岡山大学ワンダーフォーゲル部のてっちゃんです。
先日の穂高連峰の記事でも申し上げましたが、北アルプスの本山行は残念ながら殆ど頓挫してしまいました。
しかし、南アルプスに関しては、計画の変更も御座いましたが、お陰様で何とか主要なピークを踏めましたので報告致します。
本山行は南アルプスでも比較的マイナーと言える南部の山々です。
アクセスに難がある為、当部でも最後の計画が10年以上前とかなり昔で(個人山行を除く)、ハードルは高いです。
〈一日目〉静岡駅から椹島ロッヂ
静岡駅から畑薙第一ダムまで3時間、更にそこから東海フォレストのバスに乗ること1時間。
南アルプス南部の登山基地・椹島は人里から遠く離れた深い山の中にあります。
畑薙第一ダム
ロッヂのテントサイト
テントサイトは広い芝生の広場で、ロッヂの設備も街と何ら変わりありません。
〈二日目〉椹島ロッヂから千枚小屋
ロッヂの敷地内の神社の前を通って千枚小屋を目指します。
桟道や吊り橋がしばしば出てきます。
土が露出し、時折砂や小石が落ちてきて驚かされることも。
ヤブレガサ
蕨段と呼ばれる山腹の平坦地です。
一度斧が入った二次林らしく、樹齢の揃った森林が広がっています。
駒鳥池です。瑞々しいミズゴケと幻想的なサルオガセが綺麗ですね。
千枚小屋は一度焼失しており、つい最近再建されてました。
富士山をバックに記念撮影
笊ヶ岳(2,629m)が見えます。
小屋の周りは高山植物が一面覆っています。
ヤナギラン
ミヤマシシウドとセンジョウアザミ
サンカヨウ
キオン
〈三日目〉千枚小屋から荒川三山を経て荒川小屋
分厚い雲に覆われながらも東の空は晴れており、日の出と富士山が見えました。
タカネマツムシソウ
千枚岳(2,879m)山頂では集合写真を撮り忘れていました…ガスに覆われて真っ白です。
シロバナタカネビランジ
ミヤマトリカブトの白花です。珍しいですね。
丸山(3,032m)への登りではライチョウが数羽歩いていました。
丸山山頂では運よくガスが流れてくれました。なかなかの景色です。
荒川岳の主峰、悪沢岳(3,141m)も見えます。
ひと登り
悪沢岳山頂ではガスの再来に遭い残念ながら眺望は得られませんでした。
荒川中岳(3,083m)までの道程はどうも険しく見えます。
シコタンハコベ
荒川中岳避難小屋からは中岳が見えます。
荒川中岳でも集合写真がありませんでした。恐らくジョージのカメラで撮ったのでしょうね。
幾つかのピークの向こうにはプレ1で登った塩見岳(3,046m)が見えます。
白根の方では西農鳥岳(3,051m)と農鳥岳(3,025m)が確認出来ます。
荒川前岳(3,068m)へは空身でさっさと行って戻って来ました。
分岐を南にとり、荒川小屋へ向かいます。
チシマギキョウ
ミネウスユキソウ
長い下りの道中では正面に馬鹿でかい赤石岳(3,120m)が望めます。凄い迫力です。
この日は、送迎バスの乗車の為に小屋泊をしました。写真は我々が泊まった荒川小屋の離れと赤石岳です。
小屋から見上げた荒川岳
夕食は小屋の名物の手作りカレーです。おかわりが自由というのが嬉しいです。
〈四日目〉荒川小屋から赤石小屋へ
一面ガスです。
赤石岳(3,120m)も予想通りの濃いガスの中。
山頂から数分の所にある赤石岳避難小屋です。小屋番の方にハーモニカを聴かせて頂きました。何とも感じがあります。
分岐から下って行くとガスから抜け出ました。北沢の道を下って行きます。
クルマユリ
地味なアップダウンが続きます。
振り返ると雪渓が見えました。
赤石小屋では綺麗な蝶がいました。何という名前なのでしょうか?
〈五日目〉赤石小屋から椹島ロッヂ
長い長い長い下りをひたすらに歩き続けます。
ラストの鉄の階段。彼はこの後、最後の段で滑って転びます。
椹島ロッヂに到着しました。下り続きだったのでみんな足にかなりきています…。
心配していた天候も何とか持ちこたえ、晴れ間にすら恵まれ本当に運が良かった山行でした。
某晴れ男のお蔭でしょうか?
