自動車保険のテレビコマーシャルで、たくさんの距離を乗らない人は費用が安いという広告がある。
この広告を見ていつも思うのは、それなら何のために車を持っているのかと思う。
乗らないなら、車なんて売ってしまえばいいのだ。
プリウスに乗って思うのは、プリウスは走るために生まれてきて、車本来の目的、走ること、走る楽しさのために走っているということを、いつも感じる。
車が生まれてきて、走らないまたは燃費がかかるから乗らない、保険代がかかるから乗らないというのでは、意味がない。
人が生まれてきて、同じことを言われたのでは、当の本人は、一体自分は何のために生まれてきたのかと思い悩むだろう。
車も人も、生まれてきたからには、その本来の生まれてきた目的にそえばいいだけなのではないか。
車は走る。
人は生きる。
それがそうならないのは、何か考え違いをしているか、本来の目的に使えない原因があるとしか思えない。
車も人も、何で生まれてきたかをちょっと考えるだけで、目的に沿わない使い方や生き方を強要されず、本当の意味で「もったいない」ことにならないのではないか?
燃費が悪いから乗らない、保険代がかかるから乗らないというのは、本末転倒だろう。