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大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

チゴモズ (^^♪ 2020.9.7

2020年09月07日 | Weblog
 土曜日にチゴモズが出た。連絡はいただいたが行けなかった。日曜日にも出たと聞いたが、用があって行けなかった。
 
 月曜日まで居てくれ!祈る思いでいた。
 今朝はまっすぐに梅林南側上桜広場へ。既に40~50人のカメラマンが。知人に
 「出てるか?」
 「だめや、朝から一度も出てない」

 ダメかと半分気持ちが折れる。2日間もいたが3日目は無理だろうなと、頭の隅にあった嫌な思いがふくらむ。
 皆も同じような思いだろう。昨日は10時30分ごろに出たらしいとか、11時30分ごろに出るらしいとか希望を消さないよう会話が各所で。

 やがて誰かが10時30分と独り言のように。私もスマホを出してそっと時間を見る。時間がどんどん過ぎる。出てくる気配は一切なし。
 サンコウチョウやムシクイやキビタキなども見られない。少し風があるのがありがたい。

 11時を過ぎるころには諦めて帰る人が増えてくる。小雨がぱらぱらと降りだす。
 残念だけれど・・・帰ろうか。でも後10分待ってみよう・・・。あと5分待って帰ろう。心残りで決断できない。残っている人は20人くらい。

 その時、あっ動いたと。皆が駆け寄る。茂った枝葉の中何かが動いたが。分からない。必死で見る。探す。探す。隙間から一瞬見えた!がそのまま分からず十数分。

 皆が必死に探す。やがて、見えると! 駆け寄ると木々の隙間からチゴモズが♪♪ 空振りにならなかった。よかった!との思いが全身を巡る。

 誰かが、今年の大阪城公園10大ニュースにトップになるかなぁと。確かにチゴモズは候補のひとつであるのは間違いない。
 大阪城公園では2004年3月28日に、元射撃場横のヒマラヤスギの頂で♂1羽が観察されているので2回目となるが大変珍しい記録だ。

 大阪城公園で少ないだけでなく、環境省のレッドデーターブック2014では
 絶滅危惧1A類(CR)となっている。「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」 ということ。

 今日は梅林南側上桜広場だけで、他は回っていない。いただいた情報で、サンコウチョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオサギ、チョウゲンボウなど。

 チゴモズはいつまで滞在してくれるだろうか。少なくとももうしばらく皆を楽しませてほしい。今朝も最初に出たのは11時半を超えたころ。これからもそんなに遅いのか。

 今このブログを書きながら結構リラックスしている。そうチゴモズに合えたから。もしもそうでなかったら、悔しさや、やせ我慢や、嫉妬心とかあったかも知れない。
 ありがとうチゴモズ。今夜も晩酌がうまそう。