リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

和のすすめ(63)青嵐 竹箒先 舞う若葉:a o a ra shi ta ke bo u ki sa ki ma u wa ka ba

2017-05-30 23:29:38 | Weblog

 

青嵐

竹箒先

舞う若葉

あおあらし             a o a ra shi

たけぼうきさき       ta ke bo u ki sa ki

まうわかば             ma u wa ka ba


 



青嵐とは、初夏に吹く南よりのやや強い風のこと。

青嵐があると、木の葉が吹き飛ばされて舞う。

その木の葉を竹箒で掃き清めようとするのだが、若葉は小さいので、竹箒の先で舞ってしまう情景を詠んだ。

 


 

竹箒は、平安時代からあったようで、当時から掃除のための道具として使われていたようなので、歴史は古い。

竹箒は、竹の枝を丸く束ねただけのものであるが、とても便利だ。

一見、竹の枝の間が粗くて、木の葉や枯葉が竹の間からもれて、掃き清められないようだが、実際はまるっきり違う。

天網恢恢疎にして漏らさずで、小さな若葉までそれこそ一網打尽である。

このところ、青嵐のために、若葉を含めた木の葉がたくさん我が家の道路側に落ちてしまう。

朝晩結構な量になるのだが、竹箒を使えばあっという間に掃き清められる。

こんな便利なものはない。

日本の大発明である。


 




こんなに目が粗いのにどうして、たくさんの木の葉を一網打尽に出来るか考えてもみなかった。

しかし、よく考えてみると極めて合理的で、効率的な掃除用具である。

一見バラバラに見える竹の枝なのだが、力を入れて地面を掃くと、竹の枝はしなって、地面と接して平行になり振動を伴って移動する。

つまり、竹の枝の線が時間の経過に従って、面となり移動する。

それが、複数あるので、上下の方向の立体となって、移動する。

つまり、風で舞い上がった若葉さえ捕まえて離さない。

一網打尽である。

まさに、天網恢々疎にして漏らさず。



 




残念ながら、市販の高価な電気掃除機は、どう頑張っても平面の移動でしかなく、非効率で到底竹箒には及ばない。

竹箒先で舞う若葉まで電気掃除機で掃き清めるのは、大変な苦労が伴う。

実際、和の国の工事現場や寺社仏閣や庭園で、竹箒はよく使われている。

便利で、効率的に清掃出来るからだ。

びっくりしたのは、amazonでも通販されている。

和の国へいらしたら、ぜひ竹箒で一度木の葉などを清掃してみることをお勧めする。

その効率のよさにびっくりされるだろう。


 




和の国が綺麗なのは、ひょっとしてこれがあるからなのかも知れない?
(^ ^)


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