ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

「父なるライン川」いろいろ!

2006年05月02日 04時02分59秒 | ⑧海外旅行の予復習!
ライン川といえば、ローレライに代表されるような両岸を崖で囲まれ、右に左に蛇行する「ライン下り」で船から見る風景を思い出す人が多いと思います。

でも、こんなライン川もみることができるんですよ。

「これがライン川?」って思う方も多いのでは?
平坦で広々とした風景が広がってるから、日本の川のように見えますよね。

じゃあ、この写真はどの辺りかって?

実はローレライよりもはるか上流なんです。

ドイツ南西部のバーデン・バーデンから列車でフランスのストラスブールに向かう途中、国境に当たるこの川を渡ってた時に撮りました。

川を渡ったらすぐ「フランス有数の大都市」だったから、自然が豊かってわけじゃなかったけど、ケルンやライン下りコースとはまた違ったシーンがありました。

またこれらと違うのはさっきも書いたけど「この川が国境」だってこと。
「Guten tag」から「Bonjour」に変わると思うと、なんかどきどきしました。


ドイツ語でライン川は「Der Rhein」と書きます。
男性名詞なんですね。
ちなみにドイツのもう一つの大河、ドナウ川は「Die donau」、これは女性名詞です。
性の違いは聞くところによるとそれぞれ「神様」がいたからだとか。

それで思い出したんですが・・・

ドイツ人が好んで使う言葉に「父なるラインと母なるモーゼルが・・・」ってあります。
ワインでも有名なモーゼルはもちろん川の名前、もちろん「Die Mosel」、女性名詞です。

その2つの川が合流するのがライン下りの終わり頃に着くコブレンツと言う街。
フランクフルトとケルンの間くらいにある街で、どちらの街からも2時間もあれば列車で簡単に行けます。
2つの川が交わる辺りには「ドイチェス・エック」と「エーレンブライトシュタイン城」という、川を眺める絶好の見どころがありますよ!


ドイツとは切っても切れないライン川。
ビューポイントは他にもいっぱいあるから、ぜひぜひ「いろんなライン川」を見つけてくださいね!