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大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

オオルリ、キビタキ・・・ 2020.9.14

2020年09月14日 | Weblog
 ようやく猛暑の夏が過ぎて少し楽になった。
 鳥の方は秋の渡りのシーズンに。この土日はかなり多くの鳥で賑わったようだ。しかし今日月曜日は今一つで多くない。

 しかし大阪城公園での、秋の渡りのピークは10月。これからますます増加するだろう。
 
・キビタキ 4羽 ♂1飛騨の森、催し会場の柵の低いロープによくとまる。地面にもおりる。実に美しい♂成鳥の基本みたいな個体。上面が真黒で黄色が鮮やか。警戒色で目に付く。♀型は、市民の森、梅林南側。
・オオルリ ♂若1羽 梅林南側
・ヤブサメ 1羽 梅林南側上ウバメガシ
・コサメビタキ 1羽 飛騨の森

・カワセミ 1羽 東外堀
・ヤマガラ 2羽 飛騨の森
・メジロ 26羽の群れ 沖縄復帰の森でシジュウカラと混群
・その他 ゴイサギ、カワウ、アオサギ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ 

■■キビタキ(2018.10.5 梅林)
 9月4日の台風21号の被害は甚大だった。大阪城公園の景色が激変した。倒木を迂回し足元の木や枝を超えながら歩いていると自分がどこに居るのか分からなくなる。方向が分からなくなるほどの激変。
 大手前や本丸など観光客のよく通る辺りから徐々に整備が進められている。1か月以上経過した今も、太陽の広場東の森、市民の森、梅林、飛騨の森など立ち入り禁止のまま。
 一応立ち入り禁止のテープを張ってあるが、いつも散歩の人やカメラマンなど十数人が普通に入っている。だからと言う訳ではないが、私もいつものコースとして普通に観察。梅林内に倒木で通行できない場所は3か所。そこは迂回して回る。全域に下草が伸び放題で虫などが多いのだろう、ムシクイやキビタキが低い場所で見られる。
 キビタキの♀型を撮影。後ろの花を生かそうと構図を考えて撮影したが、露出の面でもう一息。キビタキをもう少し明るくしたいが、後ろの花がますます薄くなる。濃色の花だったらとちょっと惜しい。

イソシギとダイサギ 2020.9.11

2020年09月11日 | Weblog
 蒸し暑い。相変わらず汗でぼとぼと。
 チゴモズは去ってしまったので、久しぶりに園内を回って観察記録。あれだけ賑わっていた梅林南側上桜広場はさみしいほど静か。
 「カメラマンたちが夢の跡」 と言ったところか。

 帰り道30秒ほどの出合い。第二寝屋川でイソシギとダイサギ。突然現れ水面を上流へ飛ぶ。急いでカメラ設定を切り替え、イソシギを追いかけるようにしてファインダーに捕らえ、シャッターを押し続ける。

 確認してみるとファインダーに捕らえているが、オートフォーカスが水面にいっている。・・・んーこれは辛い。水面1メートルほどの高さを低く飛ぶので難しいか。

 こんな時、キャノンEOS R5なら鳥を認識して、水面に引っ張られずに鳥にピントを合わせ続けるのだろう。
 普段ならこのカメラでも十分対応できるが、厳しい条件になると差が出る。

 同時にダイサギも上流へ飛ぶ。後から思うとダイサギにしておけばピントが合っていたと思う。でもイソシギが撮りたいと瞬時にそう思ったのだろう。

 大将から昨日も聞いたコムクドリ。今日も愛の森で50羽ほどのムクドリの中に♂1羽と。飛び回るし探すのが大変だ。

 コサメビタキ 3羽 太陽の広場東の森、飛騨の森、豊国神社

 エゾムシクイ 2羽 みどりのリズム、梅林

 キビタキ 5羽 豊国神社裏、飛騨の森

 サンショウクイ 1羽 愛の森

 オオルリ 1羽♀ 愛の森

 コサギ 1羽 東外堀

 カワウ 2羽 第二寝屋川

 ヤマガラ 1羽 飛騨の森

 その他 シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 帰宅途中、調査範囲から上流へ200メートルほどの、第二寝屋川の対岸に鳥が群れている。いつもはコサギ、カルガモ、カワウなどが休んでいる場所。

