リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

やっぱり、畳の香りっていいんだ! 学習にも効果がある!!

2008-02-10 20:22:38 | Weblog
昨年10月9日のブログで、「掃き出すことができるエコ・・・究極のエコ」というタイトルで、以下のように書いた。
少し長いが、一部を再掲する。



和箒のことを書いて思い出したことがある。

前にも書いたが、父の実家で一夏を過ごしたときのこと。
父の実家は農家。
田んぼと畑と鶏で生計を立てていた。

建物は、古い柱や梁が永年の「すす」で黒光りしていた。
屋根は茅葺き。
座敷は、廊下の中にある。

私が好きだったのは、何よりも「自然な香り」である。
わらの臭い、いろりの回りの板の間の木の香り、畳の香り・・・

もちろん、いい臭いだけではない。
くみ取り式のトイレでは、ほんとうに「自然な香り」もある(笑)
しかし、家の中にいるだけで不思議と安心する。

家の中はいつもきれい。
朝になれば、雨戸と障子を開け、家の中は全開状態。

そこを和箒で、さっと掃除。
もちろん、農家の朝は早いので、一仕事終わったあとの話。

早いのは「ちりとり」を使わないから。
掃除したゴミはどうするのかというと、全部廊下から外へ掃き出してしまう。
外は、土間へはいるための土の通路になっている。
そこへ、すべて掃き出してしまう。

ゴミはすべて畳などの天然素材。
そのため、いずれは土に還るのでまったく問題ない。

雨戸も木製、その下の雨戸が通る通路?も木製で幅が広く、底が浅いのでアルミサッシのようにレールの間にひっかかるということがない。



(全文は、以下のアドレスをコピーしてIE7なら、別タブを開いて
http://blog.goo.ne.jp/osirase_2006/s/%A4%A4%A4%ED%A4%EA
をアドレス欄にコピー&ペーストすれば、すぐ見られる)

ちょっと長いが、再掲したのは日本経済新聞の2月6日水曜日の42面の記事に注目したからだ。

記事のタイトルは子供の集中力 畳でアップ
北九州市立大学の森田洋準教授が、学習塾に畳敷きの特別教室をつくって、小学5年生と中学1年生に30分で何問計算問題ができたか、普通の教室と比べたとのこと。
結果は、畳教室では個人の伸び率の平均が14.4%に上昇したとのこと。
特に小学5年生では、24.3%で中学1年の12.4%の2倍だったとのこと。

森田準教授は、「低学年ほど集中力の持続効果が望める。学校や塾、子ども部屋に畳を導入することをお勧めしたい」と話しているとのこと。
同教授は、「イグサにはバニラに含まれるバニリンや、樹木と同じフィトンチッドなどの香り成分が含まれ、リラックス効果がある」としている。



我が家を見直してみると、和室は3部屋。
そのうち2部屋は東南に向かっている。
香りだけけでなく、今頃は日の光が入ればスリッパ不要で暖かい。
朝日を浴びながらの着替えも気持ちいい。

温かく、安心し、そして集中力もアップする。
和室であればこそ。

そういえば、昔の作家の多くが、旅館にこもって小説を書いていたのも、そうしたことと無縁ではないのだろう。