを大小様々なピークが取り囲んでいます。

山域は私有地でルートの整備を個人で行われているそうで、至る所に道標があり心強いです。


和気駅は一面、霧で覆われており、入口の和気富士もぼんやりとしか見えません。


和気富士(172m)と手前は金剛川です。


山頂は城跡になっており、山腹には眺望ポイントがあり朝焼けが綺麗でした。


和気富士から続く縦走路から下を見ると雲海が広がっていました。


切り株に霜がビッシリついており、地面には霜柱が沢山ありました。


ルート上にある烏帽子岩です。


縦走路は岩が露出した尾根で、複数のピークを越えていきます。


このころには陽が出てきて霧も散ってきました。


北にはこれから縦走するピークが並んでいます。

エビ山、岩山、前ノ峰、間ノ峰、穂高山、涸沢峰、竜王山、ジャンダルム、奥ノ峰と順々に通過していきます(数が多いので省略)。

眺望の利く各ピークには、イノシシの形をしたプラ板があり、ピーク名が書かれています。

岩の露出したピークが多いからか、北アルプスをもじった名前が多いです。

奥ノ峰から神ノ上山にかけては一転してヒサカキなどの広葉樹林になっています。


最高峰の神ノ上山(こうのうえやま)は眺望の為に山頂が伐採されており、北には那岐山も見えるそうです。


下りは雑木林の中を行きます。


しばらく下ると白岩様と呼ばれる岩場に出ます。


白岩様からの眺めは素晴らしいですが、クライミングスポットで途中から絶壁になっているので注意が必要です。


遠くから見た白岩様です。クライミングが盛んなようで通称:鷲ノ巣と呼ばれています。

浸食の進んだ道を下ると雑木林になり、山の学校跡地を過ぎると鹿除けのゲートと墓地があります。

墓地からしばらく行くと小学校の裏に出、そこから普通の舗装道を駅まで歩きます。


帰路の途中から縦走した山々が見えましたが一枚の写真には納まりませんでした。

微妙に帰りが長く、本来なら和気アルプスの西の外国山(258m)にも登る予定だったのですが、すっかり気勢を削がれてしまいました。

登山道自体は、全部で4時間弱なのでそこそこ長い時間、山歩きが楽しめます。


和気アルプスの詳細は個人ホームページがあるので、そちらを参考にされるといいかと思います。

秋にはマツタケの収穫の為に入山禁止になりますので御確認をされてから登って下さい。(知人がそれで無駄足になったと言っていました)


投稿者:てっちゃん

龍ノ口山

2013-02-02 14:43:08 | 個人山行
こんにちは、岡山大学ワンダーフォーゲル部のてっちゃんです。


ここの所、試験が続いて心が荒んできていますので

ブログを更新して勉強の息抜きをしようと思います。


さて、今回紹介するのは

われわれがトレーニングで時折使う龍ノ口山(256m)です。


旭川沿いから見た龍ノ口山です。

大学から自転車で行ける上に、標高も高くなく、危険個所もないので重宝しています。

また、無数にルートがあって、様々な楽しみ方が出来るのも特徴と言えるでしょう。

いつも登るのは西側の段原コースなのですが、この日は敢えて東側の地蔵尾根コースを選びました。


取りつきがある筈なのですが、来るときには見つけられなかったので、近くの別の登山道から入りました。


地蔵尾根コースに合流しました。やせ尾根です。


遠く、大兜岩山(左)、兜岩(右)が見えます。


景色が良いですね。


かさね岩から見た山頂方面。


岩場というほどでもないですが、岩は多いです。


暫く急坂を行くと、八幡宮に着きます。


手水鉢に氷が厚く張っていますね。


一度参道を鞍部まで下って山頂へ登り返します。


山頂へは広い整備された道が続いています。


山頂は広く、遠景にはなりますが岡山市街や田畑が見えます。


下りは東に続く別のルートをとります。


先ほど登った地蔵尾根とかさね岩が良く見えますね。


ここから最初の道に合流する分岐に入ります。


このスプレー菊は誰かが植えたのでしょうか?山にはあまり似合いませんね。


池には氷が張っています。氷の上にカメラを置いて撮影しました。


入口に戻ってきました。


地蔵尾根コースの取りつきですが、どうもこれの様です…私には壁にしか見えませんが、赤テープがあります。

2/5追記 やはりこれのようです。下りで使いましたが、思ったほど問題はなかったです。


総コースタイム2時間弱でした、気軽に運動するにはちょうど良い位の時間ですね。

他にも行者尾根コースという上級者向けの道があるようですが、

ルートファインディングを要求される消えかかった急登のようなのでお勧めしません。

2/5追記 行者尾根コースは色褪せた赤テープが点々とある急登でした。

補助ロープも劣化していて切れそうで、さらには眺望がゼロなので無暗に使うべきではないです。


どのルートをとるにしても、低山だからと侮らず、ちゃんとした靴を履いて行きましょう。


投稿者:てっちゃん