 リュックから双眼鏡を出して確認すると、コサギ8、ダイサギ2、イソシギ2、カルガモ2、カワウ6が対岸に上がって休んでいる。
 最近何度か見られたが、こんな所にダイサギ。大阪城公園側にも休む場所があれば・・・と。ちょっと残念。

イソシギ(2007.4/17 東外堀)
 南外堀の水際の石垣でイソシギを見つける。1999年9月7日以来8年ぶりの出合いだ。
 対岸からの観察で小さくしか見えないが、しばらく観察を続けていると、採餌しながら20メートルほどの間を行ったり来たりして何かを採餌している様子。
 やがて飛び立つと東の方向に見えなくなる。ひょっとしたらと東外堀を探すと、同じように採餌しながら歩くイソシギを再び見つける。
 距離は非常に遠い。双眼鏡で見るのがせいぜい。大阪城公園ではかなり珍しい種のため、ぜひ写真を残したい。
 最近持ち歩いているキャノンEOS30Dに100-400ミリレンズで手持ち撮影。
 どこに写っているのか探さないと分からないほど、小さくしか写っていないが、プリント時にかなりトリミングをしてようやくここまで。かろうじてイソシギと判断できる。
各地では普通に見られる種だが、大阪城公園では☆5つ。不十分だが、とりあえず記録が残せた。

チゴモズ 旅立ったか ( ;∀;) 2020.9.10

2020年09月10日 | Weblog
 天気予報は曇り雨とか不安定。しかしチゴモズの状況を観察のため傘を用意して出かける。やはり途中で雨が降ってくる。

 この雨はすぐに上がった。しかし降ったり止んだり今日はこんな状態だろう。梅林南側上桜広場に着くと30人ほどのカメラマンたち。
 早速聞いてみると、今日はまだ出ていないが昨日は出たとのこと。

 昨日、最初は7時56分に出たと。今日も期待が持てる。そんな思いで待つ。しかし一向に気配なし。時間が過ぎる、10時、11時、12時。雨が降ってくる。

 ダメか!・・・断腸の思いで帰る用意をする。大阪城公園に小雨が降り続く。私の心にも雨が降る。
 昨日が終認だったのか。別れのあいさつもできずに、思い出になってしまったのか。
 初認は出会いのあいさつができるが、終認の別れはにはない。いつも後から知るだけ。

 「初認は出会い 終認は思い出」

 このチゴモズは、9月5日(土)が初認。9月9日(水)が終認。大阪城公園で5日間過ごした。今ごろどんな空を飛んでいるのだろう。
 ありがとうチゴモズ。さようならチゴモズ。

 今日も他は回っていないので、頂いた情報。
・キビタキ♂♀型が梅林と飛騨の森
・コサメビタキ梅林
・サンコウチョウ梅林と飛騨の森
・チョウゲンボウ空堀
・コムクドリ♂♀飛騨の森

チゴモズ 4日目! 2020.9.8

2020年09月08日 | Weblog
 今日も暑い日だが、少し風があるので助かる。朝一番に、今日もチゴモズが居るという、ありがたい連絡をいただく。

 いつまで滞在するか記録のために出掛ける用意をしていた。現れるのが遅いので、ゆっくりでいいとも考えていた。
 ところが今朝は8時から出ているとのこと。梅林南側上桜広場に着くと既に50人程度のカメラマン。懐かしい人たちにも声を掛けられた。

