岡山大学ワンダーフォーゲル部

日々の部活動の紹介などをさせて頂きます

夏合宿 涸沢カール・パノラマ銀座PT プレ山行

2019-09-20 21:38:00 | 夏合宿


3000m級の山々が連なる日本アルプス

 

8月、岡大ワンゲル一過酷山岳合宿が行われた。

 

岡山大学ワンダーフォーゲル部夏合宿

 

日本アルプスの峰々を自らの足だけで越えていく天空の合宿だ。

 

コースは上高地からスタート。

明神、徳沢、そして横尾を経てゴールの涸沢カールまで全長(往復)40㎞、フルマラソンおよそ1回分、登りの高さを合計すると富士登山1回分、これを2日以内で踏破しなければならない。

 

挑むのは岡大ワンゲルから選りすぐられた8人の超人たち。

 

鍛え上げられた肉体と山岳技術を駆使してひたすらゴールを目指す。

 

だが、アルプスの大自然が立ちはだかる。

 

疲労、怪我、そしてくじけそうになる

 

己の限界を突き付けられる。

 

それでも自らの力で乗り切るしかない。

この合宿に賞品や賞金はない。

 

ある者は何年もの歳月をかけ、ただ完走を目指す。

 

そしてある者は過去の自分に打ち勝つため記録に挑む。

 

限界を超えることはできるのか



限界に挑め!天空の超人たち

2日間に渡る熱い戦いの日々を追った。




8月、早朝の上高地

ぞろぞろとBIGなザックを背負って現れた8人の若人

名付けて

「ザックーズ」

いい名前だ。

 

すぐに出発するというので慌てて朝ご飯用に買った黒糖ふかしを口に詰め込む。


 

坂を駆け上がって、肩で息しながら、強い日差しの中を登っていく。


 

しばらくすると大きな立派な橋が見えてきた。

横尾大橋だ。

 

ここから本格的な登山道が始まる。


傾斜もきつくなる。

 

対向の人が多く思うように進まない。

しかし、彼らは至って冷静だ。

ものすごい集中力だ。


 

そして登山開始から6時間半、涸沢カールに到着した。

 

到着しても安心はできない。

すぐにテント場を確保する。

幸い今日は比較的テントの数が少ない。

 

それにしても見渡す限り大きな山々に囲まれている。

大きな壁とでも言うべきだろうか。


 

涸沢名物のおでんやソフトクリームなどを食べるメンバーたち。


山で食べればなんでもうまい。

納得できる。


 

日も沈み、夜になると涸沢カールは私たちに違う顔を見せてくれる。


 

モノクロの闇の世界にテントの明かりが浮かび上がる。

そして、満天の星空。

 

一番きれいな色ってなんだろう?

一番ひかってるものってなんだろう?

僕は探してた 最高のGIFTを

 

山からのGIFT





翌朝、名物のモルゲンロートを見るために待機する。

 

光はどこにある?僕を照らしてくれよ

太陽よ 太陽よ 連れ出してくれるのか?

朝日が見えてきた


 

山々がオレンジ色に燃えはじめる

それは一瞬だった

この瞬間を無駄にはしない




帰りは来たルートを戻る。


 

しかし、帰り道は遠回りしたくなる

どこを行けばどこに着くか

過去の道なら迷うことはないから

 

雪渓が見えるルートへ行くことにした。


 

その後も黙々と歩き続け、全員無事に上高地に到着した。

 

全員疲れて何も言えなかった。

しかし、その思いの答え全員が知っている。



メンバーたちは口を揃えて言う。

「私たちはスイミーにならなければいけない」と。


 

どういうことか。

その真意を聞くことはできなかった。

 

またあるメンバーは言う。

「どういう結果が待っていようともこんなに夢中になれることなんてこれからの私にあるだろうか」と。




もしかすると彼らが本当に欲しかったものは山の絶景ではなく、山を一緒に登る仲間だったのかもしれない。




次に山に登るのは……

 

あなたの番です。



To be continued           Senta


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夏合宿 燕岳・槍ヶ岳PT プレ山行

2019-09-20 20:40:57 | 夏合宿

夏合宿プレ山行 in 燕岳

 

こんにちは。3回生のぶるぼんです

2019/8/13(火)~8/14(水)に夏合宿プレ山行として燕岳に行ってきました。

 

朝、中房温泉から燕山荘にむけて出発です。

まだまだ、元気そうな皆さんです。

 

そのあとは、ひたすら上を目指して登っていきました。

まぁ、合戦小屋まで3時間ぐらいのコースタイムやし、余裕やと思っていましたが、

獲得標高1000m弱は伊達ではなかったようで、第2ベンチに着くころには皆さん割とお疲れの様子。それでももう少しもう少しとだましながらなんとか合戦小屋につきました.

