リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

一般国道を走る3つの安心

2008-04-04 07:59:56 | Weblog
①両親が安心
②自分が安心
③万一が安心
この3つの安心を一般国道を走るとことで、えることができる。

①両親が安心
前回少し書いたが、国道沿いのそば屋によったときのこと。
母が、席を外している。
トイレに行っているのだ。
店員がやってきて、
「どうされましたか?」
と、一言聞いてくれる。
「トイレです。注文ちょっと待ってください」
と言える。

こちらとしては、狭い店内どこにいるのか把握できるから、心配無用。
あの巨大なサービスエリアでは、目が離せない(笑)
母もドキドキ、こちらもドキドキ。
トイレからなかなか出てこないときなど、何かあったのではないかと心配になってしまう。

そんな心配が一切ない。
しかも、店員が声をかけてくれる。
こちらが「忘れていても」時々注意喚起してくれる。
こんなサービスは小さいからこそ。
店内全部に目が届いているのだ。


②自分が安心
高速を走っていると、横見ができない。
最近は、追い越し以外時速100kmを出すことはほとんどない。
時速100kmでは、一瞬のよそ見がそれこそ命取り。
スピードが速いと、差し迫った危険を回避する時間がない。
それが、分かっているからどうしても緊張して長時間運転すると疲労が蓄積する。
走行車線を流れに乗り時速80kmで走行していれば、いくらか安心する。

だが、一般国道なら最高時速50km。
例外もあるだろうが。
この速度は、実に安心。
年取った父は、高速に乗るたびに、
「ゆっくりでいいからね」
と、繰り返し私に言う。
最近は、父と同じことを息子に言っている。
人間どうしても年をとると、いろいろなことが分かるようになる。
年の功で、先が見えるようになる。

高速(速いスピード:場所により異なるが)で走れば、何らかの危険があったとき避けることができない。
父は高速で走っていると事故を起こすということを直感的に理解できる。

だから、一般国道を走っているときは、父は、
「ゆっくりでいいからね」
と、一言も言ったことがない。
運転している自分も、危険を避ける余裕がある。
その気持ちが父に伝わるのか、父は後部座席ですやすや眠っている。

③万一が安心
高速を走っていて、一番不安なのはあの橋桁が落下しないかということだ。
阪神淡路大震災の映像を見ていると、ああなってしまったら誰も助けに来てくれないなと覚悟を決めるほかない。
その後、全国で橋脚が補強された。

しかし、橋桁の落下の危険性はむしろ心配が高まった。
先日の朝日の記事によると、「シース」の強度不足が発覚した。
私は、この部品は橋桁と橋桁をつないで、橋桁を落下しないようにする鋼鉄製の線を外側から保護する部品(ストローみたいなもの)と理解した。
ほんとに強度不足で大丈夫なのか。
鋼線を「さび」や振動時の「摩擦熱」から守る重要な働きがあるように思った。
その「シース」の強度がないと言うことは、いつ鋼線が切れてもおかしくないということだ。
いつ、振動や水による腐食で橋桁と橋桁をつないでいる鋼線が切れて、橋桁が落下するか分からないということ。
しかも、シースはその最後の命綱である「鋼線」を保護するもの。
「命綱」が「命綱」でないということ。
吊り橋のワイヤーが切れるとどうなるかは、アメリカのどこかの吊り橋の落下で見た。
大地震がいつくるか分からないこの国。
いつ鋼線が切れて、橋桁が落下するかもしれない高速の橋桁の上を走るのはこわすぎる。

ただでさえ、高い所が嫌いな父はそんなことを知ったら、絶対通るなというだろう。
しかもわざわざお金を払って。

お金を払って「安心」を買うのなら分かる。
だが、事実は逆。
お金を払って「安心」を捨てている。
お金を払って「不安」を買っている。

一般国道を走るなら、そんな心配はほとんどいらない。



我が家のリフォームは、何のためにやったか。
「安心」のためである。
お金を出して安心を買ったのである。

IHにしたのは、火を出して、隣近所に迷惑をかけないためである。
火を出せば、まず住めなくなるから。

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