 着いて10分もしないうちに前の見やすい枝に現れる。非常に幸運。撮影成功。ありがたい。チゴモズ可愛い奴だ。
 早めに現場を後にしたが、すでに80人を超えるカメラマン。チゴモズがこのまま土日まで滞在すると相当な人出になりそう。ここなら一般の人に迷惑はかからないだろう。

 チゴモズの名前の由来。[鳥の名前 2003年 東京書籍株式会社 大橋弘一] 
 雌の身体に縞模様があることから 「しまもず」 「とらもず」 の名で知られていた。「ちごもず」の名は江戸時代後期から。チゴ(稚児)はヒメ(姫)と同様に小型を意味する語。

 今朝も梅林南側上桜広場だけで、他は回っていない。いただいた情報では、キビタキ♂、サンコウチョウ、コサメビタキ、ヤマガラ、など、他にキジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 ツバメのねぐら入りを見に行ったことがあるだろうか。野鳥に興味のない方も一見の価値はある。
 明日、大阪府豊中市の池のツバメねぐら入りが放映される。実際に見に行きたくなるかも。
■  TV 大阪
■ 9月9日(水曜日)夕方4時59分~
■ やさしいニュース 
■ 「ツバメに学ぼう」~生きぬく姿~ 

 今日キャノンEOS R5とRF100-500でチゴモズを撮影している人。見せてもらった。いいなー! 正直言って、久々に欲しいカメラだ。実物を見るとますます欲しくなる。頭の片隅から離れない。

チゴモズ (^^♪ 2020.9.7

2020年09月07日 | Weblog
 土曜日にチゴモズが出た。連絡はいただいたが行けなかった。日曜日にも出たと聞いたが、用があって行けなかった。
 
 月曜日まで居てくれ!祈る思いでいた。
 今朝はまっすぐに梅林南側上桜広場へ。既に40~50人のカメラマンが。知人に
 「出てるか?」
 「だめや、朝から一度も出てない」

 ダメかと半分気持ちが折れる。2日間もいたが3日目は無理だろうなと、頭の隅にあった嫌な思いがふくらむ。
 皆も同じような思いだろう。昨日は10時30分ごろに出たらしいとか、11時30分ごろに出るらしいとか希望を消さないよう会話が各所で。

 やがて誰かが10時30分と独り言のように。私もスマホを出してそっと時間を見る。時間がどんどん過ぎる。出てくる気配は一切なし。
 サンコウチョウやムシクイやキビタキなども見られない。少し風があるのがありがたい。

 11時を過ぎるころには諦めて帰る人が増えてくる。小雨がぱらぱらと降りだす。
 残念だけれど・・・帰ろうか。でも後10分待ってみよう・・・。あと5分待って帰ろう。心残りで決断できない。残っている人は20人くらい。

 その時、あっ動いたと。皆が駆け寄る。茂った枝葉の中何かが動いたが。分からない。必死で見る。探す。探す。隙間から一瞬見えた!がそのまま分からず十数分。

 皆が必死に探す。やがて、見えると! 駆け寄ると木々の隙間からチゴモズが♪♪ 空振りにならなかった。よかった!との思いが全身を巡る。

 誰かが、今年の大阪城公園10大ニュースにトップになるかなぁと。確かにチゴモズは候補のひとつであるのは間違いない。
 大阪城公園では2004年3月28日に、元射撃場横のヒマラヤスギの頂で♂1羽が観察されているので2回目となるが大変珍しい記録だ。

 大阪城公園で少ないだけでなく、環境省のレッドデーターブック2014では
 絶滅危惧1A類(CR)となっている。「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」 ということ。

 今日は梅林南側上桜広場だけで、他は回っていない。いただいた情報で、サンコウチョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオサギ、チョウゲンボウなど。

