じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

AF(心房細動)

2005年09月10日 | 不整脈
突然死にも繋がる「心の臓」の病ほど気になるものはない。
この夏、何度もAFの発作を起こした。6月から9月にかけて5回、特に8月からは10日おきに4回立て続けに起こった。数年前から年に2,3回はあったが今年は多い。

今までの経験から思い当たるフシを考えてみると、
・汗をかいて水分補給が不足した時
・汗をかいた後空腹のままビールを飲んだ後
・ 睡眠不足やストレスが重なった時
・ 加齢につれて増えてくる

AF(心房細動)とは、心臓が何の前触れも無く突然に頻脈(私の場合は140~150)となり、動悸が激しくなる症状を呈する不整脈のことで、心室細動と違い直ちに命にかかわることは無いが、場合によっては血圧が下がったり、血栓が飛んで脳梗塞の恐れにも繋がるといわれる。
それにも増して動悸を伴う何か心許ない不整脈は自覚症状として不安なものだ。
今までの経験から自然に正常回復するものではないようだ。

私の場合は、発作後出来るだけ早くかかりつけの病院で、点滴注射の治療で治してきた。
自宅の近くに心臓専門の病院があることがとても幸いしている。

何度もお世話になっているので、事前に電話をして駆け込むと、準備をして待っていてくれる。
治療はモニター心電図を見ながら、生食点滴と治療薬(シベノール)をゆっくりと静脈に入れていく。この間、私もモニターをつぶさに見ているわけだけれど、130から150の間を不規則に表示して心許ない時間が経過する。
それがある時点でふっと80前後の安定した脈に戻る。まさにその瞬間は劇的でさえある。
自覚症状もすっと治まり、大げさにいうと生き返った思いで、正直心底ホッとする。

発作後長時間放置したままにおくと、上記のような治療を施しても治らない場合もあって、こうなると、慢性的なAFが続くことになるらしい。
そうなってしまうと動悸をなるべく抑える薬や血栓を予防する(血をサラサラにする)薬を常用しなければならなくなり、不整脈が日常的になってしまうことになる。

これまでのところは先の治療で上手く正常復帰できてきたが、今後も同じようにうまくいくとは保障できないと言われる。
前立腺がんよりも深刻かもしれない。何はともあれこれからは真剣に、出来るだけ原因を排除するように気をつけていかねば。

以前の治療時に貰った心電図を添付しました。
上側が発作時、下は正常復帰後です。
3827AF1



コメント (10)
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