岡山大学ワンダーフォーゲル部

日々の部活動の紹介などをさせて頂きます

夏合宿 唐松・雲ノ平PT プレ山行

2018-08-30 18:22:41 | 夏合宿
 
夏合宿雲の平PT プレ山行唐松岳

 こんにちは,三回生のイエティです.夏合宿では雲ノ平PTのPLを務めさせていただいていました.皆様に夏合宿のご報告をさせていただきます.


 我がパーティーはなんと奇跡的にプレ山行・本山行の全コースを踏破することができました.しかしそこに至るまでの道のりは平坦なものではありませんでした.

西日本豪雨によりリーダー会の延期,メンバーの被災,台風による安全対策会議の延期,またしても台風による出発の延期等々.そのたびに部員やOBさんに協力していただきなんとか夏合宿を行うことができました.感謝いたします.


 ブログではプレ山行と本山行に分け報告させていただきます.




Day 1 (8/11)

 岡山駅より鈍行に揺られながら白馬駅へ.途中松本駅で食料の調達を行い再び電車に乗ろうとするものの,逆方向の電車に乗ってしまう痛恨のミス.到着時刻は1時間ずれてしまう.南松本駅で山賊焼きを頬張りながら思う,この山行予定通りことが進まないかもと.電車に揺られているとパレスチナからやってきたナイスミドルに尋ねられる.



ナイスミドル 「2,3日で回れるハクバのいいところ知ってる~?」

私 「カラマツダケ!ハッポウオネ!イージー!グッドビュー!」

ナイスミドル 「ありがとうね~」



 同じルートで唐松岳に登ることとなる.白馬駅で別れ我々はタクシーで黒菱駐車場へ.

テントの上は星雲まで見える満天の星空.ウルトラマンへ思いをはせ就寝.



Day 2(8/12)

 ギリギリ晴れの状況での登山行動開始.八方池までは人人人で思う通りのペースで進むことはできない.黒菱駐車場スタートの場合はリフト運転前に登ってしまうが吉と思われる.遊歩道のような整備された道を進み八方池へ至る.はじめてのアルプスでテンションが高い1回生二人は丘へ駆けて荒ぶる鷹のポーズ.今年の1回生はキラリと光る何かがある,そう感じながら八方池を発つ.



 観光客も少なくなり快調に歩みを進める.部内屈指の体力とMっ気を持つ選ばれしメンバー達はコースタイムをゴリゴリ削り,あっという間に頂上付近へ.頂上直下にある今回の山行での唯一のヒヤリスポットを難なく通過し唐松岳頂上山荘に至る.どうやら今回の山行は白に愛されてしまったよう.以下彩度低めの目に優しい景色が続く.



 テン場の受付を済ませ,山荘のテレビを見るに明日のご来光は絶望的と判断.今日中に唐松岳山頂へ向かうことに.テントを建て温かい麦茶を飲みお昼ご飯.会話が途切れない!和気あいあいとした雰囲気のまま山頂へ向かう.このパーティーは夏合宿では終始ほんわかした良い雰囲気だった.


 

 不帰嶮からいらっしゃったタフなオジサマに写真を撮ってもらう.みんな素敵な笑顔.オジサマから今日みたいな天気だと雷鳥に会えるかもよ~と教えてもらい少しテンションが上がる.一方1回生はケルンを築き始める.唐松岳の頂上まで来て景色を見るわけでもなく,黙々と石を積み上げる姿を見て少しいたわしい気持ちになる.高みを目指し石を積み崩壊.嗚呼諸行無常.

 テン場へ戻り寝床を作る.6人用テントでは男5人までが限界だと感じる.唐松岳のテン場は斜面に点々と幕営地があるため,早めに場所を取らなければ水を汲みに行くのに一苦労するため,昼までにつくと良いと思う.今日の夕食はキムチ鍋.マロニーの膨張率におののきながら食す.炊きたてのご飯と温かいキムチ鍋が冷えた体に染み渡る.各自寝袋に潜り雷鳴を聞きながらの就寝.夏山の午後は天気が荒れることを実感.




Day3 (8/13)

 シトシトシト.悲しみの起床.カッパを着込み下山する.1回生ははじめての雨の山行.悲しみに溢れた目で一瞥される.ぜひとも今後の山行の糧にしてほしい.写真休憩もなくなり,下界の温泉に引き寄せられるかのようにコースタイムの7割で進んでいく.八方池へ差し掛かろうとすると突如ガスが晴れた.



 頑張って広角レンズ持って来てよかった!とガッツポーズ.五竜岳方面と戸隠山方面の視界が一気にひらけ,写真が止まらない.みんなのテンションも上がる.八方池で喜びの舞.頂上の展望は悲しいものがあったが,八方池は素晴らしい眺め,と感慨にふける間もなく辺りは再びガスに包まれてしまった.



 ガスの中を進み八方池山荘へ無事至り今回のプレ山行は終了.ここでちょっとしたトラブル.黒菱駐車場へジャンボタクシーを配車しようとしたものの,すべて出払ってしまっているとのこと.しかたがなくブッシュを掻き分け兎平駅へ向かうことに.ジャンボタクシーを使われる方は事前の予約を強くおすすめします.