 チゴモズはいつまで滞在してくれるだろうか。少なくとももうしばらく皆を楽しませてほしい。今朝も最初に出たのは11時半を超えたころ。これからもそんなに遅いのか。

 今このブログを書きながら結構リラックスしている。そうチゴモズに合えたから。もしもそうでなかったら、悔しさや、やせ我慢や、嫉妬心とかあったかも知れない。
 ありがとうチゴモズ。今夜も晩酌がうまそう。

太陽がいっぱい。サンコウチョウがいっぱい。2020.9.5

2020年09月05日 | Weblog
 暑い今日も暑い。非常に強い勢力の台風10号が沖縄方面に。被害が少なく通過するように祈っている。ニュースでは瞬間最大風速が80メートルを超えるらしい。

 2018年に大阪を襲った台風21号は猛烈な風だったが、それを超えるとは想像を絶する。
 当時、翌朝大将から連絡を受け 「大阪城公園の風景が変わっている」 「太陽の広場東の森から天守閣が見えない」

 大阪城公園に着くと確かに、風景が変わっていた。その通りだった。ただただ驚愕。たしかあの風が50メートルくらいだと記憶している。今回の10号はそれ以上だと!

 当時梅林を歩くと、下草の中からムシクイが次々飛び出した。いつも下から腹を見上げるムシクイが地面に下りたり、柵にとまったりして上から見られるのは驚きの経験だった。

 何故か? 高い枝葉がすべて飛び散った。枝が折れた。などで餌の虫が居なくなって、下草に下りて来たのではないだろうか。

 今日はサンコウチョウが多い。太陽の広場東の森、市民の森、沖縄復帰の森ーピースおおさか、豊国神社裏ー豊国神社東、西の丸庭園で計8羽。

 キビタキはすべて♀型で5羽 太陽の広場東の森、市民の森、沖縄復帰の森、豊国神社裏、愛の森。

 コサメビタキ 3羽 豊国神社裏、市民の森、飛騨の森

 ヤブサメ 2羽 音楽堂西側上、愛の森

 オオルリ ♀ 市民の森

 センダイムシクイ 6羽 沖縄復帰の森、豊国神社裏、市民の森

 コルリ 1羽 飛騨の森

 エゾムシクイ 3羽 梅林南側、音楽堂西側上

 ハクセキレイ 1羽 もみじ園

 エナガ 9羽 飛騨の森、沖縄復帰の森、市民の森ほか

 ヤマガラ 8羽 飛騨の森、愛の森、豊国神社裏、市民の森、太陽の広場東の森

 その他 メジロ、シジュウカラ、コゲラ、カワウ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■メボソムシクイ(2018.10.20 梅林)(2018.10.24 梅林)
 梅林も台風21号の大きな被害を受けている。ただし優先度が低いのか、大手前などに比べ梅林の復旧工事はまったく手付かずのままで進んでいない。
 梅林の入口に立ち入り禁止のロープが張られているだけ。それでも散歩の人などはロープを潜って入っている。私もその一人。
 梅の木はほとんど倒れていない。背がそれほど高くないことがよかったのかも知れない。あるいは根が強く張っているのか。
 倒れているのは梅でなくすべて他の樹木で、所によれば通路に倒れ込んで通行の邪魔している。避けても通れない場所がいくつかあるので、その道を迂回して進まないといけない。
 下草が刈られていない梅林は40~50センチメートルの低い草が伸び放題ですべて覆われている。通路を進むと、その草の中からメボソムシクイが次々と飛び出してくる。これだけメボソムシクイ多いのは初めてのこと。一日最多は10/17の21羽でこれはこれまでの最多記録となった。
 飛び出すといっきに飛んで行かないで、横の柵や梅の下枝などにとまる。大変観察も撮影もしやすい。時には大きな青虫状の餌をくわえていることもある。通路の地面に降りていることもあった。これらの行動も過去に観察した記憶がない出来事だった。なぜメボソムシクイがこれほど多くなったのか、いくつかの推定はできるが事実はどうなのだろう。
 ただ撮影もできて、大いに楽しませてもらったことははっきりしている。