リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

親ってありがたいですね・・・

2007-06-06 22:45:13 | Weblog
ブログを始めてから、写真をよくとるようになりました。
デジタルになりましたから、「数で勝負」です。

私は、写真も好きですが、絵も好きです。
若い頃はよく、展覧会にも行きました。
最近は、忙しくてご無沙汰していますが・・・

私が絵が好きになったのは、幼稚園の時のそれはそれは楽しい時間があったからです。
お絵かきの先生とでもいうのでしょか。

黒板に七色(これは比喩です。それくらい多かったという思いです)のチョークで山や川、動物、樹、草・・・などなどそれこそ一面に物語が進んでいくのです。

黒板消しで消したところには、あらたな登場人物や景色が出来上がります。
今のように、カラーテレビ(デジタルハイビジョンでしょうか)もない時代ですから、七色のチョークで描かれた世界は、子ども心にその美しさ、楽しさに感動しました。

この男のお絵かきの先生が来る日(確か金曜日?)は、ほんとうに楽しみでした。
だから、朝、幼稚園の先生から、
「今日は、お絵かきの先生はお休みです」
と告げられると文字通り、でした。

その日は、一日中がっかりしていました。
今でも覚えている、楽しいそしてちょっと悲しい思い出です。

私はこのお絵かきの先生の描きながら、動いていく絵を通して、「心」を育てられたように思います。

黒板につぎつぎと描いてはあらわれる新しい世界。
楽しい世界。
そして、ちょっとこわい世界もあったように記憶しています。

その描くスピードは、ちょうど子どもの私が理解するスピードに合っていました。
少しずつ出来上がっていく線で、次に何ができるのか、何が登場するのか、そして何を言うのか、ほんとうにワクワクしながら集中して見ていました。

先生の描く絵は、私にとってはまさに「ここにある現実」だったのです。

しかし、先生の描く絵もやがて終わるときが来ます。
先生の描かれた絵は、先生が帰られてからもしばらく残されていましたが、やがて消されました。

さっき、「心」と書きましたが、私はこの先生から人生を思い描くことを教わったような気がします。

そうした、貴重な経験を与えてくれたのは、父と母です。
特に母は、決して豊かではない生活費のなかから、高い幼稚園の月謝を工面してくれました。
自分の歯の治療は二の次にして・・・

親ってありがたいですね。

豊かさは、決してデジタルハイビジョンがつくるのではありません。
親の温かい心と、お絵かきの先生のような子どもへの温かい思いがつくるのです。

デイジーさん、お子さんにお話をしてあげてください。
できればお絵かきをして・・・
お子さんは、きっと喜びます。
そしてきっと、自分で自分の人生を思い描くことができるようになると思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。