いつの日か悪沢・赤石に聖岳(3,013m)を加えてリベンジをしたいですね。
投稿者:てっちゃん
先日の穂高連峰の記事でも申し上げましたが、北アルプスの本山行は残念ながら殆ど頓挫してしまいました。
しかし、南アルプスに関しては、計画の変更も御座いましたが、お陰様で何とか主要なピークを踏めましたので報告致します。
本山行は南アルプスでも比較的マイナーと言える南部の山々です。
アクセスに難がある為、当部でも最後の計画が10年以上前とかなり昔で(個人山行を除く)、ハードルは高いです。
〈一日目〉静岡駅から椹島ロッヂ
静岡駅から畑薙第一ダムまで3時間、更にそこから東海フォレストのバスに乗ること1時間。
南アルプス南部の登山基地・椹島は人里から遠く離れた深い山の中にあります。
畑薙第一ダム
ロッヂのテントサイト
テントサイトは広い芝生の広場で、ロッヂの設備も街と何ら変わりありません。
〈二日目〉椹島ロッヂから千枚小屋
ロッヂの敷地内の神社の前を通って千枚小屋を目指します。
桟道や吊り橋がしばしば出てきます。
土が露出し、時折砂や小石が落ちてきて驚かされることも。
ヤブレガサ
蕨段と呼ばれる山腹の平坦地です。
一度斧が入った二次林らしく、樹齢の揃った森林が広がっています。
駒鳥池です。瑞々しいミズゴケと幻想的なサルオガセが綺麗ですね。
千枚小屋は一度焼失しており、つい最近再建されてました。
富士山をバックに記念撮影
笊ヶ岳(2,629m)が見えます。
小屋の周りは高山植物が一面覆っています。
ヤナギラン
ミヤマシシウドとセンジョウアザミ
サンカヨウ
キオン
〈三日目〉千枚小屋から荒川三山を経て荒川小屋
分厚い雲に覆われながらも東の空は晴れており、日の出と富士山が見えました。
タカネマツムシソウ
千枚岳(2,879m)山頂では集合写真を撮り忘れていました…ガスに覆われて真っ白です。
シロバナタカネビランジ
ミヤマトリカブトの白花です。珍しいですね。
丸山(3,032m)への登りではライチョウが数羽歩いていました。
丸山山頂では運よくガスが流れてくれました。なかなかの景色です。
荒川岳の主峰、悪沢岳(3,141m)も見えます。
ひと登り
悪沢岳山頂ではガスの再来に遭い残念ながら眺望は得られませんでした。
荒川中岳(3,083m)までの道程はどうも険しく見えます。
シコタンハコベ
荒川中岳避難小屋からは中岳が見えます。
荒川中岳でも集合写真がありませんでした。恐らくジョージのカメラで撮ったのでしょうね。
幾つかのピークの向こうにはプレ1で登った塩見岳(3,046m)が見えます。
白根の方では西農鳥岳(3,051m)と農鳥岳(3,025m)が確認出来ます。
荒川前岳(3,068m)へは空身でさっさと行って戻って来ました。
分岐を南にとり、荒川小屋へ向かいます。
チシマギキョウ
ミネウスユキソウ
長い下りの道中では正面に馬鹿でかい赤石岳(3,120m)が望めます。凄い迫力です。
この日は、送迎バスの乗車の為に小屋泊をしました。写真は我々が泊まった荒川小屋の離れと赤石岳です。
小屋から見上げた荒川岳
夕食は小屋の名物の手作りカレーです。おかわりが自由というのが嬉しいです。
〈四日目〉荒川小屋から赤石小屋へ
一面ガスです。
赤石岳(3,120m)も予想通りの濃いガスの中。
山頂から数分の所にある赤石岳避難小屋です。小屋番の方にハーモニカを聴かせて頂きました。何とも感じがあります。
分岐から下って行くとガスから抜け出ました。北沢の道を下って行きます。
クルマユリ
地味なアップダウンが続きます。
振り返ると雪渓が見えました。
赤石小屋では綺麗な蝶がいました。何という名前なのでしょうか?
〈五日目〉赤石小屋から椹島ロッヂ
長い長い長い下りをひたすらに歩き続けます。
ラストの鉄の階段。彼はこの後、最後の段で滑って転びます。
椹島ロッヂに到着しました。下り続きだったのでみんな足にかなりきています…。
心配していた天候も何とか持ちこたえ、晴れ間にすら恵まれ本当に運が良かった山行でした。
某晴れ男のお蔭でしょうか?
いつの日か悪沢・赤石に聖岳(3,013m)を加えてリベンジをしたいですね。
投稿者:てっちゃん