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我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

日本へ観光で訪れることを検討されている外国の方へ。 日本の2つのリスクをよく検討してください! 観光船と地震のリスク(2)

2022-06-01 05:00:42 | Weblog
コロナもwithコロナとなって海外旅行を検討されている外国の方がたくさんおられると思います。
 
特に日本での観光を希望されている海外の皆さんも多いかと思います。
 

 
しかし、私は日本へ観光で訪れる予定の海外の皆さんに是非お知らせしておきたいことが2つあります。
 
1つ目は、各地の海や湖を巡る観光船の安全が確保されていないことです。
 
2つ目は、大地震における都市や地方における避難場所が確保されていないことです。
 

 
 
前回、1つ目の観光船の安全についてお知らせしました。
 
今回は、2つ目の大地震における都市や地方における避難場所が、確保ができていないことについてお知らせします。
 
これから私が詳細を海外の皆さんにお知らせしますので、よく検討されて日本へ観光で来るかどうかよくお考えください。
 
 
東京都は、首都直下型地震による被害想定を5月25日に発表しました。
 
朝日新聞の5月26日の記事によると、被害は、冬の夕方で死者6148人、負傷者93435人、避難者約299万人、帰宅困難者約453万人、火災112232棟になる予想です。
 
あなたが仮に東京にこの時期観光で訪問していたとして、直下型地震に遭遇した場合、家屋の倒壊や火災等から生き残ることができたとしても、避難者299万人や帰宅困難者(ホテルへの帰還)453万人の中の一人となる可能性は極めて高いと言えます。
 
首都直下型地震ともなれば、3.11の東日本大震災のときの震度を大きく上回り、震度は、6から7になることが予想されます。
 
そうなると、ほとんどの交通が止まることが予想されます。
 
東日本大震災の時もほとんどの交通機関が止まり、徒歩で帰宅を余儀なくされた人たちがたくさんいました。
 
しかも、想定される首都直下型地震のほうが3.11の東日本大震災よりもより状況がより厳しいことが予想されます。
 
 
 
それは、首都圏を襲う大停電です。
 
3.11を経験した著者の体験では、あの日我が家は幸い停電しなかったため、私は友人2人を我が家に宿泊させることができました。
 
もしも、あの時停電していれば、暖房はおろか調理もできず、我々は布団にくるまってぶるぶる震えるしかなかったと考えています。
 
当然、テレビからの情報や、携帯電話を使った情報の入手、SNS等での連絡は出来なくなっていたに違いありません。
 
 
そうした状況で、運よく私の友人のように我が家に宿泊できればまだしも、学校の体育館等の公共施設で厳しい冬の寒さを電気のない状態で過ごす人々には、想像を絶する厳しさが予想されます。
 
電気がないため、暖房はない、家族や会社とも連絡が出来ない、テレビの情報を見ることも出来ません。
 
ないないずくしです。
 
冬の厳しい寒さと、連絡が出来なかったり、情報が取れなかったりする不安で体調を壊す人が続出するに違いないのです。
 
 
首都直下地震に遭った人が運よくホテルにたどり着くことが出来たとしても、大停電のためエレベーターが動かず、高層階の部屋には徒歩で階段を上るしかありません。
 
10階程度ならなんとかなるけれど、それ以上では彼らは階段を上る気すらなくなるでしょう。
 
彼らが仮に何とか部屋に帰ることが出来たとしても、停電で水道は止まり、暖房はなく、部屋は真っ暗、ベッドの毛布1枚程度では厳しい日本の冬の寒さをしのぐことは難しいでしょう。
 
ホテルの部屋は、暖房が効いていることを前提に、和布団のような厚い布団でなく、薄い布団や毛布でベッドメイキングされているからです。
 
彼らが仮に、衣服を着こんで寒さを何とかしのげても、食料や水を調達することはほぼ不可能でしょう。
 
エレベーターは動かないし、何より地震でまずコンビニ等の食品が真っ先になくなるからです。
 
 
仮に最高級のホテルで、非常用発電機が動きエレベーターが動いて、ホテルの宿泊者向けの非常食が備蓄されていたとしても、せいぜい2,3日しか食料はもたないでしょう。
 
 
彼らは、暗闇の中、寒さと飢餓のダブルパンチに打ちひしがれることになります。
 
 
さらに、震度6から7の激しい揺れで、首都圏の湾岸地域の火力発電所の多くの発電機が激しい揺れに対応出来ず、故障するので、復旧には早くても1か月はかかるでしょう。
 
(私は、3.11の時我が家が停電しなかったのは、震度が5強程度であったため、湾岸地域の火力発電所がなんとか激しい揺れに耐え、故障しなかったためと考えています。直下型地震では震度6から7に達しますので、火力発電所は、ごろごろ故障するでしょう)
 