 全体的にガスに包まれた山行となりましたが,下山時に一瞬の晴れ間を見ることができました.1回生にとってははじめての雨の山行となり得るものも多かったと思います.



 以上でプレ山行の報告を終わります.お読みいただきありがとうございました.

本山行編へと続きます.



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6月PW in 和気アルプス

2018-08-30 18:04:34 | 6月PW

こんにちは!

一年って早いなって最近思っているサクマです。

今回は夏合宿に向けての体力づくり、6PWについて紹介したいと思います。

 

6PWは夏合宿に行くメンバーと同じメンバーで行います。

私たち南アルプスPTは夏合宿では木曽駒ケ岳・聖岳を計画しています。

 

今回は岡山県のアルプス、和気アルプスに行ってきました。

和気アルプスは、名前の通り岡山県の和気町にあり、岡山駅から電車で30分とアクセスが良く、そしてほどほどにきついという体力づくりにはもってこいの山です。

 

6月という梅雨真っただ中、お天気のご機嫌を伺いながら出発します。

この日の天気は雨/曇り。電車に乗っている時土砂降りで少し心がおれそうになります。

写真は西河原駅での出発の時です。薄暗いけどみんないい笑顔!

和気駅で準備を整えたら登り始めます。

和気アルプスにはアルプスという名の通り、北アルプスにありそうな地名がたびたび登場します。このいのしし型の看板には「ジャンダルム」と書いてあります。なんて安全なジャンダルムなんでしょう!!かわいい看板に癒されます。

和気アルプスには、ところどころに岩稜も見られ登山道の種類が楽しめます。

いくつかピークを越え、たまに休憩を取りつつゴールを目指します。

雨はやんでいましたが何と言っても蒸し暑い!ポカリがどんどん減っていきます。

てくてく歩くとゴールの和気駅に着きます。

そういえば今回の山行では1人も山で人に会わなかったな…。

さて、夏合宿への準備はばっちり!次は夏合宿の記事で会いましょう~

今回はこれをもちまして失礼させていただきます。

 

 

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6月PW in 後山

2018-08-30 17:34:07 | 6月PW

こんにちは、3回生のラスカルです。

 

6月末に夏合宿メンバーで後山へ行ってきました。

駒ノ尾山登山口から後山へ縦走する途中にダルガ峰までを往復し、

再び後山から駒ノ尾山登山口へ戻るルートです。

天気が心配でしたが、当日は暑いほど晴れてとても良い山行になりました!

 

メンバーは

3回生 りんちゃん、ラスカル(PL)

2回生 信玄、センター(SL)

1回生 監督、しっきー、のび太

7人です。

 

前日泊するテント場までは車のため、寄り道し放題。

つちのこを探したり、滝を見に行ったり、蛍を探したり。

少年のようですね。

 

山行当日の早朝、いざ出発!

 

 

登山口から駒ノ尾山頂までは整備された木段をはさみながら登っていきます。

登り始めてすぐ樹林帯に入りますが、間伐が行き届いて明るいのが印象的でした。

勝手にもっさりした樹林帯をイメージしていたので、びっくり。

 

途中の休憩舎から臨む美しい山並み。

みんな一斉にシャッターを切っていました。

登りが続きますが、綺麗な景色を見て気合も十分!

 

登山口から1時間ほどで駒ノ尾山頂に到着。

このあたりから日差しが強くなり、気温も上がり始めます。

 

続いて駒ノ尾山~ダルガ峰の往復です。

ここはアップダウンが激しく、この往復でかなり体力を削られました。

今回は夏合宿に向けての体力養成が目的なので重装備でしたが、

軽装備なら楽しい道だと思います。

アタックザックではもう行きたくないです。

 

駒ノ尾山の分岐まで戻ってきたら、目指すは後山。

ここからはのんびり稜線歩きだろうと安心していましたが、意外と起伏が激しいです。

下ったと思ったら登り返して、の連続。

ただ、常に展望もよく、道もころころ変わるので飽きません。

しっきーの顔より大きいサルノコシカケもあります。

各ピークで休憩をはさみながら、分岐から1時間半ほどで後山に到着!

 

道のりが険しかった分、頂上に着いたときの達成感はなかなかのものでした。

お昼ご飯を食べたり撮影会をしたり、体力が回復したら下山開始です。

 

また長い道のりが続きます。

あとは下るだけなので心なしか足取りも軽く、会話も弾みます。

駒ノ尾山を過ぎて樹林帯に入れば、あと少し!

後半はみんな「足が、足が…」とぼやいていました。

信玄はつま先が痛いから後ろ向きで下るという破天荒ぶり。

 

往路より長く感じる木段を30分ほど下ると、見覚えのある駐車場が…

みんな一斉にダッシュ!

7時間以上に及ぶ山行でしたが、全員無事に下山できました。

お疲れ様。

 

今回は夏合宿メンバーでの初めての本格的な山行でしたが、

1回生含め体力も申し分なく、とても楽しい雰囲気の山行になりました。

夏合宿のブログも楽しみにしていてもらえると嬉しいです。

 

 

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