 

合戦小屋ではメンバーのほとんどがスイカを食べて少し休憩。

スイカ、おいしかったらしいですよ。私は食べてないので本当かはわかりませんが。

 

スイカで元気を取り戻した一行は、また燕岳を目指して出発です。

 

そして、燕山荘に着いたのですが、ガスであまり天気が良くない…

しかし、絶望的ではなくて、一瞬だけ晴れたときに写真を撮ったりもできました.

 

 

ガスで何も見えないだろうなーと思いながらも一応、燕岳の頂上へ。

その道中なんと、ライチョウに遭遇することができました。

 

いやー、ガスもわるいことばかりじゃないですねー。

まぁ、頂上はダメダメでしたけどね。


そして、頂上がはれることはなく、その日はそのまま燕山荘のテント場に帰りました。

明日に期待して寝ようとしていると、雨脚が強くなってきて、いよいよ皆さんのテンション下げ下げになっていきました。

朝、起きてみると雨はやんでいる様子。ワンチャンにかけて、燕岳の頂上へ。

4時ごろに着いたと思います。一番乗りでした。

寒い寒いといいながら待っていると、人が集まってきて、いよいよ日が昇りそうな雰囲気。

ガスも空気をよんで少しわきに避けてくれている。

 

そして、日の出…

 

 

 

最っ高!!

本当に来てよかった。そう思った瞬間です。

これがあるからやめられねぇんだよなぁ。山は。

 

そんなことを思ったり、話したりしてひとしきり盛り上がって燕山荘へ。

燕山荘からの燕岳もばっちりでした。

 

プレゼンで見せた写真をとることができました。

 

あとは、そのテンションで山を下りて、中房温泉に入り、松本に戻ってプレ山行は終了です。

 

そして、本山行に続いていくのです…。


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夏合宿 涸沢カール,燕岳PT 本山行

2019-09-05 15:32:40 | 夏合宿
 
 
こんにちは、今回Twitterの更新を頑張ったプリウスです。
 
今回僕らのパーティーのフィナーレを飾るのは「燕岳」......えぇ北アルプスの女王というあだ名がある山になります。
(本当は縦走だったのですが、雨なので......。停滞前線許さない。)
穂高駅で知り合ったおじさんとタクシーを相乗りし、早い時間に中房温泉に到着です。少し支度しおじさんに集合写真を撮ってもらってから出発しました。
 
 
まずやってきたのは急登。ここで割と疲労。
ちょっと一休みの第一ベンチ。ここでおじさんに追いつかれ写真を撮ってもらいます。
 

そこそこ登って第二ベンチ。ここでもおじさんに追いつかれ写真を撮ってもらいます。
おじさんとのデットヒートはここまでです。この日の気温は少し低めでオーバーヒートはしなさそうです。
ここから第三ベンチ・富士見ベンチを通って、ようやく合戦小屋に到着です。小屋では大体の人はスイカを食べました。
 
 


さてさて、ここからはもう一踏ん張りです。少し登って視界がひらけた合戦沢ノ頭に出ました。風と雨足が強くなりました。
えっちらおっちら登りようやく燕山荘にたどり着きました。テントの手続きを済ませ、雨足が弱くなったところでテント設営をしました。
テント設営後、なんとここで雷鳥と遭遇。僕は緊張と感動。親が一羽、子供が三羽でした。あぁかわいい。(メロメロ)
 
 
雷鳥が帰って行った後は、テントの中でダラダラしていました。途中燕山荘に遊びに行っていましたが、テントに戻る最中あのおじさんと奇跡の再会を果たしました。お疲れの様子でしたが燕山荘に泊まらず大天荘まで行かれるそうです。強い......。1時間ほど経ったら雨や風の音が止み、外に出てみると...
写真のような景色が広がっていました。ずっと雨だろうと思っていたのでこれには僕もセンターもメンバーも大喜び!
 

ラジオやご飯の時間まで待機していると雲が晴れ、槍が見えてきました!
 
 
日が沈んでいくと天候はまた曇り空へ......はよ寝ろって言っていたのですかね?
 
 
 

雨でだいぶん疲れていたのもあり、ぐっすり寝ていました。
起床時間になりぞろぞろ起き、あぁガスっているなと思ったらまたもや少し晴れてくれました。女王はツンデレなようです。(違うと思います)
女王に拝謁する道すがら日の出を見て、イルカを見て、山頂で写真を撮りました。
 

そのあと、テントに戻ってご飯を食べました。ここでもまた雷鳥遭遇イベントの発生です。雷鳥がこっちにテコテコ歩いてきてくれました。 ……可愛かった。
その後は中房温泉まで降り、山行が終わりました。
一昨年にも行ったこの山でしたが、やはり山っていうのは何回見ても見せてくれる表情は違うもので前回の印象とはまるで違っていました。(どっちも楽しかった)
そして、1回生の頃テントを担いで登っていましたが、今回はテントとご飯でレベルアップしていましたね。それでは、成長した自分を感じながら僕の最後のブログとさせていただきます。
ここまで読んで、見てくださりありがとうございました。

 

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