旅行者が、1カ月もの間、電気なし、食事なし、暖房なし、水なし、風呂なし、布団なしで厳しい日本の寒さを耐えきることは出来ないでしょう。
 
 
避難場所(宿泊施設)の最も重要なインフラは、電気なのです。
 
それなくして、観光することは絵に描いた餅です。
 
 
ですから、観光で日本を訪れようと考えているが海外の皆さん、よくよく検討いただいて十分考えたうえでご決断ください。
 
私は、夏行くから大丈夫です。
 
いやいやそれは、考えが足りません。
 
 
夏に首都圏を直下型大地震が襲ったら、状況はもっとひどくなるかもしれません。
 
それは、酷暑です。
 
直下型大地震の被害にあわれた方が、厳しい外の暑さを避けようと屋内に避難しても、首都圏を襲う大停電のために、どこへ行っても冷房が効かないため、室内は猛烈な暑さとなり、熱中症になってしまうでしょう。
 
室内のほうが屋外より熱中症になりやすいのです。
 
そのうえ、食べ物は冷蔵庫が動かないために、みな腐ってあっという間に食べられなくなります。
 
食糧不足は、冬より深刻になるでしょう。
 
首都圏は、夏も極めて直下型地震のリスクが高いのです。
 
いや、夏のほうが事態は、より深刻かもしれません。
 
 
なので、比較的安全なのは、春と秋というところでしょうか?
 
 
しかし、安心は禁物です。
 
春先や晩秋のころもリスクがあります。
 
 
今年の春、電力逼迫(ひっぱく)警報が初めて出ました。
 
3.11の福島の原発事故で、東電や政府の原発の安全性の確保が出来ているという嘘(東電も国も電源車を数台津波の来ないところに置いて、電源喪失に陥らないようにするという最低限の方策さえ考えなかったため、東電と国は、原発神話の「嘘」を隠ぺいするため、公表されている巨大地震の可能性をないと強弁するほかない事態に追い込まれ、次々と裁判で敗訴しました。知床観光船の沈没事故と構図がまったく同じです)が発覚したため、事故以来多くの原発が休止している(27基中10基しか再稼働していない、つまり17基は休止しています=朝日新聞6月1日の記事による)ため、電力不足になっているのです。
 
太陽光発電の割合が増えているのですが、天候による発電量の変動が大きく、ちょっとした悪天候ですぐ電力不足になるのです。
 
つまり、首都直下型地震が起きなくても、慢性的に電力不足に日本はなっているのです。
 
なので、春や秋だから安心というわけにはいきません。
 
 
もし、春・秋の急な寒さによる急激な電力需要の伸びに、発電量が追いつかなければ、ブラックアウトになってしまうでしょう。
 
それこそ、海外の皆さんは、観光どころではなくなってしまいます。
 
 
ブラックアウトでも、いくつかの発電所は故障してしまいます。
 
そうなると、これまた復旧に時間がかかってしまいます。
 
旅行者は、ホテルでのエレベーターなしや暖房・冷房なしの不快な時間を過ごさざるを得なくなります。
 
 
一昨日のワールドビジネスサテライト(日本での有益な情報源となるTV番組)によりますと、今冬(来年の1月)には、200万kwhの電力が不足して何もしないと確実にブラックアウトしてしまうようです。
 
この発電量は、原発2基分とのことです。
 
 
電力不足の根本は、政府の産業政策(エネルギー政策)にあるのですが、この国は戦前から政府のやることは無策で計画性がなく、やり方がほとんど変わっていませんので、これだけ福島第一原発で過酷事故が起きても、いまだに政府は大手電力が原発で発電すれば大丈夫と考えています。
 
今や日本では、国民も企業も電力は自分でなんとかしなくてはいけない時代になっています。
 
具体的には、太陽光発電、家庭用の自家発電用燃料電池、家庭用の大容量リチウムイオン電池等より安全な蓄電池、家庭用太陽光発電による水素発生装置及び吸着剤による安全な水素保存(燃料電池用燃料)などです。
 
海外から日本へ観光に来ようと思われている方には、電力は自分でなんとかするという気持ちと準備をされて、日本へおいでいただくようお知らせいたします。
 
電力は、私たちの社会生活の、最も基本的なインフラなのですから。