リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

自衛隊の大規模接種センターでモデルナワクチンを接種して分かったこと。

2021-06-16 12:43:56 | Weblog

昨日、大手町の自衛隊による大規模接種センターでモデルナ製のワクチン1回目を接種した。

 

自衛隊による手慣れた接種であることと、接種枠が70%近く空いていたため、大手町の大規模接種センター到着から退出まで36分しかかからなかった。

 

途中タブレットの不具合で2~3分時間をとられたくらいで、非常にスムーズな流れであった。

 

私が最も疑問に感じたのは、なぜ70%近くもの空きがでているのかということであった。

 

平時ではなく非常時である。

 

空きをつくらないようにして出来るだけ早く集団免疫を作らねばならない(現在では強力な変異種のためにワクチン接種率90%以上は必要と言われている)のに、もたもたしている。

 

考えて分かったのは、本当に考える人材が政府にはほとんどいないということだ。

 

地方自治体にも。

 

そもそも高齢者が大規模接種センターで接種を希望しても、接種券が手元にないのでは、「予約」のしようがないのだ。

 

地方自治体からの接種券の送付が遅れているからである。

 

なぜ、遅れているかと言えば政府の「指示」通りにやって、考えていないからである。(もちろんワクチン(弾)がないのに、接種券を送れないという事情もあるだろう。政府がコントロールして)

 

政府は、地方自治体による接種が遅れているのに業を煮やして、自衛隊の大規模接種センターを立ち上げた。

 

最初は、都内居住の自治体での予約がとれない方たちが一気に押し寄せたので、満員状態となった。

 

だが、それ以後は70%もの空きが生じたのだ。

 

なんで、こんなことになったか?

 

政府がワクチン接種を地方自治体に丸投げしたからである。

 

考えてみれば分かることだが、地方自治体だった平常の業務がたくさんある。

 

人員だって限られている。

 

それなのに、ワクチンの接種一切を地方自治体に丸投げすれば、遅れるに決まっているのだ。

 

政府が何も考えていないからだ。

 

私の場合は、地方自治体のワクチン接種予定ではとても感染防止は出来ないと考えていたところ、知人からの情報により、地方自治体のワクチン接種センターへメールすれば、大規模接種センターで接種できることを知り、自衛隊の大規模接種センター専用の接種券を手に入れることが出来たのだ。

 

当初は報道されているように、私も高齢者などインターネットなどが使えない、「デジタルデバイド」が大規模接種センターでの70%もの空きを生んでいるのかと思っていたが、実はそうではないのだ。

 

接種券を送られてきても、電話してもつながらなかったり、インターネットでもつながらなかったりで、1日中電話機の前やパソコンの前にいる人たちが、友人も含めてたくさんいるのだ。

 

中には2日以上も。

 

こうした原因は、地方自治体の通常業務と医療関係者を無視した、政府の無策の故だ。

 

結論を言うと政府は何も考えていない。

 

しかも、平時ではなく非常時である。

 

政府がどんどん大規模接種センターを立ち上げて、政府が中心になって接種を進めていかなくては、このコロナによるパンデミックは収まらないのだ。

 

今日、6月16日(水)の朝日新聞13面の多事奏論で編集委員の原真人氏が、「危機に弱い政府 首都直下地震では頼れるか」という記事を書かれているが、最初から政府には頼ることはしないほうがよいと思う。

 

なぜか?

 

平時も非常時も考えていないからだ。

 

同記事で、原氏は以下のように書かれている。

コロナ渦が教えてくれたことの一つは、いざという時に国民の命を守ってくれる政府という存在の大切さだ。同時に日本政府にはその力と意思が決定的に欠けているのではないかという疑念も生んだ。

 

原氏は、遠慮しておられるがはっきり言えば、「完全にかけている」

 

なぜか?

 

安倍政権の「桜を見る会」のように、徹底的に異論を排除するから、誰も政府(首相)のために本当にどうすればいいか真剣に考えなくなるからだ。

 

これは、企業も同じで、みずほフィナンシャルグループのシステム障害で、全国で5000件以上とも言われている通帳やキャッシュカードのATMへの引き込みが発生したことを、社長(頭取)が最初に知ったのがSNSだというから、笑うほかない。


誰も頭取に電話しなかったのだ!

 

問題を上にあげると、処分される減点主義だから誰もお客様の問題(困った)を棚上げして、上(社長)に行かないようにしていたのだ。

 

客より自分(行員)。

 

国民より自分(首相、大臣、政府、官僚、・・・)

 

全く同じ構造だ。

 

これは、この国の文化の問題だろう。

 

自己保身を図るため、考えないようにしている。

 

それが習慣になって、考えないからパンデミックの収束が図れない。

 

首都直下地震が30年以内の起こるという確率が高いとのことだが、コロナ渦はいい機会なので、企業は事業継続できない事態を起こさないように、あらかじめよく考えて、首都脱出など手をうっておいたほうがいい。

 

武漢ウィルス(新型コロナウィルス)のパンデミックで考えない政府はあてにならないとはっきりしたから。

 

問題を握りつぶして、丸投げして、考えないようにしている。

 

それがこの国の閉塞を生んでいるのだ。

 

今の菅政権のように。

 

菅政権は我々国民一人一人の鏡である。


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