特別職のボーナス引き上げに反対しました。
人事院勧告に基づく給与改定のポイントは
給料表については民間の格差を埋めるとともに、世代間の給与配分の観点から若年層に重点を置き。初任給を1,500円、若年層も同程度引き上げる。その他は400円の引き上げが基本に改定する。ボーナスは職員、特別職共に0,10月引き上げ。
議案65号は人事院勧告に基づき職員の給料とボーナスを引き上げる議案です。
議案62、63、64号議案は特別職のボーナスを引き上げる議案です。
議席8番一條己
63号の丸森町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について反対の意見を持って討論いたします。
ボーナスを一般職に準じて0,1月あげて、年間3,20月にするということですが、いつも町長が言うとおり地域の経済はいまだに厳しい状況にあります。町は子供園やあぶくま荘の新築、東北放射光施設誘致など、大きな事業が控えています。
そんな中で、反対する理由のひとつ目として、先の3月定例会においても、同様の条例制定が提案され可決されました。商業者や農業者の意見は、「税や物価の上昇により生活は苦しくなってきている。何故、議員のボーナスをあげたのか」ということでした。今回も可決されれば町民感情と正反対の判断となります。
2つ目としてH27年4月の県南4市9町の議員報酬を見ると丸森町議員の報酬は市を除いた9町の中で柴田町に次いで2番目に高い金額となっています。ボーナスとトータルで考えても低いわけではなくあげる理由はありません。一般的に特別職の報酬等は調整の現状と課題、将来の予想と展望、広く町民の意見を聞いて決められるのが良いとされています。そもそも、職員の給与に引きずられて上げたり下げたりするものではないと思います。
3つ目として、一般質問ですが、私たちは町民の意見などを聞いて、それを堤言していますが、町長の答弁の中で、「この厳しい財政状況の中では限られた予算は行政ニーズが高く、かつ優先度の高い事業に投入すべきことは自明の理であります」と答弁されます。大きな災害の道路の補修や、道路交付金の大幅な減額もあります。そのような財政の時に引き上げる理由が見当たりません。
次に先ほど、賛成討論をされた方は議会が高齢化している。希望があるのに若い人が出てこないのは、報酬が少ないからと発言されまし私が議員になって思う一番の障害は選挙です。大きく立ちはだかる先輩方を乗り越えて議員になるのは大変です。若者の道を開くのであれば先輩方に後継者を育てて頂くほうが良いと思います。以上のような理由で議案63号の反対討論といたします。